皆さま、いつも応援をありがとうございます。舞台「尼崎ストロベリー」脚本・演出の木村淳です。本プロジェクト受付終了まで残り15日となりました。本日は「オカン」役の篠原真衣さんについてお話致します。皆さまは「オカン」という音の響きからどのような女性像をイメージされますか?本作品で私が最も頭を悩ました配役が「オカン」役です。自身の年齢によって「オカン」像ってすごく変わるんですね、当たり前の話なんですけど。ただ関西弁で「オカン」と言聞くと、しかもお笑い大好きな「オカン」と聞くとですね・・・ヒョウ柄のセーターを着て、紫色に髪の毛を染めて、貫禄のある体型で、と50代の私はイメージするんですよ。でもね、主人公は高校2年生、原作から読み解くところからは若くして主人公の駿一を産んでいるんですね。つまり50代前半の私の年齢よりすくなくとも一回りは年下・・・。
「オカン」どころか!ですよホントに!!
私がこの結論に達するまでに数か月を要しました。いや~危なかった。この結論に達してからは早かったです。「オカン」を演じる篠原真衣さんと、一人息子役の真丸さんの年の差は正直親子ほどには離れていません。今年2月上旬、稽古に入るまでは「果たして、親子に見えるのか?」という一抹の不安を篠原さんも真丸さんも持っていたのではないでしょうか?でも杞憂でした。そんなことは気にしないほど篠原真衣さんは「オカン」でした。
舞台「尼崎ストロベリー」は、末期がんに侵され余命宣告されたオカンの為に「笑い」で体内のNK細胞を活性化させようと漫才甲子園に挑戦する一人息子の高校生が奮闘する本作品には親子愛、そして駿一を支えようとすればするほど駿一と感情のラインが入違って、すれ違う幼なじみたちとの友情を「尼崎」という下町を舞台に描き、そこには甘酸っぱい初恋があったり、と若い世代に伝えたいことがいっぱい詰まった物語となっております。この作品に一人でも多くの地元の中高生たちを招待して、色とりどりの「愛」を届けたいです。受付終了まで残り15日です、引き続きご支援のほどを宜しくお願い致します。