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西田の“クセ強”選書が届く【新古書混合 選書本 5冊 + 西田の選書理由書】
これは‥結構面白いんじゃないかと‥勝手に思っております。
具体的な内容は?
ある一定のテーマに基づいた西田セレクションの新古書混合5冊が届きます。さらに、「なぜそれを選んだのか?」という、西田の選書理由書がおまけに付いてきます。
それはいったいどんなテーマか?そのテーマに西田はどんなごたくを並べるのか?
全ては謎に包まれた選書ですが、“クセ”と偶発性を楽しみたい方にはピッタリです。
選書遊戯、「誰かに本を選んでもらうこと」のおもしろさ
私はこれまで、少なくとも2名の方にテーマとともにご依頼をする形で「本と喫茶のゲンショウシャ」の選書をしたことがあります。
一つは10年来の大切な友人が運営している燈花書房さんです。
この運営者とはかつて一斉を風靡したクーポンサイトの運営会社G社の同僚でございました。(その際は「おせち事件」で世間をお騒がせいたしました…)
いつ寝れるかわからぬほど朝から晩まで仕事をした日々‥。スタートアップの熱気に当てられ無駄が多かろうとも忙しく楽しい酔狂な日々を共に過ごした仲間です。
例えば燈花書房さんはこれまでに、こんな選書をしてくださいました。
「本の読める場所を求めて」
–読書という行為を研ぎ澄ました先に場所は何でしょうか?
「ぼくは漁師になった」
–自給自足、責任と共生するということ。
この書籍一つ一つに当てられたコメントにもぐっと心を惹かれます。
ちなみにこの書評を描いてくれたのはゲンショウシャの立ち上げメンバー、「地力音楽祭(じりきおんがくさい)」を主催している真下はる氏です。
このときのテーマは「生きかた・くらしかたを選ぶ」でした。15〜20冊ほど選書をしてもらったのですが、手元に届いたときの感動は筆舌に尽くしがたいものがありました。
これがあれよと思い思いし、つぶさに本と書評を見比べましたものです。
次に選書してもらったのは、都内で企業内図書館の選書・司書をされていた温泉津在住のまきさんです。
まきさんには「絵本」を選書いただきました。
子ども向け?いいえ、選書いただいたのは、年齢を問わない、読む人・手に取る人の解釈によりいかようにも変化する絵本たちでした。
この期間は老若男女、わらわらと書架に集まっていたように、さらにそのラインナップはまきさんのお人柄を顕著に表していたように記憶しています。
書を捨てよ、町へ出よう。
ここまでで2つの選書例を御覧いただきました。
選書はする側にとって、①テーマに合わせて選ぶことの面白さ②受け取り手のことを想像するワクワク感が伴い、その過程において「選書人」の性格が如実に現れるという魅力を帯びます。
書店、Kindle、オーディブル。私は今もこの全てを使って本に触れています。書店の高い一瞥性による新たな発見から得る喜び、Kindleやオーディブルのレコメンドも忙しい日々の助けになります。
かつて寺山修司が書いた挑発的な書、「書を捨てよ、町へ出よう。」。
シェア文庫をやろうとしているやつが何を真逆のことを言おうとしとんねんと思われたかもしれませんが、これはつまり本に触れていない人へのメッセージではないのです。
書生論だけでは叶わない現実ばかりですし、今の時代なかなかそんな人もいらっしゃらないでしょう。ただその青臭くも気高いインプットと思考、そこから外に出、行動に至ることがその人間力を高めることになるかもしれません。
本との出会いの選択肢のひとつに、「選書」はいかがでしょうか。
* このリターンでは、新書・中古本問わず選書いたします。
* 蔵書と重複しても返本いたしかねる点、ご了承くださいませ。