皆様、ご無沙汰しております。放課後等デイサービスBall-Day代表の高橋です。私事ではありますが、8月31日、夏休み最終日の出勤前に左足を骨折してしまい、垂水での一人暮らしは不自由きわまりなく、姫路の実家を往復する日々。送迎を含む運転や移動に支障はないものの、少しずつ本来の業務が遅れていき、月末業務・月初業務・そして、請求業務などを終え、ようやく、夏のプロジェクトのふりかりと活動報告の作成を完了させることができました。メールでの報告をお約束した方には、先ほどお送りしました。プロジェクトの全貌が分かるよう、活動報告と当日配布のプログラムを添付しました。郵送でのリターンの方のうち、垂水区内の方(一部をのぞく)は、昨日、スタッフと手分けして、直接ご自宅ポストに投函させていただきました。郵送分は明日、郵便局に持参し、発送します。郵送でお送りするリターン(返礼品)は、契約いただいている方は見学記念としてすでにお渡ししたものと重複するため、別のものを封入しています。簡単ですが、ご紹介いたします。■点検チェッカー何度も確認をしないと不安という強迫観念のある方や忘れ物対策として使えるグッズです。自宅や支援学校等では、大きなホワイトボードを用意して確認をしているお子さんが多いかと思います。また、最近ではスマホアプリも有効かと思いますが、学校ではスマホを使えないところが多く、あえてアナログを探すことになるかと思います。さりげない支援ツールで生活が改善できるひとつです。■グリーンノート発達障害や、5人に1人いるといわれるHSC(感覚過敏)の人の感じ方は様々ですが、ノート等の白をまぶしいと感じることがあります。自宅では、問題なく音読できるのに、学校ではこれが原因で読めないということもあります。そこで、開発され、市販されているのが、このグリーンノートです。一見するとおしゃれなノートと揶揄されることもあるかと思いますが、こういった工夫で救われることもあるそんなツールのひとつです。■マス目ふせん私たちと同様にキャンプファイヤーイヤーのクラウドファンディングにて制作されたものです。現在は市販されています。発達障害のお子さんの多くは情報の処理を苦手としています。例えば、会話の声とまわりの雑音を分けるように、私たちは自然と入ってくる情報に大小の差をつけています。漢字の書き取りをしているとき、1ページの文字量が多くなると、見本を見ようとしても、すでに書いた文字に意識がいったり、他の漢字に目移りしてしまいます。付箋であれば、場所をとらず、授業中や宿題途中にさりげなく準備をして使用することができるでしょう。これもまた、あると助かるツールのひとつです。■ザラザラ下敷き書くことがしんどいお子さんのなかには、筆圧が強い、もしくは弱いことにより、文字を書くことにしんどさを抱えるお子さんがいます。ザラザラ下敷きは鉛筆が引っかかるような感覚があり、滑らないため、丁寧に書くことを求められる漢字の書き取りなどに向いているとされています。こちらは、別の名称で百円ショップ等でも販売されています。ちょっとの支援や工夫があることで、みんなと同じように学習ができるってよくないですか?でも、彼らがまわりを見ず、誰もが使いやすいツールを使える社会が本来であり、そのためには、まだまだ「正しい理解」が必要なのです。今回のプロジェクトでは、買い物客や通りすがりの方も横目で見たり、実際に立ち止まって見てくださった方もいました。なかには、Ball-Day利用のお子さんと同じ世代の小中学生も多くいました。学校でジブンを出せずに苦しんでいるお子さんがいることを知ってほしいというのが、プロジェクトの発表の場を通して願ったことです。同様に、皆様にも、ぜひこの活動報告を通して、まだ見ぬ子どもたちが、よりよい生活を送れるよう、理解を頂戴できたなら幸いです。最後になりましたが、私たちのプロジェクトにご支援をいただき、本当にありがとうございました。寄付以上に、皆様のご支援があとおしとなり、やりとげることができました。また、ご縁がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
皆様、おはようございます。この度、クラウドファンディングにてお世話になりました放課後等デイサービスBall-Day代表の高橋です。ご報告およびご挨拶が遅くなり大変失礼をいたしました。先日(8月25日)、プロジェクションマッピングという形での発表をもって、3か月間取り組んできました夏のプロジェクトは完結しました。写真は全体を映したものしかないのですが、新多聞センター街の一角にあるコープさんの外壁を、ホワイトシート(ブルーシートの白バージョン)で覆い、スクリーン代わりにして映写し、発表しました。当初からの願いどおり、団地へ帰られるために通りかかる方(小学生も多かった印象です)、コープへ買い物に来られた方にも足を止めていただき、ご観覧いただきました。「どこかのプログラミング教室ですか?」と聞いてくださった方もいました。「コミュニケーションが苦手な放課後等デイサービスのお子さんなんです」とお話させていただくと、「そこにある(事業所)ですね」「そうじゃないんです。ご縁あってここで発表させていただいているんです。」なんて、やりとりをさせていただきました。彼らだって、【頑張る】は大げさですが、【きっかけ】があれば、こんなこともできるんです!!!そんなことを知っていただけたのなら、垣間見ていただけたのなら、このプロジェクト自体、大成功といえるでしょう!通りかかる方や買い物客と直接的な交流ができたわけではありませんが、子どもたちも何人かはチラシを配って呼び込みをしてくれていました!このほか、保護者・家族・親戚、この日利用のないお子さん、お世話になったコープさん(コープ新多聞店長さん・コープこうべ第五地区本部の皆様)にもお手伝いいただき、チラシや案内を見て来てくださった方、プログラミングでお世話になった株式会社明和の担当講師さんと常務さんも駆けつけていただき、総勢30名は超えていたかと思います。そんななか、発表をさせていただきました。今回描いたのは、すでにお伝えをしていますが、淡路と垂水に住むコミュ障の4人の女の子たちの物語です。きっかけが会って出会った4人は文通をきっかけに、毎日会って、話をしたり、一緒に絵を描きたいという思いが募り、2つの町を隔てる海峡に橋を作ることにします。彼女たちは橋を完成させることができるのか?もし完成したならば、その後にも期待が高まります!冒頭のあらすじの読み上げに始まり、橋づくりを3つのゲームで表現しました。1つ目は橋を作るための資材を集めるキャッチゲーム。1から子どもたちが作ったものです。発表では2人にプレイいただき、たくさんの資材を集めました。先陣を切って手を挙げてくれたのは利用のお子さんのご兄弟。2人目は低学年くらいの男の子。ともに、みんなの前でのプレイでしたが、緊張とかはなく、すぐにルールや操作方法を理解してプレイ。見事クリアしてくれました!途中、音声が流れないトラブルもありましたが、観覧いただいた方から手拍子が始まり、音声が流れるようになったあとも手拍子と声援で大盛り上がり!!!2つ目のゲームは、資材を建設現場まで運ぶ音楽ゲーム。こちらは、C言語でプログラミングができるお子さんが挑戦してくれたのですが、PCで思うように再現できず、断念。私たちが使用した「スクラッチ」というプログラミングアプリで、コードを公開されている太鼓の達人風のゲームを使わせていただき、子どもたちと話し合った難易度、設定と、ストーリーを展開するための背景にあわせて仕上げました。こちらのプレイは限定一人。学校帰りの女の子(いえ、この日利用のなかったお子さんが学校帰りに駆けつけてくれ)、プレイで盛り上げてくれました!3つ目は、橋脚を組み立てるゲームですが、ブロックを崩す「テトリス風」。若干、ストーリーとはあわなくもないですが、3つのステージを設け、ステージをクリアするたびに、背景を変えていきました。当初の話し合いから1から作るのは難しいけど、自分たちで楽しむのであればとベースは公開されているものを使わせていただきました。ただし、操作性・難易度などはかなりいじっています。このゲームをプレイいただいたのは、以前Ball-Dayを利用していた女の子と、チラシを見て駆けつけてくれた小学生の男の子。ゲーム音楽に合わせて、手拍子・アドバイス・声援などなどで大盛り上がり!男の子は思うようにクリアできなかったのですが、あとから聞くと、プログラミングに興味があるらしく、どんなコードか興味津々でプレイしてくれたそう。最後は保護者さんにビシッと締めていただきました!エンディングは、1分ほどの映像になってしまいましたが、なんとか、物語の主人公である4人の橋完成後を想像させる映像を上映。最後は、絵大好きな、この物語を考えてくれたお子さんの絵で終了。19時10分頃に、クラウドファンディングにてご支援いただいた皆様のお名前と、このプロジェクトの様子などをまとめた上映前映像を流し始め、終わったのが20時5分頃。大きな拍手とともに、先ほどの絵のお子さんが「この絵、私たちが描いたんです!」と。思うように色付けができず、4人で絵を描くことが物語の最終ゴールなら、ラフ画でもよくないか?の私の提案に渋々のり、その直前の4人が橋のたもとで再開するシーンを、みんなに協力してもらってシルエットで表現。絵が大好きなお子さんたちには、決して満足のいく作品ではなかったはずなのに、結果的には、ちゃんと思いを届けることができ、晴れやかな姿を見せてくれたことに、現場にいたスタッフは皆、あたたかい気持ちになりました。時間は過ぎていましたが、私、マイクを持たせていただき、「話し合いが苦手」「コミュニケーションが苦手」というお子さんたちであること、しかし、物語づくりから始まり、ゲームのアイディア、テストプレイをくり返し、一堂に会しての話し合いではないかもしれませんが、いっぱい話し合ったこと、ベースを作った人がいて、アレンジをした人もいて、テストプレイした人もいて、それぞれがどこかで妥協しないといけない場面もありましたが、よいよい作品を作ろうとしてくれたことなどに触れて終了しました。手早く撤収作業をおこない、20時30分、夏休みも終わろうとしているのに、気温は30度を切らない、生暖かい夜でした。冷めない熱気とやり切った爽快感のもと、発表会場をあとにし、帰宅のための送迎に出ました。あるお子さんは、来てくださった保護者さんと一緒に帰る予定でしたが、この雰囲気を最後まで共有したかったようで、送迎車で帰宅。別のお子さんも、送迎車を降りる寸前まで、スタッフと夏休みの思い出をふりかえり、いっぱいしゃべっていました。私たちスタッフも心地よい空気のなかで、事務所に戻り、その日のまとめをしました。どうしても、だらけてしまいがちな夏休みがメリハリあるものとなり、プログラミングをきっかけに友達との年齢相応のかかわりを楽しめるようになったお子さんもいました。一つの目標に向かって取り組んだ、特に夏休み期間中、私たちスタッフも一丸となっていました。当初はスタッフも慣れないプログラミングに困惑していましたが、子どもたちに助けてもらったこともあり、Ball-Dayがひとつになったように思います。ただし、プログラミングに積極的に関わっていないお子さんにとっては、まだ薄ぼんやりと肯定的に見ることができていないお子さんがいるのも事実です。プロジェクトは終了しましたが、このあと、[活動報告]を作成します。そのなかで、みんなで作り上げたことがわかるような[報告]になるよう、それが、彼らの自己効力感を高めると信じて、私(高橋)は、もう少し頑張ろうと思います。最後になりましたが、現場の状況をお伝えしたく、ダラダラとエピソードを書いてしまいましたが、これだけのプロジェクトを本当に気持ちよく始められ、終えることができたのは、このサイトにてお力を寄せていただいた皆様のおかげだとかみしめております。皆様から評価いただき、支援いただいたことが、プロジェクトを引き返させない原動力でした。どこか、諦めたくなる時期があったのは事実です。本当に本当にありがとうございました。全体の場を借りて感謝申し上げます。そして、お願いです。彼らは、2学期が始まり、元の学校生活へと戻っていきます。Ball-Dayでできたからといって、すぐに、劇的に、学校生活が改善されるものではありません。やはり、そこには、「理解」が必要なのです。たくさんもがきつつもがんばっている彼らがいます。ぜひ、そのがんばりに目を向けていただき、彼らを取り巻く環境がよくなりますよう、今後ともよろしくお願いいたします。リターンのうち、郵送させていただくものには、これらの支援に有効とされる支援グッズを同封します。ちょっとのさりげない支援にも興味を持っていただけると幸いです。3か月間、ありがとうございました。放課後等デイサービスBall-Day代表 高橋正吾
皆さま、おはようございます。放課後等デイサービスBall-Dayの高橋です。いよいよ、夏のプロジェクト最終日、そしてプロジェクションマッピングによる発表の日を迎えました。昨夜、いえ、今の今まで詰めの作業をしていましたので、特に何かを感じることはありませんでしたが、準備がひと段落し、急に緊張感が湧いてきました。さて、子どもたちによるプロジェクトも最終段階となりました。昨日も修正したデータに対して、テストプレイをして、改善点を話し合っていました。飽くなき探求心とでもいいましょうか、作りこんでいく姿に感銘を受けました。しかし、絵づくりチームが全然間に合っておらず、ストーリーを完成させる意味においても、視覚情報は必須で、急きょ、海岸に行って、撮影会をしました。シルエットに加工し、エンディングムービーとして使用します。Ball-Dayの目の前の海で、いきなり遊びはじめちゃいまして、大丈夫かと心配していましたが、逆に自然体の背中をたくさん撮ることができました。私(高橋)がすべき、上映前映像も、ゲームの遊び方をまとめたプログラムもすべて完成し、先ほど、印刷や製本も終えました。どれだけの方に集まっていただけるか、不安は尽きませんが、仮に少数だったとしても、この3ヶ月の記憶がなくなるわけではなく、思いっきり楽しめたらと思っています。まだふりかえりの言葉を書くには早いですが、今年の夏休みは本当に充実していました。これも皆さまのお力のおかげです。それでは、本日19時すぎ、新多聞センター街のコープ前にてお会いしましょう!なお、18時までコープ前では、コープさんの夏まつりが開催されているようです。あわせてお楽しみいただければ幸いです。■発表のこと本日(8月25日金曜日)午後7時すぎ、新多聞センター街・コープ新多聞入口横にて※18時頃から準備をしています。■このあとの流れ本日、営業時間(勤務時間)を1時間繰り下げて22時までしています。おそらく疲れ切っているかと思いますし、引き続き、明日の準備があります。こちらでの活動報告は週末になるかと思います。来週以降、9月中旬をめどに活動報告をまとめようと思います。その後のリターン・ご挨拶の送付となるかと思います。今しばらくどうぞよろしくお願いいたします。
皆様、お世話になっています。クラウドファンディングサイトには案内はしていませんでしたが、ご支援をいただいた皆様へもイベントのご案内を郵送にてお送りするつもりで準備をしてきたのですが、作業がまったく間に合っておりません。Ball-Dayを利用の子どもたちの置かれている状況を一人でも多く知っていただき、2学期以降の支援につなげるべく、学校や医療機関を中心にギリギリのタイミングではありますが、郵送をしているところです。申し訳ありませんが、添付の告知チラシをダウンロードいただき、お越しいただければ幸いです。また、身のまわりの方にお声をかけていただき、広く周知いただければ光栄です。チラシ(表面)チラシ(裏面)なお、告知チラシは情報量がいっぱいになってしまったため、ご支援いただいた皆様のご芳名は、書類送付状の下3分の1を使って、印刷し、郵送しました。いろいろ当初の思いと違っていて、本当に申し訳ありません。
こんにちは。プロジェクトオーナー放課後等デイサービスBall-Dayの高橋です。いよいよ夏のプロジェクトも終盤を迎えました!現在の状況をご報告いたします。現在は、テストプレイをしては修正を繰り返す段階に来ています。昨日(8月19日)、講師さんに来ていただき、最後の詰めの話し合いをしました。まずは、ほぼ完成している2つのゲームをテストプレイしました!1人ずつテストプレイをして、思ったことを書き出しました。意見は、キャッチゲームは、降ってくるパーツのサイズや色・スピードといった見やすさについてと、全体のBGMや、キャッチしたときの効果音など音など、具体的な細かい意見が大半を占めていました。テトリスは、操作するキーボードの配置などの操作性と難易度についての意見が多かったように思います。これをもとに、改善点の話し合いをしました。議論の中心は、難易度設定の話し合いになりました。発表本番は、初めてプレイする人に、しかも1回きりのプレイをしてもらうことを説明。もっといえば、ゲームはストーリーを展開していく一部にすぎないことなど、私(高橋)とプログラミングの講師さんの熱のこもった説明のあと、「いかにプレイする人にとって分かりやすくするか」といった議論に転換していました。子どもたちによって、もちろん温度差はありますが、目の色が変わったお子さんの何人かいて、発言する人に相づちを打ちながら真剣に聞き、かなり熱い議論が繰り広げていました。泣いても笑っても、あと、準備ができる日は2日限り!ゲームについては、かなり精度が高まり、ストーリーと統一されています。まだ足りないのは、ストーリーそのものを描く、オープニングとエンディング。どこまで仕上がるかはまだまだ予断を許さない状況ではありますが、子どもたちを信じて、スタッフ・子どもたちが一丸となって頑張ります。***発表のご案内***8月25日(金)午後7時すぎ、新多聞センター街・コープ前にて観覧自由来場いただいた方のなかから5名にはゲームのプレイをお願いします***ミニ講演会のご案内***2学期をプラスちょっと楽しみなるかもしれないぷち心理学講座8月26日(土)午後1時15分開始東垂水公民館・第1会議室事前申込制参加費500円(付き添いの保護者は無料)その他、不明な点がありましたら、メールにてお問い合わせください。ballday.gm@gmail.comよろしくお願いします。