本日まで4日間、監督とカメラマンと助監督が一緒になってロケハンしました。人吉球磨地域を撮影を想定して確認しました。球磨川や川辺川、万江川など映画にする場合はどうするかチームで話し合い有意義な時間が過ごせました。今回のロケハン通してより映画が良いものになると確信いたしました。 有馬
昨日より、人吉にて川下りの練習が始まりました!!朝から主演の中原さんや渡辺さんが現地にて船頭さんの指導で、船に乗り込み操船の練習をしました。お二人とも感覚だけではなく頭や身体使っての操船に苦戦していますが、飲み込みが早いと太鼓判をいただいておりました!さすが役者さんと感動しました。 有馬
人吉球磨地方にはどこか懐かしさを感じる原風景のような場所がたくさんあります。更けゆく秋の夜 旅の空の 侘しき思いに ひとり悩む、、 「旅愁」の歌詞は人吉出身の犬童球渓によって綴られました。人吉からは遠くはなれた新潟高等女学校に赴任していた頃、晩秋ともなれば灰色の空から雪もちらつく寒さだったことでしょう。恋しやふるさと 懐かし父母 夢路にたどるは 故郷の家路眠りにつくまだ冷たい布団の中で、球磨川にかかる月を思い出していたことでしょう。取材に行く度に球磨川の橋を渡り温泉に行きます。部活に急ぐ中高生が「おはようございます!」と挨拶してくれる、人吉はそんな優しさが身に沁みる街です。球磨川から「旅愁」の歌が聞こえてくるような気がします。https://youtu.be/nIb1x1B0VFo?si=OC6VKPUbaDWtPWgF 山本潤子
監督から「囁きの河」最新稿が上がってきました。まだまだ読み込めていませんが、変更点がいくつかありそうです。映画は、脚本を何度も改定していきながら準備を進めていきます。ロケーションの条件や、予算など色々な要素のために、脚本の内容の変更が必要になる場合があります。そのため脚本は、映画を完成させるために現実的な視点で作成をしていく必要があります。撮影までにあと何度変更されていくのか、そして現場でも脚本が変更されることもあります。皆さまが観る頃には、今の脚本とは別物になっている可能性もあります。リターンのサイン入り台本でそれが確認できるかも知れません。 有馬
映画のロケ地を決めるには地元の人たちの協力が不可欠です。 人吉球磨を知り尽くしたKさんの案内で様々な山や川の姿を観ることができました。 球磨地方には「山ん太郎と川ん太郎」の妖怪伝説があります。Kさんは川の近くに行くと一気に動きが変わります。その後ろ姿を追って行くと「ここにはウナギがいる!」とニヤリ、穴場を教えてくれます。山では軽快な足取りで藪の奥から木の実を採って現れます。伝説の妖怪は実はKさんのように山と川を駆け回った少年なのかもしれない。 そして、私も球磨川の声に耳を傾けていたら川ん太郎の気配を感じることができるかもしれない。 山本潤子