こんにちは!国際NGO ViVIDの吉沢です。今回は、「アシィエのシングルマザーが支援事業に対してどのように感じているか」を現地プロジェクトマネージャーであるエリケム(Elikem)にインタビューした内容をご紹介させていただきます。実は、エリケム(Elikem)自身もシングルマザーであることから、シングルマザーが直面する問題をよく理解しています。例えば、多くのシングルマザーが子供の学費や給食費の支払いに苦労しています。シングルマザー支援プロジェクトを現地プロジェクトマネージャとして積極的に取り組むエリケム(Elikem)は、「ViVIDのシングルマザー支援事業は、非常に重要なプロジェクトであると考えています。プロジェクトが成功すれば、社会的そして精神的に苦しんでいる多くのシングルマザーを貧困から救うことができると考えています。シングルマザーの貧困が緩和することで、子供たちに教育を受けさせることが可能なのです。1人でも多くの子供に教育を受けることが可能な環境が整えば、幼い子供たちが犯罪に手を染める確率も軽減できます。そして、教育を受けた子供たちの成長がガーナ全体の発展に繋がります。」と考えています。目先の支援で得られる課題解決だけではなく、ガーナ全体の国の発展のためにも、我々ViVIDメンバーはシングルマザー支援事業に積極的に取り組んでいます。支援事業を通して、1人でも多くのシングルマザーを、そして1人でも多くの子供に大きな可能性を提供できればと信じて活動に取り組んでいます。
こんにちは!国際NGO ViVIDの吉沢です。今回は、「アシィエのシングルマザーはどのような人(どのような環境)?」かということをご紹介させていただきます。シングルマザーの増加は近年世界中で大きな社会問題となっています。日本では教育費や就業支援など日本政府による総合的支援が広がっていますが、一方ガーナ共和国をはじめとするアフリカ諸国のほとんどで、政府からの脆弱なシングルマザー支援が十分でないため、片親世帯はパートナー不在による社会的経済的不利な立場に立たされている現実があります。そして、我々ViVIDがシングルマザー支援事業を展開しているアシィエでも同様の状況です。子供を1人で養育していく責任感により、友人との接触・自発的社会組織への参加が少なくなり、社会から孤立していくケースは多々発生しています。またパートナー不在による社会的経済的不利な立場は、彼女たちに精神的に大きな負担となっています。ただ事業に参加してくれているアシィエのシングルマザーは30代から60代と年齢も様々で、陽気で明るい人が多く、ViVIDが展開する事業にとても関心を持ってくれています。特に事業の内容の一つである「職業訓練プログラム」に対するニーズは高く、「シングルマザーである状況の改善策としてスキルの習得」を挙げている参加者が多くみられました。社会的に不利な立場であっても、精神的な負担を抱えていても、現状を改善するために前向きに取り組み彼女たちの強さに負けないよう、我々ViVIDメンバーもシングルマザー支援事業に全力で取り組んでいます。
こんにちは!国際NGOViVIDの祢津です。2021年5月〜8月の約3か月間、事業実施地のシングルマザー20名を対象にアンケート調査を実施しました。このアンケート調査の目的は、アシィエ地区のシングルマザーの現状を明らかにし、今後の事業の方向性を明確にしていくということでした。そのため、名前や年齢といった基本的な項目から、子育てやパートナー、精神・経済の面で抱えている不安などの項目まで調査しました。調査の結果、シングルマザーたちのニーズや教育問題、早期妊娠の問題など我々の想像以上に大きな問題を抱えているのだということを知ることができました。当支援事業では適宜アンケート調査やインタビューを実施し、シングルマザーの声に耳を傾けながら事業を実施していきます。
こんにちは!国際NGO ViVIDの吉沢です。今回は、「シングルマザー支援事業で目指すSDGs」についてご紹介します。我々が取り組むシングルマザー支援事業も「持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals) 」に則り、「よりよい世界を目指し」積極的に国際開発に取り組んでいます。まさに我々ViVIDが掲げる「ViVIDの5色」の「哲学」の「緑の哲学」:持続可能性」です。「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals) 」は17のゴール・169のターゲットで構成されています。その中でも弊団体がこのシングルマザー支援事業でも目指す目標は、「SDGs17:パートナーシップで目標を達成しよう」となります。具体的にどのような活動を実施するかについてですが、①SDGs17.16 持続可能な開発のためのグローバル・パートナーシップのマルチステークホルダー・パートナーシップによる補完を促進し、それによるナレッジ、専門知識、技術、及び資金源の動員・共有を通じて、すべての国々、特に開発途上国の持続可能な開発目標を達成を支援する。②SDGs17.17 さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略を基にした、効果的な公的、官民、市民社会のパートナーシップを奨励・推進する。まさに、我々ViVIDに所属する仲間は「住んでいる国・地域も異なる中で、一人一人が備えている様々な専門知識(スキル)を掛け合わせ、協同し、課題解決へと取り組んでいます。現在、弊団体が活動しているガーナ共和国では、シングルマザーの抱える精神的・経済的課題のサポートに取り組んでいます。希望するシングルマザーに対して、ソーシャルワーカー又は牧師による面談による精神面のサポートを実施しました。また支援活動がシングルマザーにとって一時的な支援で終わらせないように、またシングルマザー自身が自立して生活できるよう「職業訓練(パン製造・布ナプキン制作)」を実施予定です。「職業訓練」を通して、シングルマザーの就業の機会の提供や安定した収入が確保できることを目指しています。また、自身の持っている才能を見つけ、今後活かしていくことができるということに気づいてもらえたらと願っています。現地の支援事業に参加しているシングルマザーからも「職業訓練」への期待は高く、関わる我々ViVIDメンバーもシングルマザーが自ら自立していく・変化していく姿に日々刺激を受けています。〈参照資料〉外務省 JAPAN SDGs Action Platformhttps://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/statistics/goal17.html
こんにちは!国際NGO ViVIDです。シングルマザー支援事業では、1/15に第4回定期ミーティングが開催されました!ついに4月からの職業訓練に向けて、講師が招かれました。講師らが自身の経験を語ってくれたり、実際に職業訓練に向け、職業の体験をしたりと、実の詰まった時間となりました!パン製造部門では、レンガを用いた石窯造りを開始しました!材料不足により、完成は次回の2/12に持ち越されました。次回は完成後に、ピザを焼いてみる予定です!ファッション部門では、先月Miss Intercontinental Ghanaのコンテストで3位に入賞した、ファッションデザイナーのAkosuaが講師を務めてくれました。参加者たちは、Akosuaの指導のもと、ミシンを使ってフレアギャザースカートを造りました!次回のミーティングは2/12に開催される予定です!現在は次回ミーティング、そして4月から始まる職業訓練に向けての準備を進めています!