武蔵ワイナリーの栽培は、棚仕立てで雨除けが付いています。これで病気がほぼ抑えられ、農薬不使用での栽培が可能になっていて、あとは害虫をどうするか、糖度をどうやって上げるかということになります。害虫は置いといて、栽培手法ですが、植物の成長ホルモンを利用した自然栽培という手法をもとに、樹勢を強めようとしています。一方で、ブドウ栽培の本にはもれなく樹勢を弱め、ブドウの成長を抑制して、ブドウの実に栄養が行くようにしなさいと書いてあります。武蔵ワイナリーの栽培方法は、常識とは真逆の方法だという事です。やることは、脇芽を取り、枝の成長点を一点に集中させ、徒長枝を何本もつくることです。脇芽を取ることにより、有用な成長ホルモンが分泌され、根も同様に伸びます。5m、10mの太い枝を何本も伸ばします。特に、最近拡張した畑は木の生育方向も揃え、斜面を上に上に伸ばしています。画像はメルローですが、古い圃場よりも着色の良い立派なブドウがぶら下がっています。栽培方法の改善により、栽培が困難と思われた品種まで出来ているという事です。ブドウの栽培適地とは思われない埼玉県比企郡小川町で、最高品質のブドウを栽培することに成功してしまいました。最高品質のブドウで、最高のワインをどんどん造っていこうと考えています。是非、武蔵ワイナリーに注目してください!
滝澤酒造さんで今年もお世話になり、武蔵ワイナリーブランドの日本酒を造らせて頂いています。昨夜は酒母こうじを観察するため、お泊りでした。ワイナリーに帰ってからまた樽出し、「饅頭なんまら怖い2021Mizunara」になるワインをステンレスタンクに移しつつおり引きしました。瓶詰め前にもう一度おり引きをします。本当にこのワインは怖いです!((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
ミズナラの次は杉、樽を引っ張り出してきて夜中21時からおり引き。この樽も漏れ漏れでしたが、旨ければ許すところ。4本で1時間くらいでしたか、何とかやり切り、テイスティング・・・うまいうますぎる!私はフレンチオークより好きですね。皆様、是非お試しください~先走り、他の樽も出してきた。身動きとれませーん。
ミズナラ樽を引っ張り出してきました。4本ありますが、うち3本が小川小公子2021Mizunaraになります。まずはおり引きです。ろ過はしないので、おり引きを2回行い、なるべくクリアな状態にします。自然派らしいワインは美味しさ重視で、本格的なワインは丁寧にきれいに仕上げます。2020ヴィンテージのMizunaraが限定30本になっており、無くなった際には、2021ヴィンテージを返礼品に加える予定です。美味しく熟成しています!!