「カラス」と名の付く動物は、カラスヤンマ(トンボ)、カラスアゲハ(アゲハチョウ)、カラスガイ(貝)などがある。勿論、親類でもなんでもない。カラスアゲハは食草がカラスザンショウだから?カラスガイは色が黒いから?カラスヤンマは雌の翅が黒いから?植物にも7,8種類あるが、あまりピンとこないものが多い。古来、日本ではカラスは霊魂を運ぶ霊鳥とされていた。やはり、黒いもの、不気味なものの象徴なのかもしれない。でも、仲良くいこうよ。時々そう思う。
ツバメの巣は特別扱い。カラスの巣は邪魔モノ扱い。どちらも巣の下は糞で汚れるのに、この違いは何?カラスは自分ヒナに食べさせるためにツバメのヒナや卵を狙います。少なくとも逆はない。自然の摂理、弱肉強食と言えばそれまでですが、やっぱり許せない気持ちに陥りますね。ツバメは鬼門の方角にあたる場所に巣を作らないと言われています。また、ツバメは優しい人が集まる場所に巣を作ると言われています。カラスは何処でもお構いなしに巣を作る。それ以外にもツバメが巣を作ると 無病息災で過ごせる 子宝に恵まれる 豊作になる 商売繁盛になるなど、いいこと尽くし。やっぱり差があるのかな?ツバメには勝てない!
13日夜、熊本市や合志市の3地域で計約620戸が一時停電した。原因を調べてみると、カラスが電柱に作った巣が電線に触れてショートしたと判明。巣を取り除いて復旧した。春先はカラスの巣作りが盛んになり、巣の材料に使った金属片などが電線に触れて停電する場合があるという。カラスは針金のハンガーが大のお気に入りで、巣の構造の大半が針金ハンガーでてきている事もあるらしい。そりゃ、感電するよね。でもどうしてカラスは感電しないの???カラスの巣を撤去するのに、高所作業車の手配、警備員の手配、技術者の派遣など、1回の撤去に数十万の費用がかかるという。だったら、カラスコナーズ™でしょ。ね、電力会社さん。
ゴルフに最適な季節がやってきました。気温20度前後、風ほぼなし。春の陽気と共に、テンションアゲアゲの方も多いのではないでしょうか。カラスにとっても春は待ち遠しく、繁殖期~子育てを迎えます。雛に餌を確保しなければいけないのが親心。ゴルフカートにコンビニのおにぎりやお菓子が乗っけてあるのを見逃す訳ありません。そう、ゴルファーの皆さんはカモなのです。茶店以外の場所でも、ちょっと小腹が空くのは誰でもあること。楽しんだりリラックスする為に、ゴルフしているのに、我慢なんて耐えられない。カラスはそんな人間の心理を察しています。狙ってます。あなたの大事なポーチを。カラスに気を取られて、プレーするのって・・・。どうよ。さぁ、騙されたと思って、カートにぶら下げてみて下さい。
明日からは春の嵐の予報。花粉が飛びにくくなるのはいいのですが、雨は嫌ですね。さて、カラスを違った視点から見てみると、 1.カラスは、生態系のなかでは消費者であるとともに分解の入り口、いわば掃除屋の役割をしています。 2.カラスは、人間が作り出した環境と廃棄物をうまく利用して繁栄している生きものでネズミやゴキブリと同じような生活様式をもっています。とのこと。人間目線だけで見ると、厄介者かもしれませんが、生態系の中では一定の役割を果たしているという事を忘れてはいけないかもしれません。とは言え・・・。仲良くなれるかな?参考文献:環境省自然環境局 「カラス対策マニュアル」より