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“/pain” (obakeusako×atsumi) 初の写真展開催

“/pain”は「痛み」をテーマに写真の作品を制作する、obakeusakoとatsumi、二人の活動名です。痛みは色々な形、色、匂い、温度で存在しています。それらを慎重にすくいあげ、切り取ってきました。本展では、二人が痛みと対峙しながら撮り続けてきた写真を展示します。

現在の支援総額

201,000

57%

目標金額は350,000円

支援者数

32

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/04/05に募集を開始し、 32人の支援により 201,000円の資金を集め、 2023/05/19に募集を終了しました

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現在の支援総額

201,000

57%達成

終了

目標金額350,000

支援者数32

このプロジェクトは、2023/04/05に募集を開始し、 32人の支援により 201,000円の資金を集め、 2023/05/19に募集を終了しました

“/pain”は「痛み」をテーマに写真の作品を制作する、obakeusakoとatsumi、二人の活動名です。痛みは色々な形、色、匂い、温度で存在しています。それらを慎重にすくいあげ、切り取ってきました。本展では、二人が痛みと対峙しながら撮り続けてきた写真を展示します。

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/pain 初の写真展_02
2023/04/06 23:25
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こんばんは、atsumiです。前回の投稿に引き続き、/pain という活動について綴りたいと思います。2019年10月24日の二人での撮影は、言葉でうまく表すのが難しいくらい高揚した、だけど、胸が張り裂けそうになるくらいの切なさを持った瞬間の連続でした。私は20歳に「セルフポートレート」という撮影方法をしっかりと意識してから、写真を撮ること=自分を撮ること、という認識になっていました。もちろん、身近な家族や友人、恋人、風景なども撮っていましたが、私が「写真を撮っています」と明言するとき、人に見せる写真はセルフポートレートのみでした。セルフポートレートというものは不思議です。カメラを構えてファインダーを覗く時、そこには誰の姿もありません。そして、被写体としてカメラのレンズを見つめる時も、カメラの向こう側には誰もいないのです。カメラと自分だけの空間で、レリーズを握りシャッターを押すことは、なんてよるべない事なのでしょう。それでも、私は自分自身の醜さや、頼りない姿の正体を探すために、ムキになって一人で写真を撮り続けていました。私が何よりも大切に(と、いうよりも執着でしょうか)していた、「セルフポートレート」という領域に、うさこちゃんが入ってきてくれたこと。これがどれだけ、どのくらい、私の生き方を変えてくれたか、私はうまく言葉にすることができません。自分の生きるためのよすが。たいそうな言葉ですが、そんな絆が産まれた気がしました。こうやって、私たちの [ /pain ] という活動は、細く続いてきました。今回展示に踏み切ったのは、色々な縁やきっかけがありました。私は故郷の北海道を離れて、東京に引っ越したのが大きかったです。当たり前にいつでも会えると思っていた人に会えなくなること。コロナ禍での海を超えての移住は私にとって、あまりにも大きな変化でした。昨年の7月に今回展示をさせて頂く、ユメノギャラリーさんからうさこちゃんに話が来た時、私はふたつ返事で「二人で写真展をやろう!」と言っていました。一昨年だったら断っていたと思います。三年前だったら、「私には無理だよ」と鼻から検討もしなかったと思います。去年だったから、「うん、今の自分にならできる。うさこちゃんとならできる」と思えました。大袈裟でしょうか。でも、お客さんに足を運んでもらって、自分の作品を見てもらうということは、大袈裟以外の何ものでもないと思うのです。誰もが何かをインスタントに発信できるようになった今だからこそ、私はそういう感覚を噛みしめながら生きたいと思っていました。私とうさこちゃんは、はたから見たら「二人」という括りかもしれません。だけど、私たちは独立した一人の人間です。決して孤立しているわけではなく、一人の力で立つことができる、「独立した一人」なのです。だから今回の展示は、「一人と一人」の人間が一緒に力を合わせて行うものなのです。二人、と、一人と一人、の間には大きな違いがあると思います。私は「二人」ではなく、「一人と一人」という言葉を使って、うさこちゃんとの関係を表したいです。「一人と一人」の独立した人間の展示。/pain という活動の名前。長くなってしまいました。次の投稿でクラウドファンディングに踏み切ったことを綴りたいと思います。atsumi


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はじめまして、 /pain の atusmi と申します。[ /pain ](スラッシュ・ペイン)は obakeusako と atsumi の二人の活動名です。初めての活動報告は、どういう経緯で私たちが [ /pain ] という活動名で写真を撮りはじめ、展示をする事になり、そして今回クラウドファンディングをすることになったかを綴りたいと思います。長くなりそうなので、何回かに分けて更新しますね。わたくし、atsumi と obakeusako は元々直接面識があるわけではありませんでした。私が2014年ごろ、Instagram(現在はこのアカウントは存在しません)を始め、使い方もよく分からないまま、過去に撮ったセルフポートレートをアップしていたところ、obakeusakoさん(以降、友人として親しみを込めてうさこちゃんと呼ばせてください)にコメントをしてもらったのが、二人の出会いのきっかけです。コメントで会話をしているうちに、二人とも北海道の同じ市に住んでいることが分かりました。年齢も近い私たちはInstagram上でのやりとりを2年ほど続け、2016年の春にインターネットの交流からリアルな世界で顔を合わせました。まだ雪が残る、切れるような風が吹く北海道の春。私たちは百貨店の出入り口の前にある椅子の前で、「初めまして」の挨拶をしました。私はカフェでカレーを食べた記憶があります。色々な話をしたのだけど、あまり覚えていません。二人とも緊張していたと思います。それからのんびりとした頻度で、二人で遊びました。もちろん、二人ともいつもカメラを持って。思い返せば、2019年に「撮影」とはっきりと言うまで、私たちは写真を撮るよりも会話をしている時間の方が長かったです。私たちにとって、お互いを「被写体」としてカメラに収めるよりも、友人としてお互いのことを知ることの方が重要だったのです。2019年10月24日にうさこちゃんが私の家に来てくれた時、私はなんだかもうぽっきりと心が折れて、どうしようもない位に生傷だらけでした。それはもしかしたら、うさこちゃんも同じだったのかもしれません。だからこそ、私たちは自分の殻を取り払って、さらけ出して、あの写真たちが撮れたのだと思います。そこに、普段カフェでするような会話はありませんでした。「こっちの画角の方がいい」「この顔の角度」「もっとこういう表情が欲しい」撮られる者と撮る者、両者の役割をこなしながら、私たちは自分たちの傷を抉るように、あるいは癒すようにシャッターを夢中で押しました。私たちを深く繋げてくれたのは、紛れもなく「写真を撮る」という行為でした。そして、私たちは自分たちの奥底にある痛みが、私たちを救う大切な感覚なのだとはっきりと気づきました。[ /pain ] という活動は、私たちが生きている限り、二人がヨボヨボのおばあちゃんになっても続いていくと確信しています。長くなってしまいました。次は展示に至るまでの経緯を。atsumi