こんにちは、監督の亀山です。
もうじきプロジェクト終了まで残り10日になります。
ということは、3月撮影のリハーサルまであと…、3月撮影まであと…!という具合に、クラウドファンディングだけでなく制作面でもカウントダウンが始まり、山場のシーンの撮影が楽しみでありながらも撮影準備が大丈夫なのか、ストーリーはこれで良いのか、ヒリヒリするところも山積みになってきています。
どうでもいい話ですが、最近「この業界やっぱりメンタル豆腐(メンタル弱い)じゃ生きていけないよなぁ」と思うことが多く、今後は「メンタル☆ダイヤモンド」(=メンタルが光り輝くほどの強さ)を心に掲げてやっていこうと考えた次第です。
もともと精神的なタフネス具合は諸先輩方もびっくりの戦歴を誇ってきたので、今更「メンタルダイヤモンド」といっても何が変わるわけでもないのですが。苦笑
そんなこんなで、本日はサブキャストズより、ナナミ役・岡田彩さんのご紹介&インタビューです!
どうぞ最後までお楽しみください!
▼ 【 ナナミ役 】岡田彩|おかだあや
5月19日生まれ。石川県出身。
大阪、NYと周り現在は東京にて俳優としてマルチに活動中。
映画|「エンジェルサイン」(2019年・北条司監督)「ステップ」(2019年・飯塚健監督)
TV|「リケ恋」「赤シャツの逆襲」(南海放送)
3/6の「12ヶ月のカイ」応援イベントにて主演作「そんな別れ。」(2019年・渡邉高章監督)上映予定
ーー実は岡田さんも、オーディションに来ていただいた方のひとりだったわけですが、『12ヶ月のカイ』を知ったきっかけは?
知り合いの女優さんの紹介で、シネマプランナーズで詳細を調べて応募しました。当時色々なオーディション情報がある中で、私の年齢的に応募できるベストな条件だったので(笑)
ーーオーディションはどうでしたか?
最初の月をほぼ1ヶ月分しっかりお芝居を見られたので、こんなにしっかり演技するオーディションは珍しいなと思いました。オーディションの途中で監督が「(尺が)長いな…」と言っていて。
ーーオーディションをするときに、実際に使う脚本を使って演技してもらって、脚本を推敲するっていうやり方をされている監督さんが知り合いにいて、それを真似てみたんですよね。
そしたら思ったよりも分数が長かったみたいで「これもっと台本短くしなきゃ〜」って言ってたのが記憶に残っています。
ーーじゃあ、役のお話が来たときの感想は?
メールで「キョウカの親友役」とういのと、「岡田さんの斜に構えた感じが…」っていうのが書かれていて、どういう友達なんだろうって思って、最初はナナミのキャラクターが分からなかったです。「斜に構えた友達ってなんだ?」って。
ーーホンを読んで、わかりました?
理解しました(笑)
ーーその、友人たちの空気はどうですか?
仲良すぎです。仲良すぎて撮影時間延びてる気もする…(笑)
女子会みたいな感じで話しすぎてしまいますね。話が止まらない。
ーーでもその空気感が大事なんで、いいんです。
サキとミヨリもまんまだし、キョウカの立ち位置もちょっとまんまだなと感じる部分があって、面白いです。
ーーナナミと自分自身とで、近いなと思うところはあります?
カイに対しての接し方、関心の持ち方は似てるなと思います。人が持ってるものに興味は持つけど、自分では買わないってところとか。
ーーナナミは、サキやミヨリに比べたらちょっとテクノロジーやPCH(パーソナル・ケア・ヒューマノイド)にもともと興味ある人物じゃないですか。そういうところは岡田さん自身ありますか?
それは…もう…全く似てないです(笑)
ーーえっ!?そうだったの!?(笑)
テクノロジー系の難しい話は分からなくて…
惑星がどうとか、未来がどうとかっていうロマンがある話は好きなんですけど…
パソコンもうまく触れないし…
ーーでも次に撮影する内容はちょっと難しいので、そういう参考資料、いっぱい送りますよ。
うわ、怖い。…頑張ります。
ーー『12ヶ月のカイ』のコンセプトやストーリーの中で魅力だと思う部分は?
(出演する月だけ台本を渡すという仕組みのため)
私たちにとっては、先が見えないっていうのが面白いですね。あとは、W主演の二人がものすごく演技について考えているのを感じられるのが、魅力ですね。ストイックですし、好奇心もすごく旺盛ですよね。
キョウカ役の中垣内さんのことは以前から知っていたので、キャスティング知ったときに「あれ!?」って驚きました。演技に熱い方だというのは分かっていたので、安心して撮影に臨めています。
ーーキョウカとカイの二人についてはどうですか?
カイ役の工藤さんがめちゃくちゃお美しい方なので、男性的すぎない雰囲気がヒューマノイド感にも貢献しているのかなと感じます。
AIとしてとても似合っているなと思います。ご本人はものすごく悩んでましたけど。
ーー(お芝居を考えるのが)難しいよね、人間じゃないから。
ヒューマノイドとしての所作とか、すごく悩んでいたなというのが記憶にあります。
ーー最初の夏の撮影の時は、悩みすぎてぎこちなくなっているところがむしろ「カイだ!」ってなりました(笑)
ーーそんなヒューマノイドと人間が共存するという現実はありえると思いますか?
あると思います。
私的には、まずヒューマノイドというよりはホログラムやVRとしての形が広まりやすいのかなと思いますね。
ーー変化や未知のものに対して、岡田さん自身はどんな反応をするタイプ?
変化はものすごく感じてます。
20代前半は変化自体がすごく楽しくて、でも20代後半は、少し変化に対して慎重になってきた感じはします。経験値も上がってきてますし、考えることも若い時より多い。いい意味で。
でも、未知のものには、出会いたいですね。
新しいものに出会って感動する回数って、大人になるにつれて減っていってしまうじゃないですか。でもその「新しいもの」はずっと感じていきたいです。
ーー技術や価値観も今どんどん変わっていってますしね。
そう、面白い発想が増えて広まってきているなと感じますね。
ーー「変化」がキーワードでもある作品なんですが、世間的にも偶然、今流行っているものの効果で良くも悪くも一気に物事が変わっていってるって現実がありますよね。
昔のオイルショックとかもきっとそうですけど、ああいう大きな衝撃があったからこそ世界が変わったところもあったから、令和になって何か大きく変わるんじゃないかなという気はしています。
ーーじゃあ、最後に『12ヶ月のカイ』を楽しみにしてくださっている皆様へメッセージを!
この作品自体が現代と関わりがある要素が多い作品だと思うので、いろんな面から楽しんでいただきたいです。
セクシャリティとか、子供のこととか、女性が生きる上での目線だとか。
で、かつキョウカとカイを是非応援してあげて欲しいです!!