sedでバブルソート (超簡略版)を書きました。ご覧ください。 これのキモはなにかというと、数字/数値の大小の比較は行なわずに、"2 1"というような並びが現れたらそれを "1 2" のような並びに書き換えるだけというところです。 sedで足し算 (超簡略版)、sedで掛け算 (超簡略版) も合わせてご覧ください。 これらによってなにを示したいかと言うと、普通に考える計算というのとはすこし違った計算もあるということです。
活動報告のページを作成しました。
講習の後援を大月市教育委員会に申請していますが、現状望み薄なようです。 基本的な理由は、「コンピュータを使わない、コンピュータとプログラミング入門」あるいはアンプラグド・プログラミング・パーティ@大月は児童・生徒・教諭を対象として含みますが、「コンピュータを使わない、コンピュータとプログラミング入門」関連の指針が文部科学省の提示している方針と異なるからとのことです。 もっとも、後援になっていただけたとしても金銭的になにかいいことがあるわけでもなく、告知できる場所や媒体の可能性が幾分増えるくらいなのですが。とはいえ、近所の小中学校を伺った様子からすると、児童・生徒だけでなく、なにより教諭に対しての訴求力として教育委員会の後援というのは大きいようです。 なお、以前から上記リンク先のアクセスをgoogleアナリティクスで観察していますが、小中学校に伺った日、あるいはその後数日間でも教諭などからのアクセスと想定してかまわないだろうというアクセス数の変動は見られません。 教諭の忙しさは知っていたり聞いていたりしますが、上記教育委員会からの仮の返答も含めて、教諭および教育委員会のメンバーは、基本的に好奇心に乏しいのかもしれないと思っているところではあります。 ともあれ、教育委員会の言う理由についての意見書を提出してきました。
数当てゲームで、データ構造やアルゴリズムによる木構造を。 迷路にて木構造での探索を。 これらを題材に講習を行ないました。
計算とはなんなのでしょうか。もちろん、形式的にはチューリング・マシンやλ計算として記述できます。ですが、それらが計算のすべてでしょうか? ガジェット・コンピューティングというものがあります。以下のリンク先のようなものです:- 「スパゲッティ・ソート」- “A DNA and restriction enzyme implementation of Turing machines”- ”The fundamental physical limits of computation” これらはなにをやっているでしょうか。もちろん計算ですが、チューリング・マシンやλ計算における計算とは異なります (DNAについては、それらと似たものと言えるかもしれません)。念のためにDNAを外して考えてみます。 「それらはアナログ・コンピューティングだ」と言って終ることもできます。チューリング・マシンやλ計算とは異なりますが、物質のさまざまな特性を利用して計算をしています。あるいは、計算結果を出しています。 ここで大きな問題が現れます。というのも、どこまでがアナログ・コンピューティングの範囲なのかというものです。これについては、『別冊サイエンス コンピューター・ソフトウェア』の「9. 科学と数学のソフトウェア」にてS. ウォルフラムはこのように述べています:>物理的システムは計算システムと考えられており,コンピューターが行なうのと同様のやり方で情報を処理していると考えられている。 この考えかたを認めるなら、すくなくとも宇宙はどのような大きさのレベルでも計算をしていると言えます。 おそらく多くの方は「処理の要素を並べたものが行なうことが計算である」という認識を持っていると思いますし、それはいわゆる計算に部分的に合致します。ただし、アナログ・コンピューティング、あるいはガジェット・コンピューティングを用いて、それだけが計算ではないということも体験してもらえたらと考えています。 計算という概念 (いわゆる計算の方) の体験については、ガジェット・コンピューティングとは別の例も用意してみたいと考えています。