5/24の夜から開始したクラウドファンディングですが、多くの皆さまのご支援により、目標金額の30%に到達することができました。ご支援頂いた皆さま、本当にありがとうございます。 目標金額の30%という金額は、海外の映画祭出品のための字幕翻訳費用に相当する金額です。私自身海外で生活していたこともあり、ある程度の英語の読み書きは可能なので、自分自身で字幕翻訳することも考えていました。しかし、より専門性の高いプロの方にご依頼することによって、本当に私が伝えたいことを海外の方に、より正確にお届けできると思い、今回このようにクラウドファンディングを立ち上げた経緯がありました。 このクラウドファンディングはまだまだ続きます。こちらの活動報告を通じて、パトロンになってくださった皆さまへの報告はもちろん、このページをご覧くださったより多くの方へ、この映画への想いを届けたいと思っています。 次回は映画を撮るまでの小話を書かせていただければと思います。引き続き、活動報告をお楽しみにお待ちください。
皆さま、「ロケ地」という言葉をご存知でしょうか。あまりにも有名な言葉になりすぎていてすでにご存知の方が多いと思うのですが、「ロケ地」とは物語の舞台となる場所、撮影を行った場所のことをいいます。 ロケ地についてはプロジェクト本文に書かなかったのですが、本作のロケ地は全編を通じて、東京都墨田区にて撮影を行いました。 今日はこのロケ地についてのお話をさせてください。僕が東京都墨田区をロケ地として選んだ理由は、二つあります。 1つは下町であるということ。東京は大都市というイメージがある一方で、下町が多く残っています。 僕自身、東京に滞在しているときはこの下町で過ごすことが多いのですが、この下町にいると、今でも豆腐屋さんが回ってきたり、ご近所さんに食べ物を頂くという文化が残っています。 「人との関わり」をより感じることのできるこの下町で映画を撮ることに、言葉では説明しようのない魅力を覚え、ロケ地に選びました。 そして、東京都墨田区をロケ地として選んだもう一つの理由は、僕自身が大好きなご家族のご自宅が、そこにあったからです。 これはプロジェクト本文にも少し書かせて頂いたことなのですが、僕自身ある時期にこのご家族にお世話になっていました。 そして、そのときに「家族の会話」からうまれるもの、そこに込められたそれぞれの想いというものに気付き、「家族」をテーマにした映画を撮ろうと決めました。 家族のあり方というのは、多かれ少なかれ「身を置く場所」に影響されるものであると僕は思っており、この「下町」がなければこの家族のこういった会話はないんだろうなと思うこともあり、この「下町」で撮ることにこだわりました。 なので、全編を通じてでてくる家族の食卓は、そのご家族が普段から食事を取られている実際の食卓です。作り物でもなんでもありません。(余談ですが、この撮影のためにそのご家族の皆さまに一時的に自宅をお借りしました。本当にありがとうございます…) 本編では街並みや屋外でのシーンは少ししかありませんが、家族の会話が繰り広げられる食卓のシーンにはそんな裏話があったということも知っておくと、少し映画の見方がかわるのかなと思います。 ということで、今回はロケ地についてのお話でした。