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映画『インタンジンブル~遠くて、近いもの~』自主上映&海外映画祭出品プロジェクト

知らぬ間に形のあるものだと考えてしまう「家族」について、その幻想を家族の会話からあぶりだす作品。全国各都市での自主上映、並びに海外映画祭出品のために本プロジェクトを立ち上げました。皆さまのご支援よろしくお願いいたします。

現在の支援総額

292,777

114%

目標金額は255,000円

支援者数

57

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2016/05/24に募集を開始し、 57人の支援により 292,777円の資金を集め、 2016/07/04に募集を終了しました

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現在の支援総額

292,777

114%達成

終了

目標金額255,000

支援者数57

このプロジェクトは、2016/05/24に募集を開始し、 57人の支援により 292,777円の資金を集め、 2016/07/04に募集を終了しました

知らぬ間に形のあるものだと考えてしまう「家族」について、その幻想を家族の会話からあぶりだす作品。全国各都市での自主上映、並びに海外映画祭出品のために本プロジェクトを立ち上げました。皆さまのご支援よろしくお願いいたします。

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「映画を撮るまでの道のり」は一旦お休みさせて頂き、俳優さんがこの映画に関わるきっかけや想いなどをお話いただいた一部をご紹介できればと思います。 今回ご紹介するのは、長男(明生)演じる関口晃弘さん。関口さんは、どんな想いで本作に関わってくださったのでしょうか。ご本人に聞いてみました。 -監督自身、この作品が初監督作品であったにも関わらず出演を志望したのはどういった背景や理由があったからですか?- 映画のキャスト募集サイトを見て、この作品のあらすじを読んだ時に凄く内容の深い作品だと感じた事と募集役の欄を見た時に、私が演じた栗山明生が自分と重なる物が多々あったのが理由です。私は基本的に自分がこの作品に合うかやりがいがあるかを判断していつも出演を志望しているので監督の経験は気にしませんでした。何かこの作品は自分の役者人生で絶対やるべきだと直感的に強く感じました。 -今回役を演じる上で、自分自身が大切にしていたものは何ですか?-まず、作品のストーリーをしっかり把握し私が演じた役の明生が何をどんな目的で家族に会いに来たか、そして家族一人一人に対して明生が何を求めて相手をどのようにさせたいのかを持つように心掛けました。恐らくどの人間も一緒だと思いますが明生は父、母、妹に対してそれぞれ違った思いや感情があるので対話する時に明生が話す相手に対しての思いを連結して台詞を投げかけました。 -撮影現場で印象に残っているエピソード(楽しかったことや難しかったこと、その他個人的に記憶に残っていること)を話を教えてください。-印象に残っていることはたくさんあって余り挙げられませんが楽しかった事は実家の撮影場所として使わせて頂いた家で飼っている猫のミーちゃんが凄くなついてきてかわいかったので一緒に遊んでいる時が緊張を和ましてくれたので楽しかったですね。撮影で難しかったのは家族の雰囲気を出す事ですかね。確か、最初は家族にしては距離を感じていたので見ている人が家族に見えるに感じる事が苦労したような気がします。印象に残っていることは撮影最終日の打ち上げで出演者、スタッフ、撮影協力してくれたご家族(ロケ地となった自宅にお住まい)の方と一緒にお話しできた事が印象に残っています。 -最後に応援してくださる、映画をご覧いただく方へメッセージをお願いします-『インタンジブル~遠くて、近いもの~』は、皆さんが持っている家族に対しての思いを気づかせて見た後にじわーっと色々なことを感じさせてくれる作品になっているので、身近に感じれて楽しめると思います。そして、この映画を応援してくださった皆様には大変感謝しています。劇場公開された際には私も舞台挨拶をしますのでその時にお会いできる日を楽しみにしています! いかがでしたでしょうか。少しは作品の肌触りを感じて頂けましたでしょうか。次回は、長女(朋子)役の廣川さんの想いをご紹介できればと思います。


(前回の記事 映画を撮るまでの道のり part3からの続き) オーディションも終わって、無事ご出演いただく方は決まった。けれども、実際に撮影をするとなったときの、カメラの視点や物語をつなげる方法、そういわゆる絵コンテやカット割りはどう作っていけばいいんだろうか? カット割りの作り方なんて監督する自分の感覚だし、どこかにハウツー本が売っている訳でもない。そもそも、そういったハウツー本のやり方じゃなくてもいいじゃないかというせめぎあいの中、僕のカット割りを作る作業は始まったのでした。 簡単に説明しますと(説明不要かもしれませんが)、どんな映画やドラマでも、いろいろなシーンをつなぎ合わせて映像作品は出来上がっていきます。もちろん、カットなしで撮りっぱなしで使うという作品もありますが、どこでカメラを一度切って、それを次につなげるか。そして、どの視点からカメラを回すか。それによって、物語の見え方は変わってきたりするのです。 僕自身、まずは台本にどこでカットするかを決める作業から始めました。この作業は、妄想の連続です。「えっと、ここでこうなって、あそこがこうなるから」そんな風にデスクの上で独り言を繰り返しながら、僕の台本にカット割りを書きこむ作業(矢印を用いて、ここは3カット目と書いたりする作業)は続きました。 カット割りができたー!、と思うと、次はカメラマンに指示を出すための絵コンテの作成。どの角度(アングル)で、どのセリフからどのセリフまでを撮るのか。以前にもお伝えしたように、僕はあまり絵がうまい訳ではないので、微妙な机の角度を描くにも数時間…。「あぁ、こんなところそんなに気にしなくてもいいのに。」なんてことを考えながらも、一度こだわると止めれない性格。はたからみると、極めて非効率な作業を続ける一方で、今回これを自身で経験することの大切さ、このプロセス自体が次回作につながると思っていた側面もありました。 まあ、そんな一人修行のおかげもあって、今では絵コンテをだいぶ描けるようになったと思います(たぶん)。いよいよ、数十枚に及ぶ絵コンテが完成しました。そして、台本の微調整や細かい修正を終えて、僕はようやく撮影の準備ができた(気がしていた)のでした。しかし実のところ、「いよいよ、撮影だー!」と勘違いしている僕にまだまだたくさんの試練があったのでした…。 この「映画製作葛藤日記」的なものは一度お休みして、次回はご主演頂いた皆さまの本作に関わるきっかけや本作への想いをご紹介できればと思います。  


(前回の記事 映画を撮るまでの道のり part2からの続き) さあ、いよいよオーディションだ。オーディション開催日が近付くにつれて不安は募っていきました。「監督なんだから迷走したらだめだろう」「そもそも、選ぶなんてどんだけ偉いんだよ?」 そんなことを自問自答しながら、1つのヒントが浮かびあがりました。「そうだ、オーディション、ひいては僕が今回の現場で大切にしたいことに目を向ければいいんだ。」 そう考えると二つの大切にしたいことがわかってきました。「自分自身含め、関わった人が楽しかったと思える」「作品を通じて、テーマである家族ということについて向き合う覚悟のある人」 何事もそうかもしれませんが、多様な要素が物事を複雑にしている。自分なりの解に近いものは、意外とシンプルだったりしたりするのかもしれません。 二つの大切にしたいことを決めた僕は、オーディションの内容の一部にこんなものを入れました。 「家族との葛藤というテーマで、5分以上の独演(一人芝居)をしてください」 後々、キャストの方からは「あの宿題は非常に難しかった」というフィードバックを頂きましたが(笑)、このオーディションを実施することで、俳優さんが家族というものに対してどういう捉え方をされているのか、今までの経験から家族との葛藤というものが言葉や所作にどのように反映されているのか。 いざオーディションを開催すると非常に演技力の高い方もいらっしゃいました。一方で、演技力ではなく私が大切にしたい2つのことを本当に大切にされているか。私は、その視点を持って色々な方とオーディションという形を通じてご縁を頂きました。 そのような変遷を経て、今回の作品でご縁を頂いたのがご出演頂いた4人の俳優さんでした。俳優さんとの出会いというのは、言葉で表せない何か「直感的」なものと偶然によってもたらせるものだと感じたのです。 不思議なことですが、台本を書く中で主人公はショートカットというような設定が出来上がっていきます。その中で、ご縁を頂く俳優さんでご出演頂いた方は、僕が一方的に「一目惚れ」して、なおかつ大切にしたい2つのことを大切にされている方でした。 さぁ、俳優さんは決まった。いざ準備万端と思いきや…まだやっていないことがありました。それはカット割り(絵コンテ)を作ることでした。 さほど絵がうまくない僕が、絵コンテなんて書けるものなのか…。この続きは、また次回に。


(前回の記事 映画を撮るまでの道のり part1からの続き)台本を書き上げ、いよいよ俳優さんを集めたい…でもどうやって集めたらよいかわからない、僕はそんな状態に陥っていました。俳優さんとのつながりがある訳でもない、けれども俳優事務所などに依頼するほどの予算もない。 そんな悩みを持ちながら経過したある日、なんとかならないものかとインターネットで調べているときに、たまたま出演者募集専用のサイトを見つけたのです。そのサイトは、簡易掲示板などではなく、募集する俳優さんについて具体的なプロフィールが書かかれており、何か他の募集サイトは違う印象を受けました。 そんなサイトを見つけた一方、どうせ初監督作品の僕に応募してくださる方なんて本当に僅かなんだろうな…そんな後ろ向きなことを考えながら、僕は応募要項を書き始め、サイトに詳細をアップをしたのでありました。 応募開始してから1日目、数人の方からの応募申込みがありました。大変失礼な考えかもしれませんが、まあこれも偶然というか、本当に運が良かったのだろう…そんなことを思っていました。しかし、日に日に応募人数は増えて最終的には60名近い方から応募申込みをいただきました。 正直、僕はびっくりしました。笑 なんでこんなに多くの方から?、と。俳優さんは、出演できるだけでもいいと考えてらっしゃる方が多いのはわかっていたつもりですが、それでもこんなに多くの方にご興味を持っていただけるなんて。 「いよいよ、本当に引き返すことはできないな。」なんてことを思いながら、僕は電話でお話することと、そこでお会いしたいと思った方と直接お会いして、僭越ながら「オーディション」をさせていただくことになったのです。 「でも、オーディションって何をすればいいんだ?」 僕の次なる問いはそこでした。一般的に、オーディションの内容というのはあまり公にされないことかもしれませんが、僕にとってオーディションという場は非常に意義のある深い経験となり、今後映画を創り続けていく上で大切にしたいことに気付く時間となったのでした。 この続きは、次回に。


今回書かせて頂くことは、映画を撮り続けている方や業界に身をおいてらっしゃる方からすると当たり前すぎることかもしれません(というか、本当に当たり前すぎることです)…が、映画ができるまでの葛藤の日々をあえて書いてみたいと思います。 このストーリーで、こういう設定で、こんな登場人物で映画を撮ろうと考え始めたのが11月下旬から12月初旬でした。そこから、シナリオの細かい部分や私自身が伝えたいことを頭の中で考える期間が長く続き(笑)、台本執筆を始めようと動いたのが年明けすぐでした。 台本を書くぞ!と机に座ったのはいいものの、「台本を書くルールってどんなんだっけ?」と手がすぐにとまってしまったのです。笑 私自身、過去に舞台の経験があったので台本を目にすることはありましたが、自分自身が台本を書くのは初めての経験。もちろん、ルールを無視することはできたのですが、何事にも作法はあるものだし、それが共通言語のようなものがあると思い、ルールを学ぼうと決心。 幸いにも関係者が周りにいたことや、情報化社会の恩恵を受けて、なんとか台本執筆のルールを頭にたたきこみ、いざ台本執筆開始となりました。 頭の中にあったアイデアやお伝えしたいことなどは専用のノートに書き留めていたので、初稿の台本執筆は3日もかかりませんでした。「伝えたい事がある!」ってこういうことなのかなぁなんて思いながら。(後々、身をもって体験しましたが台本は初稿執筆の後の修正がとんでもなく大変なのでした…)台本はできた!けれども、俳優さんをどう探すんだ?数人の知人が俳優さんをしているくらいであって、たくさんの俳優さんとのつながりなんてないし、エージェントに依頼なんてできるわけじゃないし、そもそも選ぶという立場になんてない。どうしたらいいんだろう?? この時点でプロジェクトは動いていましたし、映画を撮らないという選択肢はありませんでした。俳優さんを見つけるために、僕はまた一人で葛藤する時間が始まったのでありました。結果としては俳優さんとのご縁はあった訳ですが、一体全体どのように出会ったのでしょうか。 この続きは次回に。