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西表島のみにわずか100頭生息するイリオモテヤマネコを交通事故から守りたい

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

イリオモテヤマネコは、推定わずか100頭の絶滅危惧種で、西表島にのみ生息しています。その西表島では、2021年世界自然遺産に登録されたこともあり、昨年後半から観光客が増え続けています。交通量が増え、ヤマネコの交通事故の増加が懸念されるなか、事故防止の活動を充実させるためのご支援をお願いします。

現在の支援総額

884,111

176%

目標金額は500,000円

支援者数

113

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/07/03に募集を開始し、 113人の支援により 884,111円の資金を集め、 2023/08/31に募集を終了しました

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キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

西表島のみにわずか100頭生息するイリオモテヤマネコを交通事故から守りたい

現在の支援総額

884,111

176%達成

終了

目標金額500,000

支援者数113

このプロジェクトは、2023/07/03に募集を開始し、 113人の支援により 884,111円の資金を集め、 2023/08/31に募集を終了しました

イリオモテヤマネコは、推定わずか100頭の絶滅危惧種で、西表島にのみ生息しています。その西表島では、2021年世界自然遺産に登録されたこともあり、昨年後半から観光客が増え続けています。交通量が増え、ヤマネコの交通事故の増加が懸念されるなか、事故防止の活動を充実させるためのご支援をお願いします。

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 本日は西表島の小中学校の教員を対象としたイリオモテヤマネコ学習現地研修会。2015年より竹富町教育委員会と共催で実施しています。西表島を含む竹富町では、学校の教員のほとんどが島外から来ている人であり、2~3年で異動になり島を離れてしまう先生方が多いです。そんな中で、小、中学校で各1回くらいはヤマネコについて学ぶ機会を作ってもらえないかという思いで始めた研修会です。本年度は4年ぶりに白浜小学校で開催。 研修では、イリオモテヤマネコの形態的な特徴、生態や交通事故の問題についてのお話をさせていただいたほか、フンの内容物を調べるフン分析、自動撮影カメラの設置などのプログラムを実施しました。この研修をきっかけに、参加した先生から自分の受け持つクラスで授業をしてもらえないかと実際の出前授業につながったこともありますし、上原小学校、西表小学校、大原中学校のように定例授業として毎年開催が決まっている学校もあります。島を代表する野生生物であるイリオモテヤマネコについての学習機会が今後も継続的に確保できるよう、これからも研修を続けていく予定です。 最近の夜間パトロールについては、台風の影響で雨が降っている影響もあり、サキシマヌマガエルが路上で多く見られています。写真は道路脇のグレーチング上にいるサキシマヌマガエル。つい先日のパトロールでは浦内橋~西表島エコツーリズム協会前の区間だけで、106匹のサキシマヌマガエルが死んでいたのですべて道路わきに片付けました。あと、注意喚起を行っていたクリーンセンター前の仔ネコについては、その後目撃情報が寄せられていません。このまま道路に出てこなくなってくれればいいですが・・・・髙山


 高那~野原付近で、路上でウロウロ採餌している仔ネコがいる。仔ネコが車の前に飛び出してきたという情報が寄せられたため、クリーンセンター前で注意喚起活動を行いました。今回は、環境省西表野生生物保護センターの皆さんとの合同での注意喚起です。真っ暗な西表島ではA3サイズのLED看板でもとても目立ち、かなり遠くから視認できます。看板の横にのぼりを立てるとLEDの光でのぼりが照らされ、さらに照らされたのぼりは風で動くので数百メートル先からも視認できます。いよいよ夏休みですが、目撃情報が寄せられた地点では、パトロールや草刈りを強化したいと思っています。今晩も高那~野原で注意を呼び掛ける予定です。


夏休み前の草刈り
2023/07/19 16:53

これから夏休みに入り、ツアー車両、レンタカーの交通量が増えてきますので、先週から近年、交通事故が多発している浦内橋~干立間で草刈りをしていました。暑さや他の業務との兼ね合いで1日数時間程度の作業ですが、10,12,13,14日の4日間の作業で大分見通しが良くなりました。そして本日は、環境省、林野庁、そしてパークボランティアの皆さんとの合同での除草作業。9時~10時45分までの2時間足らずの作業でしたが、かなり距離を稼ぐことが出来ました。やはり人数が集まると進みますね。夏休み期間中も、またヤマネコの路上出没が多い地点を中心に除草作業をしていきたいと思います。島を訪れる皆様も安全運転でよろしくお願いします。 髙山


 こんにちは。やまねこパトロールの高山です。夜間パトロールの様子については毎回ご報告していませんが、継続的に実施しています。最近の西表島は雨が少なくて日差しが強く、13日には9年ぶりに35度の猛暑日を記録したことがニュースになりましたが、雨量が少ないためか、パトロール中に出てくるカエルなどの生物も少なめになっています。 ただ、夏を迎えて抱卵した甲殻類の路上出没は増えてきました。昨日のパトロールではベンケイガニ、ヤシガニ、ハマガニなどがパラパラと路上に出ていました。写真は載せませんが、車に轢かれて潰れてしまっている個体も多数いました。写真はベンケイガニ。 西表トンネル~祖納港あたりでは通り雨があったせいか、サキシマヌマガエルも路上に出てきていました。写真のサキシマヌマガエルは車と接触して脳震盪を起こしている個体。ロードキルというとタイヤで轢かれているものをイメージしますが、このような個体もかなりの数がいます。 こちらも昨晩の写真ですが、車と接触してしまったリュウキュウアオバズクです。コノハズク、アオバズクの仲間は道路わきの電線などによく止まっていますが、路上の昆虫を捕食しようとして道路に降り立った時に轢かれてしまったり、森から森へ道路を横切る時に通りかかった車の側面に衝突してしまうことがあります。この個体は恐らく後者だと思いますが、脳震盪を起こしていました。しばらく暗い所で様子を見ましたが、5分ほどしたら立ち上がり、自力で飛んでいきました。衝突で首を骨折してしまったり、後続車に轢かれてしまう個体も多いので、この個体は運が良かったといえます。 このように野生動物の交通事故もいろいろな形があります。そして、事故にあってしまったこれらの生き物を捕食するために道路に現れ、車に轢かれてしまうというケースもあります(2次的ロードキルといわれています)。やまねこパトロールでは、イリオモテヤマネコ、カンムリワシなどの2次的ロードキルを防ぐために、路上で死亡している生物を道路から取り除く作業もしています。昨晩は、死亡していたカエル17匹、カニ9匹、鳥2羽、ヤシガニ1匹、ヤドカリ1匹を道路から移動させました。それで今まで何件のヤマネコの事故を防げたかと言われてしまうと困ってしまうのですが、少しでもヤマネコをはじめとした野生生物がが路上で轢かれる可能性が減るのであればと思い続けています。 髙山


7月7日にかわさきFMで放送された、舞はるりさんの自然環境教育番組 TO THE NATUREが、Youtube でも公開されました。パトロール活動に同行された舞はるりさんが、イリオモテヤマネコの危機、そして交通事故防止のための活動ををわかりやすくお話しくださっています。やまねこパトロールの高山事務局長、パトロールチームの長見さんのインタビューもありますのでぜひお聴きください!