支援者の皆様へ
クラウドファンディングのお礼である報告レポートと報告動画は、ただいま、作成中です。来年の1月には、皆さんのお手元にお届けできる予定ですので、今しばらく、お待ちください。
その前の12月18日に、私が運営委員をしている『東京インクルーシブ教育プロジェクト』で、「ジュネーブ報告会&インクルーシブ教育のこれからを考える座談会」を開催させていただきます。
前半は、自立生活センターSTEPえどがわの当事者スタッフである曽田夏記さんに、今回の対日審査の過程を、障害者団体などが果たした役割も交えながら解説していただいた上で、川端がジュネーブで実際にやったことや、学んだこと、国連から出された勧告をどう考えているかなどを、報告させていただきます。
今回の対日審査のために、障害者団体などの市民団体は、日本の現状を国連の委員会に正確に知らせるべく、「パラレルレポート」と呼ばれる文書の作成や、委員会との会合など、数年にわたり、重要な役割を担ってきました。曽田さんは、日本障害フォーラムの事務局として、その運動を2017年から支えてきたお一人です。その曽田さんから、改めて対日審査の過程をご説明いただくことで、今回の国連からの勧告の重要性を皆さんにお伝えできればと思っています。
報告会後半は、「インクルーシブ教育、インクルーシブ社会に向かっていくために、どうしたらいいか」をテーマに、川端と曽田さん、そして、「障害児を普通学校へ・全国連絡会」の立畠さと子さんの3人で座談会をおこないます。
立畠さと子さんは、普通学級に通うダウン症の息子さんと一緒にジュネーブに行き、普通学級の現状を国連の委員会に訴えかけました。
今回の座談会は、私がジュネーブから帰国後、曽田さんのブログを拝見したことから始まりました。ジュネーブでも、曽田さんは私を含めた色んな人に声をかけていて、「私もこんなふうな障害者リーダーになりたいなあ」と思っていたのですが、帰国後に曽田さんのブログを拝見し、曽田さんを始めとした日本障害フォーラムの事務局の方々が、何年も前から、障害種を越えた様々な団体と話し合い、ひとつひとつの意見を大切にしてくれたからこそ、ジュネーブでも団結して国連の委員会に働きかけることができ、今回の充実した勧告に繋がったのだと感じました。
インクルーシブ教育は障害当事者や親御さんの中でも、意見が分かれやすい分野です。実際、国連から「分離教育の中止」という勧告が出たあと、障害児の親御さんの立場からも、様々な意見が出たと聞いています。しかし、権利条約に基づくインクルーシブ教育を日本で実現するためには、多くの当事者や保護者が団結して運動していく必要があります。そのためにどんなことを意識して運動していけばいいのかを、今回の対日審査に、障害当事者・障害児保護者、それぞれの立場から勢力的に関わられた曽田さん・立畠さんと一緒に考えられたらと思います。
当日はオンライン配信もあるので、多くの人にご参加いただけたら嬉しいです。
【ジュネーブ報告会&インクルーシブ教育のこれからを考える座談会】
12月18日(日) 14:00〜16:30
会場 三鷹市民協働センター・第1会議室
(オンライン配信あり)
参加費 無料
参加申込 12月17日(土)14時まで
※会場・オンラインともに事前申込をお願いします。
※UDトークによる文字通訳あり
参加申込・詳細
https://inclusive20221208.peatix.com/view