プロジェクトの進捗報告大変お世話になっております。今年も残すところ2週間となりましたが、ご支援者の皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?クラウドファンディング「海のシンバル書籍化プロジェクト」の久々原仁介です。先日の東京文学フリマでは、たくさんのご支援者の皆様が「リアス式海岸」のブースまで足を運んで頂き誠にありがとうございます。常に人の流れが激しく、一人一人にきちんとしたご挨拶ができたのか、不安が残っております。この場を借りて改めて深く御礼を申し上げます。実はイベントに行くのはいつも緊張します。もともと人前に出るという行為に強い抵抗感があり、咄嗟に言葉が詰まったり、声がでなくなったりすることがあるため、せっかくご挨拶頂いた皆様に不快な思いをさせてないかといつも不安になります。それでも、たくさんの応援のお言葉を頂き、そのお心遣いに勇気をもらっております。本日は以下の点について報告をさせて頂ければと思います。プロジェクト合計金額と進捗報告海のシンバル書籍化にあたっての加筆修正についてプロジェクト合計と進捗報告合計金額→1,601,000円 引き続き、定職の給与とイベントの売上を加算しつつ、資金調達に励んでおります。10万円ずつでの更新を区切りつつ、こまめに活動記録を更新していこうと思います。2023年の終わるタイミングで目標金額まで残り100万円を切ることができ嬉しく思います。 イベントでは短編集「夜心」「青色の指をみている」が大変人気で、ご準備したコピー本は即完売してしまう状態でしたので、きちんと製本した形で、通信販売・イベントで販売したいと思います。 ただ私自身が表紙デザインなどの知識が皆無なため、表紙データ作成を依頼できる方を探さねばと思っております……パソコン、難しい、ですね……。海のシンバル書籍化にあたっての加筆修正について 現在、海のシンバルを書籍化にあたって企業側と相談を行いながら加筆修正を重ねております。 本来、海のシンバルは全章を通しても5万文字程度の作品ではあったのですが、現在は加筆したことで倍近くになっており、ここからまた修正が入って増減はするものの、皆様にお届けする際はより読み応えがあるものとなっていると思います。 そして今は、自分が感じた「書店に並ぶ」ことの難しさ日々感じております。それは、非当事者が書くという恐ろしさそのものであり、当事者の方も目に触れる可能性が十分にありえる「書店」という場に海のシンバルを置くという意味、そして表現、それらを吟味しながら修正に携わっております。……今はまだ言葉が定まっておらずに申し訳ございません。次回の活動記録でここについては詳しく書ければと思います。〇終わりに 年の終わりにこんなことを書くのは縁起が良くないのかもしれませんが、僕の人生は20歳以降は続いていないものだと思っていました。それは決して劇的なものではなく、満開の桜も雨に濡れて排水口に流れ落ちていくような、とても自然で破滅的な考えが僕の心には根付いていました。しかし僕は、成人して7年が経った今もこうして、文字を打っている。 それはきっと、僕にはやらねばならないことが残っているからだと思います。この物語を通して、多くの人に「忘れないでください」と庶幾うことが、僕に課せられた唯一の役割です。 お届けすることが遅くなってしまうことを重ねてお詫び申し上げます。 ですがこの歩みを止めることだけはしないことが、ご支援に報いることができる唯一の方法だと思います。僕は、そういう部品となって書いて参ります。 来年も、一人でも多くの方が、文字や言葉を紡げる時間を過ごせることを願っております。
お世話になっております。 クラウドファンディング「海のシンバル書籍化プロジェクト」の久々原仁介です。 先日の文学フリマ大阪ではわざわざ当ブースのリアス式海岸にお越しくださいまして、誠にありがとうございます。クラウドファンディング支援頂いた皆様を含めた普段からお世話になっている方々にもご挨拶ができたことが何より嬉しく思います。本日は以下についてご報告いたします。①前回の活動記録表の誤記載についての訂正とお詫び②プロジェクト合計金額と進捗報告③東京文学フリマの参加④終わりに①前回の活動記録表の誤記載についての訂正とお詫び 前回の活動記録を掲載したところご質問とご指摘がありましたので、今回の活動記録で改めて訂正させて頂ければと存じます。◎目標金額×210万円→〇260万円 前回の活動記録では210万円が到達目標となっておりますが、210万円はクラウドファンディングの到達目標であり、実際の目標金額については260万円となっております。誤解を招くような表現となっておりましたこと、誠に申し訳ございません。◎自己負担金額につきまして 前回の活動記録で現在の金額が1402000円と記載させて頂きましたが、こちらの金額はクラウドファンディング手数料の他、準備費用、輸送費、製作費、広告費用などを差し引き 、そこにわたしの積み立てておりました自己負担額を上乗せした金額となっております。 せっかくご支援を頂きましたにもかかわらず諸々の言葉足らずによりご不安な思いをさせてしまいましたこと、重ねてお詫び申し上げます。 金銭面のみにならず、私自身がプロジェクト全体を管理しているからこそ、より一層の注意を払いながら今後も取り組んでいくことの必要性を感じました。金額の大小に関わらず、皆様の信頼関係において預けて頂いた数字だという自覚を持ち、プロジェクトに向き合って参ります。ご質問・ご指摘頂きましたご支援者様、誠にありがとうございました。これからも何卒宜しくお願い申し上げます。 ②プロジェクト合計金額 合計金額→1,512,000円 引き続き、定職の給与とイベントでの売上を主軸としながら資金調達に励んでおります。クラウドファンディング終了後もページを閲覧する方や・リターン品の海のシンバル書籍をほしいとの声も大変励みとなっております。 出版社である企業様との兼ね合いもございますが、一人でも多くの方に届けられるように協議して参りますので何卒よろしくお願い申し上げます。 ③東京文学フリマの参加文学フリマ東京参加いたします!!!!!海のシンバル・Fのキャンバスのほか、会場限定短編小説「夜心」「青色の指を見ている」も限定30部で持っていく予定ですので何卒よろしくお願い申し上げます!\東京文学フリマ お品書き/ ◤ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ サークル:リアス式海岸 L-18__________◢ 11/11(土)12:00〜開催 入場無料 東京流通センター第一展示場 ~作品情報~ 「海のシンバル」 https://ncode.syosetu.com/n3778gt/ 「Fのキャンバス」 https://ncode.syosetu.com/n7605gv/④終わりに この度は誤記載などもあり、ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございません。 企業とのやり取りも増えてきた今だからこそ、改めてプロジェクトの管理についても考え直すことのできる機会となりました。 私自身も初めての出版プロジェクト・クラウドファンディングで未だ戸惑うことが多くありますが、自分が始めた物語だからこそしっかりと責任と向き合っていきたいと思います。 今後も誠心誠意取り組んで参りますので何卒よろしくお願い申し上げます。
大変お世話になっております。 クラウドファンディング「海のシンバル書籍化プロジェクト」の久々原仁介です。 まずはクラファン公式ページの更新が滞ってしまいましたこと改めて深くお詫び申し上げます。就職や身内の不幸ごとが続きまして、しばらく筆を執れない日々が続きました。私自身の不誠実な対応に恥いるばかりでございます。 こうして自身が創作に打ち込めておりますのも皆様の支えあってこそだと思っております。小説などの創作だけでなく、プロジェクトの準備に関してもこまめにご報告したいと思います。本日は以下についてご報告いたします。①プロジェクト合計金額②今後のプロジェクト方針③イベントや近況報告④終わりに①プロジェクト合計金額 合計金額→1,402,000円 皆様への返礼品送付を完了し(ご不備などはなかったでしょうか…?忘れっぽいのとポンコツな性質なので不備があれば何なりとお申し付けください…)ある程度までまとまった資金となりましたが、目標金額の210万円までは道のりはまだ長そうです。 現在は「定職の給与」「同人イベント」の2つを資金源としながら引き続き金策を続けて参ります。 なるべく節制に努めておりますが、物価高となっているこのご時世でございます。自身の社会的な労働によって資金確保が難しい場合は私が保有している家財などを含めて切り売りすることも視野に入れ、今後も地道に励んで参ります。②今後のプロジェクト方針 引き続きではございますが、商業・自費の両方においてより良い出版の形はないか模索していく所存でございます。 資金面においてですが、そちらにおいても現段階ではもっとできることはないだろうかと、方法を探しております。 せっかく専用のページを作っているのだから定期的に短期間のクラウドファンディングをすればいいのでは?という意見も頂きましたが、やはりそれは東日本大震災という多くの命が関わった出来事に対して、ひどく不誠実なものに思えており、現在は考えてはいない状態です。 もちろん多くの方に支えて頂き、自分がここに立っているのは承知の上で申し上げているのですから、「どの口がいうか」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。ですから、これは僕の我儘に近いのかもしれませんが、やはりすべてを支えて頂くわけにはいかないとも考えております。これは自身が始めた物語であり、その責任はやはり僕にあります。僕が抱えるべき、賄うべきことで意味が生まれるのではないか、そんなことも考えています。 しかしながら、ただいまの海のシンバルについてはSNSで全文は掲載していない状態となっており、販売はイベント配付のみとなっています。「早く続きが読みたいので、ネット通販でいいから売ってほしい」という声も日に日に増しており、そちらの準備も進めるべきなのではないかと考えております。 ですので、今後の方針としては以下の通りです・CAMPFIREにてコミュニティをつくり、公開する。・返礼品になっている同人版においてはSNSでの販売経路を模索する。もしもご意見などありましたら、泣いて喜びますのでお気軽にお声がけください。③イベント&近況報告・イベント9/10の大阪文フリに参加いたします。サークル名「リアス式海岸」 C -32「海のシンバル」の他、「Fのキャンバス」そして会場限定ペーパーである「夜心」を持っていきます。間に合えば限定の短編集をもう一冊持っていく予定です。会場でお待ちしています。・近況報告について 先日からお騒がせいたしました内定取消し騒動について沢山のご心配をおかけいたしましたことを改めてお詫び申し上げます。 弁護士をしっかりと立てて話し合い、相手が和解金を払ってもらい解決しました。かなり相手の企業は悪質な発言もあり、そのことで疲弊しておりましたが、今は新しい職場で毎日全力で働いています。 ただ自分を本当の子供のように育ててくれた方が亡くなり、そのことが今も心を重くさせます。僕は最後くらい見送ってあげたかったのですが、その方の遺言で「可哀想だから仁介くんには黙っておいてあげて」と言っていたそうで、僕が知ったのは葬式が終わって三日も経ったころでした。そのことを考えると今でも涙が出そうになります。 いけませんね。少し、疲れているのかもしれません。④終わりに 改めてではございますが、更新が遅くなりご不安な思いをさせてしまいましたこと重ねてお詫び申し上げます。 まだまだ続く「海のシンバル書籍化プロジェクト」ではございますが、どれだけ小さな一歩でも歩みを止めないことが僕なりの誠実さだと考えています。 未熟な物書きとして、これからも自身の生み出すものに向き合って参ります。今後とも宜しくお願い申し上げます。
大切な皆様へ 春の息吹も感じられる今日この頃、ご支援者の皆様はいかがお過ごしでしょうか。 大変お世話になっております。〈3.11を忘れない。震災の記憶をつなぐ小説『海のシンバル』を多くの人に届けたい〉のプロジェクトリーダーの久々原仁介です。 クラウドファンディングの返礼品も到着している頃合いなのではないかと思います。想定を超える多くの支援者への配送にお時間がかかったことで、皆様をお待たせしてしてしまい誠に申し訳ございません。そういったなかで「届いたよ!」「書いてくれてありがとう!」というたくさんの応援の言葉を頂きましたこと、本当に嬉しく思います。もしもお送りいたしました返礼品に不備がありました際は、ご連絡いただけましたら幸いです。 昨年のクラウドファンディングでは、ご支援者の皆様からたくさんの応援のお言葉を頂きました。初めてのクラファン、初めての交流。僕にとっては激動の3カ月が、もう半年間も前のことという事実に私自身も驚いております。 今日で、東日本大震災から12年が経ちました。 多くの記憶が呼び起こされる日に、僕もまたこれを綴っております。 思いやりや、優しい言葉だけでは、この気持ちを書き起こせないかもしれません。それは僕がいま、小説家としてではなく、ひとりの人間として机に向かっているからです。そんな僕を、どうか今日という時間だけはお許しいただけましたら幸いです。 この12年間は僕にとって、後ろ向きに歩いてきたような人生でした。3.11からずっと伸びる鎖を、首に巻いて歩いてきました。それは長く、重たい鎖でした。 テレビを眺めるだけの僕が、初めて子どもであることを知りました。家族を置いて被災地に行けない子どもであることを知りました。僕の命が、ひどく薄弱で、誰の助けにもなれないことを知りました。次の日には学校に行きました。一分間の黙禱で、まるですべてを忘れて普段通りの振る舞いを強いられるのが嫌でした。予定されていた番組やドラマが延期されることを愚痴るクラスメイトが嫌でした。そこには無責任な頑張れを言えない、僕だけがいました。 あの日、助からない命があって、助かった命があって。その境界線はグラデーションではなくて、はっきりと線引きされていて。どうして自分の命が助かった側にいるのかの意味を分からないまま生きてきました。 海のシンバルは、その意味を探し歩くなかで拾った多くの感情によってできた作品でした。 関わり続けたい、忘れてほしくないというエゴを包み隠さず書いた「海のシンバル」は、幸い多くの反響を得ました。この小説を読んだことによって、東日本大震災を考える一つのきっかけになってくれればという思いもありました。 しかし非被災者が書く3.11は、どれだけ綿密な取材を重ねて、多くの配慮を行ったとしても、冒涜的な一面をもったフィクションに過ぎません。 震災を利用していると言われることも、少なくありません。でもそうして僕を責める人を誰が咎めることができるでしょうか。 あの日、テレビの前で立ち尽くすだけだった僕が今さらのように書いた小説を、責める彼らが間違ってるなどと、言える人などどこにもいないと、僕は思います。 先日、僕の元に一通のDMが届きました。そこには海のシンバルを読んだこと。当時、最愛の両親を津波によって奪われたことをその方は教えてくれました。この物語を読んで初めて、自身の喪失に整理が付いたことについて触れ、最後に僕へこう問いかけました。 非被災者である貴方が、どうしてそこまでするんですか。 その方は僕が、多くの誹謗中傷に晒されていることを知ったうえで、心から慮ってくださり、どうして自分の傷をかえりみないのかという言葉をもらいました。 正直、その答えを僕ははっきりと文字に起こすことは今もできません。 しかし僕の心の中にある街並みは当時のままです。僕の心は瓦礫の街に囚われていて、それは街を覆う瓦礫を一つでも多く取り払いたい気持ちと似ているのかもしれません。この瓦礫の下に大切なものがあるのではないかと思うほどに、一文字でも多く書かなければいけないと思ってしまう。もしかするとその先で届く誰かがいるかもしれないと思うほど、言葉は指先からボロボロと零れてしょうがなくなります。 それが今の僕が考える、この作品を世に出したいと考える理由なのかもしれません。 拙い文章で恐縮ですが、ここまで読んで頂き誠にありがとうございます。 この作品を必ず世に出すという決意を、応援頂きましたことに、重ねて深く御礼申し上げます。様々な想いによって紡がれた「海のシンバル」の行く先をどうかこれからも見守って頂けますと幸いです。 歩みは未だ始まったばかりではございますが、皆様からのご支援に恥じぬように一歩一歩を踏みしめて、ひたすらに前に進もうと思います。 今日という日に、いつか優しさが残るように心から願っております。 久々原仁介
海のシンバル書籍化プロジェクト 残り25日目!ご支援者の皆様、平素は大変お世話になっております。久々原仁介です。海のシンバル書籍化プロジェクト、なんとこの度ラストゴールまでとうとう97万円となりました!! それも皆様からの応援あってのこと、誠にありがとうございます……!ご支援金額 1,134,500円支援者人数 支援者142人 ゴールまで残り 965,500円 実は、制作しました海のシンバルのPVが大変ご好評をいただき、Twitterではたった一日で3万インプレッション数を超すことができました!! 苦労した甲斐がありました……(´;ω;`) 海のシンバル書籍化プロジェクトも長いようで残り25日です。 クラウドファンディングページの閲覧数も減少傾向にあり、ここが一番苦しい時期でもあります。 もしもこの活動記録を読んで頂いた方がいらっしゃいましたら、一人でも構いません。下記のURLからSNSでシェアをお願いしたく存じます。https://camp-fire.jp/projects/view/543507 まだまだ遠い道のりですが、絶対にラストゴールまで到達させます。 そのためにも、まずは自分から。行動できることはすべてしていこうと思います。 何卒よろしくお願い申し上げます!