植林ツアー報告!!【バヤンムレン編】
中国・内モンゴル植林ツアー4日目は、バヤンノールからバスで2時間くらい行ったところにあるバヤンムレンという地域へ行きました!
黄河の手前でバスを降りて、5人乗りくらいの車で沙漠の木を植えるところまで走りました。
川沿いの堤防を走って行きましたが、道は整備されていないのでゆれるゆれる!
ランクルーのにいちゃんは飛ばす飛ばす(笑)
言葉が通じないながらも、アイコンタクトやグーグル翻訳でちょっとコミュニケーションがとれるとめちゃめちゃ嬉しい♪
羊の散歩を横目にどんどん進んでいくと、沙漠が現れます!
その側に見えるのは、「ワンフェスの森」!!過去に植林ツアーに参加した方が植えた木々たち。成長して緑の葉っぱをつけていました!!
お昼ごろに到着したのでまずはお昼ごはん!
青空のもと、持って来たカレーを食べました♪
今回の植林ツアーで植えるのは、砂丘の一番はしっこ部分です。
ここに植えて、沙漠が広がるのを食い止めます。
バヤンムレンで用意されている苗木は200本!!
みんなの植える速度を考えると、あっという間に終わってしまいそう!
ここの沙漠は、バヤンノールとはまた違う感触でした。
バヤンノールは、乾いていて、さらさらというよりはどっちかというと硬めの土でした。
ここバヤンムレンは、霜がおりたような踏み心地の土でした。やはり数日前の雨の影響でいい感じに湿り気もあって彫りやすかったです!
そして、苗木を植える場所は砂丘のすぐ横ですが、この植えている土地は、冬の間は水を張って凍るそうです。
側に黄河という中国で2番目に大きい河が流れているので、その水をこちらに溢れさせて水を張ります。
ここらへんの地域は、雨がなかなか降らないため、黄河をわざと氾濫させ、その水を農地に使います。なので、最近では、黄河の水が海までたどり着かないこともあるそうです。
そして、河の水だからか、ミネラルやナトリウムやら塩の成分で大地に白い模様が浮かび上がってきています。
バヤンムレンでの植林一発目、シャベルで掘っていくと、土の色が粘土みたいな黒色になり、水がでてきました!!
すぐとなりに砂丘があるのに、地面を掘ると水が出てくる・・・なんか不思議やなあと思いました。
「こんだけ水が出てるから、しっかり育つよ~~!!」と高橋さんが言っていて、嬉しくなってこの土地での最初の一本を植えました♪
やっぱりここでも、どんどん植えるみなさん♪
いつもこの合言葉♪「そうだ!木を植えよう!!」
なんと、参加者の方でソリを持ってきた人がいました!!
砂丘でソリ・・・!!めっちゃん楽しそう!!!!
私もすべらせてもらいました!思った以上にスピードが出て、雪ではなくかたい地面がどんどん近づいてきて、めっちゃ怖い!!でも楽しい!
砂漠に行くことがあれば、ぜひやってみてください♪笑
そしてまた、木を植える・・・♪
100本ほど植えて、この日は終了!!
夜はホテルの近くの足つぼマッサージに行きました♪
烏海は、観光客がめったに来ないため、日本人がいると珍しがられます。
実はこの日の朝も、バヤンノールからバヤンムレンに向けていく途中の休憩でコンビニに寄ったんですが、そこで日本語を話していたら、モンゴル人と間違われました!
この地域で知らない言葉を喋っていると、モンゴル人と思われるそうです。
足つぼマッサージの話に戻りますが、ここでも現地の方に話しかけられました!でも中国語はさっぱり、向こうも日本語はさっぱり(笑)
Google翻訳がまたまた大活躍でした!笑
思いがけない交流は本当に楽しい!
一緒に行った植林ツアーのスタッフ(男)は、中国人の男の人からタバコをもらっていました!
友情の印にタバコを分け与えるみたいです。まさに人種を超えたタバコミュニケーション!しかも、店内で!今の日本ではなかなか見ない光景やなあと思いました。
5日目!早くも植林最終日!
4日に1回は砂嵐がくると言われてたのですが、そこまでひどい砂嵐には遭遇しませんでした!最後まで植えやすい環境だった事に感謝♪
今日は最終日という事で、仮装をして植えたりもしました!
午前中に残りの100本を植えてしまい、午後からは今までにワンフェスで植えたところを見に行きました。
右側には砂丘が続き、左の奥の方には、黄河が流れています。
砂丘と平坦な地面の間に続く、ワンフェスの森。
木を植えてから、だいぶ砂丘が低くなったんだそうです。
砂に半分以上埋まっても、緑の葉を生やす木。
この木は、まさに今沙漠化を止めています。
緑が増え、うさぎや猛禽類の鳥。沙漠に生き物が戻ってきているそうです。
鳥の巣をいくつか見つけました!!!
そして、たんぽぽも発見!!!感動!!!
スナナツメは実をつけていました!!食べてみる・・・う~ん食べごろではなかったらしい(笑)
何年も前に木を植えた人のプレートも見つけました♪
過去に植えた人がいるから、今も続けて植えていけれる。
私が今回ここに来させていただいたから、次に繋いでいくことが出来る。そう感じました。
木々たちの生命力をたくさんあびて、また自分たちが植えたところまで戻りました。
そして、砂丘の上から炭をまきました。
これは、「雲の上に木を植える」という本を書いた人が、黄砂に炭が混ざり、空気が還元されるようにするために炭の粉を撒きたいという願いから始まり、今も続けているとのことです。詳しくはこちらから!http://www.takesumi.org/07_plant.shtml
炭で真っ黒になったあと、みんなで円になり、まーちゃんうーぽーさんの歌が始まりました。
最後の植林の日、まーちゃんが歌ったのは、「ひとつの木」と「いのりの歌」でした。
まーちゃんは、歌う前にこんな感じのことを言いました。
「ぼくたちが植えた木が根を張って、その根が隣の根っことつながって、そして大地とつながり、やがてぼくたちと繋がる。」
植林ツアーでは、中国の内モンゴル自治区にある、烏海市バヤンムレンという地域の沙漠に木を植えます。
私は、まーちゃんの歌を聴きながら、
こんなに遠い外国でも木が大地に根を張って、その大地はずーーっと東の方まで続いていて、結局は地球の上で繋がっているんだ!と思いました。
そう思うと、ここで植えていることは、国境とかほんとになんの関係もないし、自分が沙漠にいることが、普段の生活からも身近な存在として感じました。
沙漠化は人間から見たら深刻な問題かもしれないけど、砂漠を嫌いにはなれなかったです。
むしろ、砂漠自体は、地球がつくりだした美しい風景だと思いました。でも、それが人間のせいでどんどん広がって、その土地の生態系を壊したり、緑が失われたりするのは、嫌だと思いました。
そんな事を考えながら、最後の「いのりの歌」が終わりました。
今回の植林ツアーでは、
12人+現地ガイドさんで、4日間700本のポプラを植えることができました!!!
「沙漠に木を植えたい!」という夢が叶いました!!ありがとうございます!!!
応援して背中を押してくれた方たちの顔を思い浮かべると、植林した沙漠に愛着がでてきて、立ち去るのが本当に名残惜しかったです。
たくさん雨が降りますように。
しっかり育ちますように。
枯れずにまた会えますように。
緑の葉をたくさんつけますように。
何メートルも高く、太く成長しますように。
動物が住める森になりますように。
最後にもう一回、今回植えたポプラの木々たちを見て、その場を離れました。
長くなってしまったので、全体の感想は次回アップします!!
植林ツアー報告【バヤンムレン編】を読んでいただき、ありがとうございました!!!