3月29日、動物指導センターから成犬4頭、子犬3頭を引き出しました。一様に人に慣れていない犬ばかり。 年度末の殺処分を減らすため、当会で引き出し予定の、常総市からセンターに入った犬でセンターに残る犬すべて(常総市は2015年9月以降、殺処分ゼロを継続しています)。 関わってきた鹿嶋の野犬2頭、センターで怖がりのまま大きくなってしまった子犬3頭です。そのうち1頭ミッキーは皮膚病がひどく、アカラス、バクテリア多数おり、かなり痒みが出ており、要治療です。センターにいた時点で早くに投薬があれば治っているはずなのですが。全国的に、保健所や動物愛護センターでの負傷動物の治療はほとんど実現していません。動物愛護法には都道府県が負傷動物を収容し治療する、と書いてありますが、それに必要な医療費や技術を持つ獣医師の数は不十分で、怪我や病気の犬猫は収容したあとは放置され、自然に死ぬか、公示期間が過ぎたら処分されることがほとんどです。 市民がこの事実を調べ、各センターを追及し、行政文書は公表させて市民の目に全てを明らかにさせ、都道府県はきちんと生かすために予算をつけねばなりません。 治療して元の飼い主あるいは新しい家族を探す。捨てたなら、飼い主の遺棄罪の証拠物として、処分してはならないはず。 飼い主不明の犬猫をドンドン殺すのが当たり前の日本の動物行政は狂っています。 無駄な治療をして一週間後に殺してしまうのはあまりにむごいです。収容された犬猫を生かすためにあらゆる努力が必要です。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 引き出したばかりの常総メス犬の小春、日菜、さくら、そして、子犬のミッキー、トム、ジェリーが、皆さまからのクラウドファンディングご寄付で購入したコンテナハウスの大を使用し、シェルター環境に慣れるよう頑張ってきました。 3月27日のブログから転載致します。 https://ameblo.jp/capin-blog/entry-12364724116.html
3月27日、コンテナハウスがあるから緊急保護にも安心です。皆様のご支援に心から感謝申し上げます。ブログより転載致します。 写真は、輸送途中の保護犬です。 https://ameblo.jp/capin-blog/entry-12363705350.html
https://ameblo.jp/capin-blog/entry-12358636536.html 末期ガンのおじいさんが放棄した犬3頭、ナナちゃんと息子のダイスケ、コタロウについて、昨年末に市役所の高齢福祉課から相談がありました。 今年に入っておじいさんは亡くなり、家と動産は債権者が処分。私たちの会には、メジロと金魚と犬3頭が頼まれました。もちろんいつものように、医療費やフードの費用は出ません。いわゆる、丸投げという形です。 3月6日、皆様のご支援によるコンテナを、ダイスケ、コタロウが使用している様子をブログより転載致します。本当に有り難いです。心より感謝致します。
茨城県沖を通過した南岸低気圧は夜来の冷たい降雨をもたらし、一匹のワンコをずぶぬれにした。犬の神様は、その犬を近辺のとある某所に導いた。 3月20日のお昼過ぎのこと、シェルター前の田んぼ道を歩いていたKさんは 「びちょびちょでイガイガがたくさん着いていて、 しばらく放浪していたのではないか」(報告メールより) -と思われる1匹のワンコに遭遇。 犬は首輪もしていなかったのでKさんは自分のズボンのベルトをはずして犬の首に巻き、首輪兼リードにして緊急保護。 Kさんは、犬を右手に左手にずり落ちるズボンをおさえながらシェルターへの坂道を急いで戻ろうとしたところズボンが足にもつれて途中で転倒したのだった。(←あー、脚色です) 保護時の写真です (Kさんベルト付き)。 以下、CAPIN掲示板から: *** 3/20(火)放浪しているところを保護 3/21(水)マイフリーガード滴下 3/22(木)さくま動物病院受診 仮名:ジョージオス 未去勢 推定3歳・体重17.9kg・フィラリア強陽性・ノミダニ済み(3/21)・ワクチン未接種(下痢していたため)・便検査マイナス→下痢血便だったため、下痢止めが6日分薬処方されてます。・耳ダニなし ワクチンできなかったため、・他の犬たちとの接触は避けてください。・ドッグランも使用させないでください。 **** そうか、やっぱりフィラリア陽性か。野良生活が長いと仕方ない。でも今は治せるからね。 以上、緊急保護犬のジョージ君でした。 では、また♪ M https://ameblo.jp/capin-blog/entry-12363262817.html ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 以上、当会ブログより、緊急保護した犬の報告記事を転載致します。 コンテナハウスとドッグランの完成を目指して尽力致しております。ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
ただ今挑戦中のクラウドファンディングで目指す、コンテナハウスとドッグラン。皆さまのご支援により、少しずつ形になりつつあります。心より感謝申し上げます。 私たちの保護活動を支えているのは、やはり保護場所の確保=コンテナハウス。 早めに建てておいて良かった!と思える状況が重なっています。つまりこのところ立て続けに保護が続いているのです。 先に建てたコンテナハウス(大)の右手を使っているのは、茨城県動物指導センターから引き出した、常総市のエルサ小春とアナ日菜です。 常総市の殺処分ゼロは、2015年9月の鬼怒川水害から始めて、これまで継続。センターから引き出してきました。 小春ちゃんはかなりの怖がりさんで、毛布にもぐって動きません。 ボランティアさんの頑張りも負けておらず、ときにはそっとしておき、ときには可愛がる。 あるいは、怖がって歩かない小春ちゃんをベビーカーにのせて、外を歩くボランティアさんたち。 だから今では手からおやつも食べるし、たくさん歩くようになりました。 でも、歩くときに、人が前に出ると、 あれーお代官さまー と、ひっくり返って、ヘソ天になります。 だからボランティアさんは、小春ちゃんの後ろからそっと歩くようにし、怖がらせないよう、犬のリズムに合わせ、慣らしています。人の愛情で、怖がりビビリも変わります。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 犬およびねこの引き取り並びに負傷動物等の収容に関する措置について、という平成18年環境省告示があります。 その3保管返還譲渡し2には、殺処分がなくなることを目指して所有者の発見に努めるとあります。 所有者探しは、当たり前のことです。 また、その3には、適性を評価し、あると認められるものについては譲渡、とあります。 でもその適性評価の基準はなかなか明らかにされていませんし、だいたいはセンター長とか譲渡担当が話し合ってどの犬猫をいつ処分するかを決めており、大型犬、噛んでしまう犬、怯えが強い犬は、処分に回されます。 センターに入れられて、怯えのない犬がいるものでしょうか。たくさんの犬が集められ、処分も行われるあの場所で。 譲渡適性がないとの理由で、殺処分を正当化している、この環境省の告示を、何とかしなくてはならないと思っています。 狂犬病予防法5条の2。つまり、不用犬の買い上げ。不要犬持参者に対して報奨金を出していたのです。犬を連れてきた人から50円で買い取り、処分していたのです。 引き取った犬は、殺すか、払い下げだが、払い下げの契約書には、実験動物に限って払い下げ、実験が終われば、必ず殺すことを約束させていました。 この5条の2は、昭和29年から48年まで存在していますが、統計上、厚労省にも記録はありません。犬の抑留に潜り込んでいたのです。 5条の2は、動管法ができたときに削除されています。 でも、地方自治体が、飼い主不明の犬をつかまえて殺す、という構図は、そのまま今にも引き継がれています。根本は変わってこなかったのです。だから、今でも、ほとんどの自治体では、収容された動物の情報を公開したり、里親譲渡したり、預かり様を探したり、生かすために予算をつけたりは、基本的にタブーなのです。 県は情報をなかなか出しません。 何匹の犬猫がいるか、今日は新たに何匹入ってきたか、何匹殺処分するのか。 聞かないでほしい、勘弁してくださいと言われました。私たちは税金払っているからなぜ聞いて教えてもらえないのか、知らされないのかと問いました。 猫の数だけでも、特定の団体には知らせている事実があります。一部の団体だけでなく、県内のNPOにもそれを公開してほしいと言っても、そんな事実はないと、言われました。明らかに県外の団体さんがデータを受け取っている事実はあるのです。もう、さんざん嘘をつかれ、疲れ果てています。追及したら、やはりエクセルでデータを作っていました。 それに犬の数も加えて、公開して欲しいと要望しましたら、まだ態勢が整っていない、と言われ、結局は秘密にされています。 毎日、電話で問い合わせたら教えますと言われました。 こちらも多忙、毎日は電話できません。電話をした日には記録をつけています。こうして県が出したがらない情報を、県民が必死に問い合わせているこの状況なのです。 5条の2は、姿を変えて、環境省の告示の譲渡適性にまだ生きています。不要犬を集めて殺す、狂犬病予防法、遺失物法違反、憲法違反の精神が。 私たちは、たまたま、水戸の歴史館で、過去の県報など調べていて、見つけた資料からこの削除された狂犬病予防法の5条の2の存在を知りました。 平成18年の告示に現れた、譲渡適性の評価。 唸っても、とびついても、後ずさりしても、譲渡適性がないとみなされ、処分されていく。 誰が、何の基準で決めるのか、いつのタイミングで? ビビリのマルモ、ビビリの野犬、ビビリのエルサ小春。噛む犬だ、怖がりだと言われて、普通の犬だったこともよくあります。 これを処分に回すということがまかり通っています。 譲渡適性の考え方を、どうにかしないとなりません。 と、私たちも必死に日々悩みつつ活動しております。 が、活動するには、収容場所がなくてはどうにもなりません。コンテナハウスがあって良かったです。確実にそのスペース分、助けられます。皆様には心より感謝申し上げます。