現在マツモトアートセンターの1階のアートスペースの企画展では、松本地域を中心とした障がい福祉施設および障がい福祉サービス事業所のグループ展が今月24日(日)まで入場無料で開催中です。福祉施設の中で、日々生まれる障がいのある人のさまざまな表現。一本の線に、一色の色に、何気ない行為の中に、ありのままの彼らの姿が表れています。そしてその表現は私たちに、ありのままであることが、どれほど面白く素晴らしいことかを 語りかけてくれるのです。本展では、松本地域を中心に各地の障がい福祉施設および障がい福祉サービス事業所のみなさんにご参加いただき、福祉現場でうまれた障がいのある人の作品を展示しています。参加施設あいらいふ南原(松本市)/四賀アイ・アイ(松本市)/ドリームワークス(松本市)/WHITE CANVAS(安曇野市)/ゆうゆうの会(松本地域の当事者団体)/この街学園(茅野市)/第2この街学園(下諏訪町)キュレーター:鈴木 真知子さん場所:マツモトアートセンター松本市大手1-3-32お近くお通りの際は是非お立ち寄りください。
10/28より中央図書館から始まった対話アートNAGANO WEEK202311/1よりスターバックスコーヒー MIDORI松本店でもコンセプト展示を開始し、今年は新たにJR松本駅と、イオンモールを展示会場に加えさせていただき、11/16より、昨年も展示にご協力いただいた信毎メディアガーデン、ギャラリーノイエ、八十二銀行ウィンドウギャラリー、松本市中央図書館、も一斉に展示を開始し早くも1週間が経ちました。松本の玄関口であるJR松本駅。対話アートの各施設の展示や規格全体のコンセプトを紹介する対話アートステーションです。信毎メディアガーデンでは今年もザワメキキャラバンがやってきてくれました。ザワメキサポートセンターの協力により、これまで紹介した作家の作品やパネルを展示しています。あなたのざわめく表現を見つけにお越しください。八十二銀行ウィンドウギャラリーでは「きらめく鼓動」展を開催中作家たちは知的障がいに加え、筆を思うように持つ事ができない、手の可動域が狭い等など身体的不自由さがありながらも精力的に表現活動に取り組んでいます。松本市 中央公民館2Fでは「文字★もじ展」「文字」をテーマに、障がいのある人が描く文字や文章によるさまざまな表現と、松本タイポグラフィ研究会の方々によるオリジナルフォントデザインのコラボ展示です。ギャラリーノイエではアートde対話するジャンクション~障がいのある人の表現 ×こどもの立体制作~ 障がいのある人と子どもたちの表現が対話する、ありのままの感性が交差する空間を創り出しています。イオンモール松本ではエクセラン高校 コミュニケーションアート専攻の2年生の皆さんが展示企画を練り上げ、空間を演出してくれました。対話アートNAGANO WEEK は11/30(木)までの開催です。お近くをお通りの際は是非お立ち寄りください。どの会場も無料でご鑑賞いただけます。
11/23(木)10:00より午前、午後の二部構成の対話型ワークショップ「ナナイロ会議2023」を開催いたします。多様性や障がい、生きづらさについて高校生が考えを発表したり、来年から義務化される「合理的配慮」を職場や教育の場でどのように向き合えるかをワークショップを通して楽しく学んだり、対話ができる場を目指しています。お知らせが直前になり申し訳ありませんが、ストリーミング配信をする予定です。そちらでも視聴いただけますので、ぜひご覧になっていただければと思います。イベント概要———イベント名:ナナイロ会議2023参加方法(以下フォームをご利用ください)https://forms.gle/GTvDCN4obAWCZHV59ストリーミング配信URLhttps://www.youtube.com/@nanairomag日時・11月23日(木)※祝日定員・30名(各回)場所・信毎メディアガーデン3F参加費・無料———プログラム1・10:00 - 12:00テーマ【障がいのある人 ない人の接点を作るには】発表「多様性×生きづらさ」松本市県ヶ丘高校 探究科2年生 (3人)東御市高校2年生(ブラジル留学経験)ワークショップ:「障がいある人ない人の接点を作る企画を考えてみよう!」———プログラム2 :14:00〜16:00テーマ【当事者も支援者もハッピーでいられるためには】・ファシリテーター 遊覧潜水 代表 波多腰遥 氏・ゲストスピーカー:ピアカウンセラー 山口 政佳 氏 / 信州大学 教育学部 教授 高橋 知音 氏ワークショップ「合理的配慮について考え最初の一歩をふみだそう!」———▶交流会を予定しています。(クラウドファンディングにご支援いただいたかたは無料になります)アートセンターのセッティング等のお願い時間 :17:30〜19:00場所:マツモトアートセンター1階 アートスペース〒390‐0874長野県松本市大手1‐3‐32笠原ビル主催:ナナイロ会議実行委員会協力:エクセラン高等学校 美術科/松本県ヶ丘高校/信州大学人文学部金井研究室/長野県西駒郷/アトリエももも/ざわめきアート展実行委員会/信州松本ダイナブラックス/Re.road株式会社/八十二銀行/JR松本駅/イオンモール松本/スターバックス コーヒー MIDORI松本店/信濃毎日新聞社後援:松本市、長野県
10月29日マツモトアートセンターにて、キックオフイベントが開催されました。20名ほどの方にご参加いただきありがとうございました。代表中山からの挨拶ナナイロが掲げるミッション、対話アートについてコンセプト説明などをさせていただきました。多くの方々が障がいに触れる機会がそもそもないことが本質的な課題であると考えているということ。アートを通して多様な社会を知る機会を創れると考えています。次に今回アート展のキュレーターをしていただく4名の方のご紹介をさせていただきました。マツモトアートセンター代表 北澤一伯さん時間に限らず空間だけで一瞬で伝わるのは美術だと思うと北澤さん。何かをしながら空間を作れば一つ距離が近くなり交流生まれ、周りには西駒郷の絵が飾られてという中で流動的な空間を作られるアートスペースをより活用できるのでは。いろんな人たちがここの場所に来た時に俺やってみるかなと思って欲しいと話します。西駒郷支援員で美術作家の小川泰生さんいろんな感情が揺れ動く。できるだけ多くの人に見てもらいたいと。アトリエももも 鈴木真知子さん地域の中でアートをやる中で自由に表現できることがその方にとってどれだけ大事なことか自分も気持ちが和らいだり励まされたり…皆さんにも体験していただきたいし、交流できる場になったらいい。アトリエももも 西川直子さん自分の中を吐き出す場は大事。障害者と診断されていない人で困っている人はたくさんいる。いわゆるグレーゾーンと呼ばれる方たちも自由に表現できれば本当に山ほどあるいろんな種類の表現がここで開いたらいい。第二部ではカミジョウミカx指寛治コラボレーション ライブペイント&対談が行われました。まさに対話をしながらアートが生み出されてていくのを間近にしてウルウルするようなゾクゾクするような感情が生まれました。どんな作品に仕上がっていくのか、本当に楽しみでワクワクします。ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
クラウドファンディングのご支援とご協力ありがとうございました!昨日でクラウドファンディングを無事に終えることができました。私たちにとってクラウドファンディングを通して多くの人との一体感や対話アート展を行うためのエネルギーをいただきました。特に応援いただいた105名の方たちとつながれたことが一番嬉しいことです。ありがとうございます。後ほどリターンなどの内容により個別にご連絡させていただくかとは思いますが、まずは御礼申し上げます。始まりはこれから!本日10月1日から対話アート企画展「ジャンクション」がスタートしました。場所の片付けや搬入などを行い、無事に場所が出来上がりました。そして本日より企画展「ジャンクション」の第一弾「おしゃべりなオアシス -西駒郷の作家達-」展が始まりました。10/1(日)-11/19(日)まで開催中です。ぜひ皆さまも足を運んでください。5ヶ月の企画展中に来場者の皆さんも作品作りに参加します今回の企画展の来場者皆さんに作品づくりに参加してもらい、5ヶ月後にどんな作品になったか振り返れられればと思い大きいキャンパスを常設しております。ぜひ皆さんも来場時に何か描いていってください。本日早速数名書き込みしました!10/29(日)キックオフ開催します応援してくださった皆さんとボランティアのメンバーでキックオフを行います。(報道陣も入る予定です。)ぜひ参加される皆さんには後ほどご連絡させていただきますので、一緒に新しいスペースの場所作りを一緒にしていただければ嬉しいです。市民のアートそして生活者によるアートの発信地にAI時代の夜明けの今、私たちは全ての人が作り手であり、表現者であるということをより認知していくことが大事だと思っています。表現には理解されやすい、されにくいというのはあるかもしれませんがテストのように点数をつけるものではありません。本人が表現したいものが表現できていれば、それはアートであり、誰かによる評価というのは、本来は重要ではありません。私たちは障がいある人も障がいがない人でも、誰もが表現し、「作り手」として社会の新しいインスピレーションを与えることができると思います。「作り手」はヒエラルキーの幻想を超える必要があります。「強い」「弱い」、「出来る」「出来ない」、「上手」「下手」というヒエラルキーで考えないことです。自分の作りたいものや自分のやりたいことを誰かと比べるべきではありません。そもそも私たちは音楽を楽しむときには「上手さ」だけに注目するわけではありません。誰が弾いているのか、どんな背景でその曲を選んで弾いているのか、どうして今この曲を弾いているのか、などを考えて場合によって「弾き手」との関係値があった上で、その曲を「美しい」と感じたり「心地よい」と感じたりします。例えば子供の発表会では、我が子がどれだけ練習してきたか、練習により犠牲にしてきたもの、生まれたエピソードなど、そこにストーリーがありそれに共感が加わり、その子自身のストーリーの一部として弾いている曲を受け取っていたりします。そこには誰に比べて「上手い」「下手」ではなく、その人が紡ぐ音が「美しい」と感じる「聞き手」の存在が、「作り手」を創り出していると言えるのかもしれません。「作り手」は「受け手」がいるからこそ存在できるのです。そう作り手と同様、地域の受け手になる人たちを増やしていき、その表現を受け入れられるような地域になっていけばいいなと思います。このマツモトアートセンターがそのような市民のアート、生活者によるアートの発信地にしていければと思います。しかしそれも私たちの力だけでは達成できないことですので、今回つながっていただいた皆さんにぜひ引き続き見守っていただけると嬉しく思います。よろしくお願いします。