Check our Terms and Privacy Policy.

アラを使った新商品で、福島から循環型の水産業を発信したい【企業 ひと 技】

福島県いわき市の鮮魚店「おのざき」の四代目、小野崎雄一です。持続的な循環型社会を目指し、鮮魚店から大量に生まれる「魚のアラ」を活用した新しい商品づくりのプロジェクトを始めました。商品化にあたり、皆さんからご支援をいただきたく、今回クラウドファンディングにチャレンジしました!

現在の支援総額

1,631,610

163%

目標金額は1,000,000円

支援者数

138

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/02/08に募集を開始し、 138人の支援により 1,631,610円の資金を集め、 2022/03/15に募集を終了しました

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

アラを使った新商品で、福島から循環型の水産業を発信したい【企業 ひと 技】

現在の支援総額

1,631,610

163%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数138

このプロジェクトは、2022/02/08に募集を開始し、 138人の支援により 1,631,610円の資金を集め、 2022/03/15に募集を終了しました

福島県いわき市の鮮魚店「おのざき」の四代目、小野崎雄一です。持続的な循環型社会を目指し、鮮魚店から大量に生まれる「魚のアラ」を活用した新しい商品づくりのプロジェクトを始めました。商品化にあたり、皆さんからご支援をいただきたく、今回クラウドファンディングにチャレンジしました!

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

thumbnail

みなさんこんにちは!

魚のアラを使った商品開発を進める中で、

・魚の油分が多すぎる
・旨味を最大限に引き出すことができない

の課題に直面しておりました。

そこで私たちは、専門家に意見を仰ぐために、福島県いわき市出身の大先輩で
東京農業大学名誉教授である小泉武夫先生(https://koizumipress.com/)と、
発酵文化推進機構の水野喜法理事(https://hakkou-bunka.jp/)を訪問しました。

今回の訪問は、
福島県いわき市の食文化創造を担う人材を育成する事業に取り組む福島県最大の新聞社・福島民報(https://www.minpo.jp/)の鞍田炎取締役に紹介いただき、実現にこぎつけました。


様々なご実績や経験をお持ちのお二人の専門家から、以下のアドバイスをいただきました。

■前提として魚のアラの加工において、鮮度と油はどこの企業でもぶつかる難易度の高い課題
■大量のアラを使った大きなプロジェクトにしたいのか、R&D的な商品開発で小さいプロジェクトで進めるのかで方向性が異なる

  ●大きくやる場合:地元の企業を巻き込んだ安定した資源確保・設備投資が必要になる
  ●小さくやる場合:
    ・人向け商品
     └衛生上のハードルが高い
     └粗の鮮度が重要
     └旨味を落とさずに、油分を落とすのに有効なのは発酵技術
     └販売するターゲットを絞って本気で研究開発することが必要
     └アラの前処理が重要(魚種の選別、部位の仕分け、部位同士の汚染回避など)
     └商品によっては製造にかなりの研究・設備投資が必要でハードルが高い

    ・ペット飼料の場合
     └ハードルは人より低い(食品衛生法上も)
     └製造過程で出る生臭さなどは許容される
     └乾燥→粉体化のプロセスが主流 

つまりは、魚のアラを活用した人向け商品の開発は、たくさんの障壁があるということです。
最初に直面した「魚の油」「魚の旨味」を軸にした相談ではありましたが、別の課題も浮き彫りになった形です。

更なる課題に直面し、ややしょんぼりとした空気になる我々に対して、小泉武夫先生から”メディカル分野へのチャレンジ”のご提案をいただきました。魚から出るEPAやDHAが含まれた良質な油をサプリメントなどにして販売する新規事業です。我々おのざきから排出されるアラの月間排出量や、マーケットの需要などを考慮すると、メディカル分野への参入がベストだろうということです。 

まとめると、我々の選択肢は以下です。

選択肢A: 多々ある課題を乗り越え、魚のアラを活用した新商品開発に挑み続ける
選択肢B: 食用の商品開発は断念し、メディカルにチャレンジする
選択肢C: 魚のアラを活用した新商品開発に挑みつつ、別軸でメディカル分野への挑戦

小野崎・神谷・石川の3人で夜遅くまで今後の方向性を議論し、答えを出しました。



続く....

シェアしてプロジェクトをもっと応援!