今回のプロジェクトで誕生したオリジナルキャラクター、“DAIKOKU SAN”のデザインが焼印された瓦せんべいが完成しました!このリターンは、安養院オリジナルデザインとのセット(9枚入り・箱詰め)でご用意いたします安養院デザインDAIKOKU SANデザイン飽きのこないシンプルな味わいの瓦せんべいです お茶請けにもぜひ☆
町田忍さん撮影による、番台をフロント形式に改装する前(1989年)の大黒湯の貴重な写真をプリントしたTシャツと、大黒湯への感謝を込めて、メソポ田宮が描かせていただいたイラストをプリントしたトートバッグの “キングオブお出かけセット”です。Tシャツは、サラリと着こなせるシンプルなデザイン。熱い視線を浴びせてくる人がいたら、その方は銭湯マニアかもしれません。TシャツイメージTシャツデザイン部分アップトートバッグはたっぷり入るビッグサイズ。コレを使い始めたら、小さいトートバッグには戻れなくなるような使いやすさです。トートバッグイメージ(応援&プロジェクトメンバー メソポ田宮文明)
銭湯研究の第一人者、町田忍氏が1989年に撮影した貴重な大黒湯の写真。撮影当時のお話を町田氏に伺いました。「わたしが大黒湯さんに初めて行ったのが40年近く前のことです。早朝、車で向かいました。まだ営業前だったので暖簾は出ておらず、自動販売機もまだ設置していないときでした。後日、撮影させてもらったのがこれらの写真です。〜大黒湯ポストカード厳選5枚セット(リターン説明より)〜①番台があった頃の外観 (自動販売機が置かれる前)②脱衣場の折り上げ格天井 (格子内に描かれた日本画が美しい)③唐破風と千鳥破風の屋根 (意匠の技がよく分かる)④浴室のペンキ絵 (画:早川利光氏)⑤男湯/女湯の壁にあるタイル絵(木曽の風景画)瓦も改装前の重厚な本瓦葺でした。脱衣場天井の日本画も、当時は鮮明に見ることが出来、浴室のペンキ絵は、今は亡き早川利光(銭湯背景画絵師)さんの雄大な富士の絵がありました。木曽の風景のタイル絵は、改装後もそのまま残っていました。また、使用したカメラは、長年銭湯撮影に愛用している1970年製ニコンFフォトミックFT N、フィルムはスライド用です。銭湯は天井が高く、浴室も広いので、撮影には広角レンズを使用しました。また、外観は陽が当たると影ができてしまうので、曇りの日を選んで撮影しました。」
屋根の木工事が最終段階に入りました。屋根板の工事が終わり、その上に防水シートを敷き始めています。柱や梁など、骨組みの木工事の進み具合は早かったのですが、屋根板の工事は、唐破風など曲線に合わせるところもあるので、時間がかかります。この作業が終了すると、次は銅板を葺く工事が始まります。楽しみです!(安養院 住職より)
◎今井健太郎さん(今井健太郎建築設計事務所代表取締役)エコロジカルな概念が一般化し、物質的な飽和の時代を迎えた現代社会において、建物の「保存再生デザイン」というジャンル(視点、考え方)は、今後ますます重要となってくると思われます。 大黒湯さんの<唐破風屋根保存プロジェクト>について私が特に共感する点は、単に「保存される」だけでなく「大切に活用される事」を前提とした保存デザインであるという事です。仏教様式に由来する「破風様式」の屋根が寺院で再生活用されるというストーリーには、ある種の必然性を感じます。大黒湯さんの廃業は残念ではありますが、この保存プロジェクトは、建物の「保存再生デザイン」に関わるケーススタディとして、ひとつの意義ある方向性を示しているように思います。(プロフィール)1967年静岡市生まれ。’92年武蔵野美術大学大学院造形研究科修了。設計事務所を経て’98年に今井健太郎建築設計事務所を設立。改良湯(渋谷区)吉野湯(江戸川区)など東京都内の銭湯を数多く手がける。著書に「銭湯空間」角川書店