ご支援をいただきました皆様、
本当にありがとうございました。
お陰様でなんとか、全ての収穫を終えて、籾摺りまで終了いたしました。
最終的な成績は、残念ながら力及ばずで、平均収穫量を割り込む形となってしまいました。
詳細は、
■能登ひかり
6町5反に対し、
709袋
反収10.9袋(5.45俵)
■ゆめみづほ
4町7反に対し、
546袋
反収11.6袋(5.8俵)
■コシヒカリ
19町4反に対し
2416袋
反収12.7袋(6.35俵)
中米226袋
中米含めた反収13.8袋(6.9俵)
※1.90mm網使用
■ひゃくまん穀
1町2反に対し
172袋
反収14.3袋(7.15俵)
中米14袋
中米含めた反収15.5袋(7.75俵)
※1.90mm網使用
■新大正糯
1町4反に対し
168袋
反収12袋(6俵)
33町2反に対し
総合計4056袋(2028俵)
平均反収12.21袋(6.1俵)
中米込反収13.45袋(6.7俵)
以上の結果となりました。
【考察】
●予想を下回る収穫量の要因として
・ベテラン従業員の退社と、未経験従業員の入社で管理が昨年よりもできていない
・畔草の管理が追い付かず、水管理にも影響をきたした。
・水管理の管理不足から、雑草に負けた田んぼがいくつもあった。
・6月に3週間両膝手術で抜けた間の、指示連携がうまくいっていなかった。
・授粉期に長雨にたたられたことで、不稔が多かった。
●良い結果として
・間断通水によるシラタ率の増加がなんとなくわかってきた。
・初期一発除草剤の使い分けをした結果、良い点悪い点が見えた。
・穂数がたくさんあった事で、収穫量をある程度にとどめることができた。
・カメムシ・イモチ防除をゼロで栽培収穫できた。
・無肥料区と少量施肥区で、カメムシ被害の違いがはっきりと出た。
●次年に向けて
・水管理、草管理の徹底
・出穂期間を考えた、播種と育苗
・コシヒカリと、早稲のローテーション。
などなど
来年に向けてまだ少し策を練りたいと思います。
ちょっと残念な結果ではありますが、全てを公にして次に挑戦いたします。
肥料を投与しないで、肥料を多用しないでお米を育てる、農業を展開するということを全面積でやるという事は、普通はリスクが多すぎてできません。
ただ、今の農業のあり方を打開し、次につながる農業にしていくためには、挑戦しなければその壁はぶち破れません。
弊社は、ご支援をいただくことで挑戦をすることができました。
これも一重に皆様のおかげです。
心より御礼申し上げます。
そして、今回何よりもやっぱり足りないものが、人の力だと再認識いたしました。
次年に向けては、今手薄でなかなか管理が行き届かない、果樹をテコ入れしたいと思っています。
ですので、人員2名増強した労務費がどれくらいになるのかを試算し、令和5年のファームシェアリングを、早々にも立ち上げていきたいと思っています。
また、皆様のお力をお貸しいただければ幸いです。
この後、リターンのお餅つきなどを控えております。最後まで一生懸命取り組ませていただきます。今しばらくお付き合いのほどよろしくお願いします。
1681年天和元年創業
百姓一系・九代目与三郎
笑顔生産法人 有限会社川原農産
代表取締役 川原應貴