失業率50%近くの若年雇用率 アフリカの15歳〜24歳の失業率は50%と異常な高さに近づいています。これは、国際的な失業率の二倍になっています。さらに、アフリカ諸国の若者の 3 分の 2 は所得を得る仕事についていないのです。JICAのレポートにも書かれている通り、若者は生産性の低い仕事に従事しているのです。 優秀な若年層の育成と働く場 一方で、プログラミングを含め、ITリテラシーのある若者が増えつつあるのも事実です。その点は前日の記事にて紹介させていただいた通り、Googleがデジタル教育プログラムを現地で行っているという事例もあります。また、デジタルスキルのある優秀な人材がすでに結果を出している事例も同時にあります。(Facebookの新機能F8をアフリカ人チームが開発し、ステージに登壇) 重要となるのは、彼らがどこで働くのか、雇用の創造です。そこで、現在アフリカの大学では起業家育成に力を注いでいます。若手が雇用の場を創造し、そこに若年層の働き手がコミットしていく流れを作ろうとしているのです。 アフリカのスタートアップが熱くなる!!! 大学が学生の起業家育成に力を入れるというので成功した事例として、最も大きいのはもちろんシリコンバレーの環境です。高等教育が単なる優秀な人材を創造するのではなく、アントレプレナーシップを兼ね備えた優秀な人材を創造していくのなら、間違いなくスタートアップが熱くなります。 アフリカの若手起業家と日本の投資家をつなぎたい!! こういった事例を踏まえて思うのは、やはりアフリカの投資に「的確に、早く」参入する価値の高さです。自分のアフリカで行おうとしているネットワーク形成というのは極めて価値ある行為になりうるのだ可能性を感じ、また燃え上がりました。 ↓若年雇用問題に対する「起業家の育成」というソリューション(Disrupt Africaより) http://disrupt-africa.com/2016/04/why-african-universities-are-focusing-strongly-on-entrepreneurship/ ↓Facebookの新機能F8の開発者のアフリカ人チームが登壇(IT NEWS AFRICAより) http://www.itnewsafrica.com/2016/04/african-devs-take-the-stage-at-facebooks-f8-conference/ ↓アフリカの若年雇用問題に関するソース(神戸大学経済経営研究所より) http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/newsletter/TICAD/jp_TICAD_policybrief.pdf
アフリカのITで後手というか、手も出せてない日本 今日は真面目にアフリカのスタートアップについてリサーチしたことについて書いていきます。日本がアフリカのIT、特にスタートアップに対してコミットメントがなさすぎる現状についての問題意識がテーマです。 さすがGoogleさすがアメリカ ↓Googleが来年100万人のアフリカ人に対してデジタル教育します http://www.itnewsafrica.com/2016/04/google-to-train-1-million-people-in-africa-in-digital-skills/ 日本のODAを調べてみても確かにお金の援助半端なかったりしてはいるんですが、Googleのように直接的に雇用を作ってあげたり、雇用に役立つスキル供給はしていません。もちろん、官と民の違いはあります。ここでやはり考えてしまうのは、日本の、民間のアフリカに対するコミットメント(スタートアップやITに関して)の少なさです。これから伸びる産業とわかりつつ手が出せていないこの状態を、早く打開したいとしか思えません! Googleのやる、「アフリカ人のデジダルスキルの強化プログラム」は、すでナイジェリア・ケニア・南アで行われています。どの国も人口の伸びとモバイル・ITの普及から私が渡航先の中から迷った国です。(むしろ、この3つの国の中からナイジェリア選びました笑)すでに欧米各国はアフリカのスタートアップへの出資だけでなく、IT教育から始めているのだと知り、なおさら遅れを感じました。 しかし、そのナイジェリアでも国民の50パーセント以上は農業従事者であり、雇用は全く足りていません。IT教育もしっかりするであろうここ三年のうちに、クラウドソーシングの雇用の窓口を設けるだけでも、大きなビジネスチャンスになりそうだと感じています。
Girl'S MeeTalk×CAMPFIREのイベントに行ってきました! そしてそして CAMPFIREを運営する、代表の 家入一真さんにお会いしてきました! 何度かFacebookやTwitter上では最近ちょっとした交流があったのですが、本日初めてお会いしてきました。本日はまたまたアフリカの話題から少し離れますが、折角クラウドファンディングを使わせていただきながら、しかもクラウドファンディングのイベントに行かせていただたいたので、クラドファンディングについて学んだこと、感じたことを書かせていただきます。 テーマは、、、 クラウドファンディング、VC、起業の資金調達の本質は一緒だ! ①Capital Gain(リターン) ②Information(株主にしかわからないような投資先の会社の情報) ③Other Merit(他VCに対する優位性) ④Cheering(ベンチャーキャピタリスト個人として応援されるかどうか) ⑤Philosophy(投資哲学、生き様、思想) 出ました、ベンチャーキャピタリストが出資者に求められる5つのもの(最初の活動報告で書かせていただきました)! これってプロジェクトオーナーがパトロンに求められるものにそっくりそのまま応用できるなと感じました。投資金額以上のリターンの見込み、パトロンしか得られない情報(もしくは交流やネットワークなど)、同じようなアイデアやプロジェクトに対して自分のプロジェクトの差別化、そして個人として応援されるかどうか。出資者によって重点は違うにしろ、本日、家入さんもおっしゃっていましたが、 「日本に寄付の文化がないからクラウドファンディングが失敗するというより、僕が感じるのは自分のストーリーを語るのが苦手な日本人が多すぎるんじゃないかと思います。クラウドファンディングにおいて自分をさらけ出してパトロン(出資者)にみてもらうことはとても重要です。それが共感を産んで、成功すると思います。」(大体このような内容でした) 家入さんが重要だとおっしゃっている、「自分のストーリーを語る」というのはパトロンに対して自分の生き様・思想を伝えるということ、それが共感を生み、プロジェクトが成功する(=資金が集まる)ということではないでしょうか。少なくとも、私はそう感じました。起業家である家入さん、そしてベンチャーキャピタリストである笠井さんのお二人が同じようにして語った「思想・生き様への他者からの共感」は、間違いなく私の人生において重要なテーマだと確信いたしました。 常に自分の根源を問い続けながら生きていく もうアフリカ行く、行かない以前の問題として、常に自分の根源を問い続ける。そうして自分の思想が言葉になり、行動になり、生き様となって共感を呼び人を動かす。こんなカッコイイ人生ないですよね!笑 そんな人間になっていきます!
同年代の仲間に会ってきました! 本日というか昨日、同年代で僕と同じく、スタートアップの本当に初期にインターンとしてコミットしていた東大生の子とお話をしてきました。 もともとはアフリカに興味がある友達を連れてきてアフリカについて話す予定だったのですが、その子の都合が悪くなり、二人で様々なことを話しました。なので、直接アフリカに関する活動ではありませんが、熱く思うところがあったので、それについて書かせいただきます。 僕自身、同年代でベンチャーの立ち上げに参画している仲間がいなかったので、共感する部分が多く、話も盛り上がったのですが、スタートアップあるあるとして ・人の出入り激しすぎ ・お金なさすぎ ・優秀な人多すぎ ・やっていた事業の先が見えなくなる(もともと見えてなかったけど本当に真っ暗になる時がある)→新規事業始める etc. といったものがありました。僕らインターン生は時給にすれば正しくスズメの涙ほどのお金でスピード感や生産性、自主性などを求められて働いているわけです。それも、大学に入ったばかりなのに状況の変化が激しすぎる状況で、業務も多様に変化し、収益や事業展開は闇の中という状態です。もちろん、だからこそ成長できるという事実もあります。ここで僕が話したいのは、よく言われるような、「だからこそシリコンバレーのようにインターン生はもっと好待遇にしろ!」とかそんな話ではないです。本気の起業家(=代表取締役)ってやべえ 僕らインターンって、結局リスクを取っていないと感じたのです。もちろん、時間という最も重要なリソースこそ割いていても(サークルとかなら時間に加えてお金も割く)、基本的にその会社がどうなっても、自分自身が失うものはないわけです。しかし、本気で会社を大きくしようとする社長は違います。会社の事業が闇の中に突っ込めば、自分の人生も闇に突っ込みかねない。加えて雇っている人、借り入れたお金、株主からのプレッシャーなどなど、その肩にかかっている重みはインターンなんかの比になんないです。そんな中で事業の先が見えなくなるとか、闇の時期に入ってしまったらと考えると単純に恐怖に震えます。そんな闇の中を進んできた前のインターン先の社長を改めて尊敬しました。 リスクを取ってみてわかった リスクをとるって、超怖いんですね笑 まだ何も始まっていない、スタートラインにも立ててない僕ですが、この時点でたくさんの人を巻き込んでいます。ナイジェリアなんて普通に怖いし、でもこんなに沢山の人のお時間をいただいて、巻き込んでしまったからこそ、前に進めるし、前に進むしかない。この感覚ってもしかして起業家に近いのかもしれない。そんなことを考えました。 まだスタートラインに立ててすらいませんが、このプロジェクトに価値を認めて投資をしていただいて、成功させると言うのは、起業に近いことだと感じました。しっかり、ご支援いただいた方にリターンを返せるように、今を一生懸命に動いていきます!
if Angel 代表取締役 笠井レオさんにお会いしました! 以前お話しした際、笠井さんからもしかしたらアフリカにいるインキュベーション関係の方を紹介できるかもということで、本日笠井さんのオフィスにお邪魔してまいりました。本日の活動のメインは、この「笠井さんのアフリカの知人さんをご紹介していただくこと」のつもりでしたが、、、 VCの話がめちゃめちゃ面白かった 最年少ベンチャーキャピタリストである笠井さんから、VCの仕組みやVCの資金調達についてを詳しくお聞きいたしました。 アフリカでネットワーク形成をするとなった時に、やはり重要なのはスタートアップの方ももちろん、「投資家・事業会社・投資会社」の方と繋がれたり、投資を受けるということは私の現地でやることにおいて極めて有益なことだと思います。なので、今日の笠井さんのお話はとても有意義なお話でした。以下がそのまとめです。 独立系VCに関しては、起業家と同じだというお話はとても納得のいく面白いお話だったのですが、その後のベンチャーキャピタリストの資金調達において重要となることがより興味深かったです。今回はそちらにフォーカスします。 ①Capital Gain(リターン) ②Information(株主にしかわからないような投資先の会社の情報) ③Other Merit(他VCに対する優位性) ④Cheering(ベンチャーキャピタリスト個人として応援されるかどうか) ⑤Philosophy(投資哲学、生き様、思想) の5つをベンチャーキャピタリストに要求されるものとして挙げられていました。①〜④というのはそもそもの前提条件としてあるとのことですが、⑤に関してはとても興味深いお話をいただきました。 お金が思想によって流れていく 「投資家(=起業家)は政治家同様、一つの職業ではなくそれ自体が生き様だ。その意思決定や職務は、投資家自身の無意識にある思想によってなされるからだ。そして、その思想に共感する人が集まり、お金が集まる。そしてまた大きなお金となって大きな意思決定が行われる。その根本には投資家自身の思想が流れている。」 この言葉を聞き、私自身、アフリカでECサイトを作成しビジネスをするにあたり、根源的な思想というのを突き詰めながらビジネスをしなければならないと感じました。私の思想の根源は、11歳の頃の「人のために笑顔で生きる」という決断です。この思想をどのように広げていくか、深めていくか、現地で要求されるテーマの一つだなと学ばさせていただきました。