アール・ド・テロワールが提案するのは ワインを #五感 で味わうひととき。漆器はグラスと違い、ワインの色は見えません。だからこそ、触覚や嗅覚など、視覚以外の感覚が研ぎ澄まされて、ワインの持つ様々な個性が引き立ちます。では視覚は?まずはぜひ、ワイン専用漆器「テロワール」の美しさを存分に堪能してください。奥行きを感じる漆塗り、自然の木目、そして『輪廻 RINNE』や『蒔絵 MAKI-E』に施された生命力あふれる蒔絵装飾(漆で絵を描き、金・銀・貝などを施した繊細な装飾)。谷崎潤一郎の『陰翳礼讃(いんえいらいさん)』という随筆をご存じでしょうか。その中で谷崎は、電気の明かりがなかった時代に蝋燭や灯明のもとで見た蒔絵の美しさについて語っています。「テロワール」の蒔絵も、少し照明を落とした空間で楽しんでみてください。浮き上がるような模様がまた格別なのです。そして、「テロワール」に注いだワインも全く見えないわけではありません。特に『輪廻 RINNE』や『宙 SORA』の中で揺らめく泡や白ワインの輝きは、これもまた陰翳礼讃の世界です。新しいワインの楽しみ、そして日本の工芸の楽しみ方を見つけていただけたら嬉しいです。





