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京都・中京民商の生活史——地域の経済・社会を支える自営業者の人生を本に

京都市中京区の自営業者でつくる京都・中京民商には、何代にもわたって受け継がれてきた老舗から新しく開業した人まで、いろんな業種の会員が所属しています。古都・京都のど真ん中で、多様な商売・仕事に携わりながら地域の経済・社会を支えてきた人たち。そんな彼ら彼女らの人生を「聞き書き」で集めた本を制作します。

現在の支援総額

511,000

51%

目標金額は1,000,000円

支援者数

59

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/10/07に募集を開始し、 59人の支援により 511,000円の資金を集め、 2022/11/21に募集を終了しました

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京都・中京民商の生活史——地域の経済・社会を支える自営業者の人生を本に

現在の支援総額

511,000

51%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数59

このプロジェクトは、2022/10/07に募集を開始し、 59人の支援により 511,000円の資金を集め、 2022/11/21に募集を終了しました

京都市中京区の自営業者でつくる京都・中京民商には、何代にもわたって受け継がれてきた老舗から新しく開業した人まで、いろんな業種の会員が所属しています。古都・京都のど真ん中で、多様な商売・仕事に携わりながら地域の経済・社会を支えてきた人たち。そんな彼ら彼女らの人生を「聞き書き」で集めた本を制作します。

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木戸礼二さん(スタジオ梅やヘアーワークス)……父親が民商の会員で、東京の民商に入っている美容室を1軒だけ紹介してもらって、夜行バスに乗って上京しました。 新宿に朝の7時、降りたら人の多さにびっくりして。渋谷駅まで何とかJRで行って、ハチ公前の交番で、この住所はどうやって行ったらいいんだって。そしたら外国人に間違えられて。その時、すごく日焼けして、無精ひげはやしていたんで、Go straightとか言われて、僕もそれに乗っかってThank you, Thank you言いながらたどり着いて。 で、行ったんですけど、向こうの民商さんから話が行っていなかったみたいで。突然訪ねてきた怪しげな関西人で、すごく警戒された。一応事情を説明して、「雇ってもらえへんか」と言ったけど、「うちは今、人を募集してないんです」って。その時、向こうで同級生の友達が働いていて、世田谷区に住んでいたんですけど、「ちょっとしばらく就職活動させてくれ」って転がり込んで、自分で就職情報誌とか色々なものを探して、千葉県の浦安市にあるお店に拾ってもらいました。……『京都・中京民商の生活史』で!


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上坂妙さん(京焼・清水焼絵付師)――そんなときにNHKの「美の壺」を見たわけですね。 風呂上がりにたまたま見たんです。2012年か2013年かそれくらい(2011年)。野々村仁清の色絵芥子文茶壷が映って、京都の陶芸家さんが金で絵付しているのが映って。それ見たら、全身の血が逆流するような感覚で「私がやるのはこれだ!」って思ったんです。そのとき出てたのが山岡善昇さん、今の師匠なんですけど、「この師匠に習ったらいいんじゃないか」と思ったんです。――それまで陶芸との接点はあったんですか? いや、ないです。私の祖父が輪島塗の職人で、金彩で描いてたらしいんで、その影響はあるかなぁとは思いますけど。 京焼やりたいと思ってから、お店をやりながら九谷焼の陶芸教室に通って絵付けの練習もしました。でもやっぱり京焼がやりたかったんで、とにかく京都で本物を見てみようと思って、従姉と3泊4日で京都に行ったんです。清水団地とか色々見て回ったんですけど、帰る日の前日だったか、「私このまま帰ったら絶対後悔する」って思って、テレビで見た師匠の窯元に電話したんです。そしたら「見学なんかしてません」「師匠は来てないので返答できません」って言われて、2回目電話しても「来てない」って言われて…………続きは『京都・中京民商の生活史』で!


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『京都・中京民商の生活史』には、日頃より中京民商の活動に何かとご協力いただいている岡田知弘さん(京都大学名誉教授)、松尾匡さん(立命館大学教授)に寄稿していただきます。原稿はすでに届いています。いずれも特別に書き下ろしていただいたもので、ほかでは読めません! 岡田知弘さんには、地域循環型経済社会の実現に向けて小規模事業者に期待される役割について論じていただきました。目次は以下の通りです。地域循環型経済社会への転換をめざして――中小業者に期待される役割岡田知弘(京都大学名誉教授)はじめに1 コロナ禍は「戦争」ではなく「災害」2 災害としての感染症対応の主体3 「公共」の再生が求められている4 地域経済社会のあるべき姿が見えてきた5 なぜ、大型公共事業プラス企業誘致政策は失敗してきたのか6 「地域が活性化する」「豊かになる」とはどういうことか 地域内再投資力こそ重要おわりに 松尾匡さんには、開放個人主義原理にもとづく経済社会に合致した倫理観として注目される商人道について、論じていただきました。目次は以下の通りです。よみがえれ商人道松尾匡(立命館大学教授)■会津戦争下の「武士道」と「商人道」 <会津藩士の戦い方> <敵味方なく看病した瓜生岩子> <幕末の武士と庶民の「正義」>■「ウチ/ソトの振り分け二分法」が腐敗の原因 <非営利理念の強調が不祥事を生む> <営利企業の不祥事でも「振り分け二分法」>■社会関係の二大原理 <「武士道」か「商人道」か> <身内集団社会と開放個人主義社会>■身内集団的な日本社会 <企業における身内集団> <旧軍における身内集団> <現代の事件における身内集団>■江戸時代の商人道 <石田梅岩と門下生の市民事業> <近江商人の商人道> <江戸時代の商家の家訓> <普遍的な善の追求>■戦後民主主義の商人道 <戦後近代主義の論客は乗り越えられていない> <角倉素庵の「舟中規約> <商人国家こそ誇らしい> 岡田さんの論稿も松尾さんの論稿も、それぞれ1万字超で読みごたえがあります。読んでみたい方、ぜひご支援をよろしくお願いします!


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佐野利幸さん(行政書士)――ブラブラというのは、本当に何もせず、という感じだったんですか? そうですね。ほんとに何もせんとブラブラしてましたねぇ。要領悪いんで再就職とかできませんで。それで、あるとき本屋で立ち読みしておりましたら、「6ヵ月で行政書士の試験に受かる」というような本がありまして、時間はいくらでもあるし、ちょっとやってみようかな、と思いまして、やってみたんです。さすがに6ヶ月で、とはいきませんでしたが、幸い受かりましたんで、まあ何とかやるようにしました。 まあ、こんなんやってもあかんやろうな、とは思ってましたが、予想通りあかんかったです。――行政書士の仕事を取ってくるツテとかはなかったんですか? そんなんありませんでした。私は技術職でしたから、名刺配ったりお酒ついで回ったりできませんので。営業ができなかってねぇ。 失業して良かったのは、会社行かなくてよくなったことです。困ったのは給料が入ってこなくなったことです。でも、まあ行政書士になってもこの年からでは人生たいしたことはできないなぁ、と思ってましたけど。会社ではいろいろ苦労しましたから。人に使われるのはイヤで。会社辞めたらサボって怒られることもなし。1時間かけて通勤してましたしね。楽でした。……続きは『京都・中京民商の生活史』で!


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原田完さん(中京民商元事務局員)……そんなこんなで、保守系のみなさんとも仲良しになっていってね。ワシとこだけの主張では勝てへんけど、あの人らも味方に引き込んだら勝てるやろう、ということはあるわな。 それから、大丸ピーコックよりも少し前に、工業再配置促進法いう問題もあってね。新全総との関係で、市街地から工場を排除していこうという法律で、それが京都市にも適用されたら、小さい友禅の工場とかどうなるんや……ゆう心配があったんやな。同業組合とか色んなところに申入れして、「こんなんで友禅の工場が市内から排除されることになったら大変やないですか」「そうでしょ」というようにして、みんなの意見としてまとめていってな。「どやねん!」という話にもっていって、工場の移転促進地域の内定を取りやめさせた。と、いうようなことで、保守のみなさんも含めて、一緒に運動をつくってきました。……続きは『京都・中京民商の生活史』で!