注目のリターン
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■応援したい! 支援者銘板①行けないけど応援!施設内にお名前を掲出 個人スポンサーさま向けプランです ・支援時、必ず備考欄に掲載を希望されるお名前をご記入ください。 ・公序良俗に反する内容はお受けできませんのでご了承ください。 ・開店から1年間、頂戴した文字情報を館内にて掲出いたします。
支援者:44人
お届け予定:2025年06月
3,000円
ただただ応援したい! 西田より熱のこもったお礼のメールをさせていただきます◎
支援者:42人
お届け予定:2025年06月
10,000円
ただただ応援したい! 西田より熱のこもった、「本と喫茶のゲンショウシャ ありが湯ステッカー」入のお礼のお手紙をお送りさせていただきます◎ ・商品サイズ 約10cm x 10cm
支援者:16人
お届け予定:2025年06月
はじめまして、こんにちは。島根県の温泉街・温泉津(ゆのつ)にて、『本と喫茶のゲンショウシャ』を営む西田優花と申します。数あるプロジェクトの中から、当プロジェクトに興味を持っていただきありがとうございます。
この度、シェア文庫「本と舍(あらか)」のオープンに向けて、人生初のクラウドファンディングに挑戦します。
本と舍をどんな場所にしていきたいかをざっくりいうと、
・本を貸し出すだけでなく、さまざまな関係性が生まれる
・温泉津の未来を描く子どもたちとその親、家族が集まれる
・温泉津に暮らす人々と、温泉津を訪れる人とを結びつなげる
いわば、サードプレイスといったところです。
なぜこのような場所を作ろうと思ったか、この場所でどんなことをしていきたいか。
「湧くで温泉津」の合言葉通り、熱い思いを書き連ねました。
最後までお目通しいただき、そして、応援していただけますと大変嬉しく思います。
私が住む温泉津は、島根県の真ん中あたりに位置する港町です。
かつては石見銀の積み出し港として賑わいをみせており、この地に湧く湯は、鉱夫や運び手を癒やしていたそうです。
港から山側に伸びる温泉街は、古くから湯治場としても知られており、温泉町として全国で唯一、重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。温泉津温泉街には大衆浴場が2つありますが、私の行きつけは「元湯」。体を清め、あたためることが目的ではありますが、私にとっては、地域のみなさんとのコミュニケーションを楽しむ社交場にもなっています。
一方で、温泉津には地方ならではの課題もあります。
それは、人口減少と高齢化です。
総務省「過疎地域等における今後の集落対策のあり方に関する中間とりまとめ」によると、温泉津がある大田市の9割の地区で10%以上の人口減少が見られ、その半数は20%以上の人口減少となる見込みであるとされています。人口減少と高齢化が進むと、労働人口の減少はもちろん、地域住民がこれまで通りの生活を維持することが困難になることが予測されます。
大小さまざまな課題がありますが、私が一番危惧しているのはそうした人口減少から生じる「地域コミュニティの消滅」です。
シェア文庫の名称、「本と舍(あらか)」。
舎という言葉には、在り処、御殿、宮殿という意味があります。
この場所が、①地域自治、地域住民との関係性を育む場、②文化を育む場、③コミュニティが生まれる場になってほしいという願いをこめて「本と舍(あらか)」と名付けました。
温泉津には本屋がありません。地域住民が本と触れ合えるのは、市立図書館のみです。
現状として、“本を気軽に手に取れる場”は限られています。
本と触れ合う選択肢が少ないことは、読む自由、学ぶ自由、本を通じて得られる体験の機会損失につながると考えます。
私が営む『本と喫茶のゲンショウシャ』でも本を扱っており、テーマに沿った本を選書家がセレクトしてくれています。
温泉街で世界遺産でもあるという土地柄、当店には旅行者が多く訪れます。なかには、選書した本を読むために通ってくださったり、選書家がどんな人なのか興味を持って尋ねてくださる方もいます。本を借りて返しに来る地元の方は、「うちにある面白い本を持ってきたよ」と蔵書を当店に預けてくださることもあります。
本がある空間には、いろんな縁やつながりが生まれるー。
お店を始めてまだ1年半ほどですが、“何かが生まれてつながる瞬間”をたくさん目の当たりにしてきました。本と新しい出会いをしたお客様の発見に満ちた表情を目にするたびに、「もっと幅広く多くの人たちが“新しい発見と出会える場”を提供していきたい」という思いが募っていったのです。
「本と舍」は、本を貸し出すだけでなく、さまざまな関係性が生まれる場所にしていきます。
公益性がある場にするために、以下の3つの機能を持たせていきます。
1.サードプレイス機能〜気軽に立ち寄り、集える場所に〜
地元の方にとっては自宅や学校・勤務先との行き帰り、旅行者にとっては宿や観光地を目指す合間の“何でもない時間”。次の予定までちょっと時間を潰したい、今日は何だか寄り道したいーそんなときに、ふらっと立ち寄れる気軽さがありながら、行けば何か新しい発見がある場所を目指します。その場に居合わせる人も、あなたを待っている本も、全く同じ日はありません。「暮らし」と「観光」が交差する地だからこそ生まれる、偶発的な出会いを提供します。読書に没頭するのも、誰かと話すのも、ぼんやりするのも、自由です。思い思いの時間をお過ごしください。
2.サロン機能〜人と人との交流拠点に〜
「本と触れ合える場をなくさない」と言いつつも、あくまでも本はきっかけで、一番の目的はコミュニケーションが生まれる場を作ることです。私は、こんな光景が日常になってほしいと願っているからなのです。
本を読みたいと思う方が本と舍を訪れたとします。
そこに近所の方がいれば話しかけたり、あるいは、観光客から話しかけられたりするかもしれません。
例えば、こんな風に。
「その本、面白いですよね」
「温泉津は初めてですか?」
「私もそこに泊まっているんです」
「最近できたお店のカレー、食べに行った?」
「旅するキッチン、今月はイタリアンらしいよ」
あそこに行けば誰かに会える。観光ガイドにはない温泉津のディープな楽しみ方を教えてもらえる。
そんな認識が広がれば、自然と人が集まり、さまざまな出会いが生まれていきます。
言葉を、心を交わすひとときを過ごすことで、暖かく気持ちに満たされていくのではないかと考えます。
3.教育・ケア機能〜子どもと親と。家族が訪れられるスポットに〜
温泉津のお隣、大森町では保育園留学が始まり、都心部から移住してくるご家族が増えつつあります。そして、この「本と舍」の建設予定地のすぐ側に、小児科医が子ども食堂と、そして将来的には発達障害を持つ子どもたちの診療所を作ろうとされています。
町として未来を育もうとする気運が高まり、それを成し遂げようとする人々がいる。
身近で素晴らしい試みを行おうとしている人の姿に刺激を受け、私も何か役に立ちたいと心から思いました。
そこで、温泉津温泉街で、温泉津の未来を描く子どもたちとその親、家族が集まれるもう一つの場所を作ろうと考えたのです。
本と舍がオープンした暁には、「本と舍に寄ってから子ども食堂に行こう」「診療所の待ち時間に本と舍で本を読もう」というように、それぞれの場所を行き来する流れが生まれるでしょう。
「シェア文庫」では、棚主が自分専用の本棚を作り、そこに選んだ本を置くことができます。
棚主になれる条件は、温泉津在住であること。ただそれだけです。
本の専門知識は必要ありません。老若男女問わず、棚主をやってみたい気持ちがあれば誰でも挑戦することができます。
シェア文庫には、自分が選んだ本を置けるだけではなく、それについて来訪者が感想を書き残せる仕組みを作ります。
ゲストハウスなどでみる、ゲストノートのようなもの、といえばわかりやすいでしょうか。
棚主たちのセンスが光る、シェア文庫。ここに訪れたAさんは、ある棚に心が惹かれます。
「この棚にある本、私が好きなものばかりだなぁ。棚主のお名前は…臼井ふみ。臼井さんという方が選書しているのか」
Aさんは臼井さんにどうしても想いを伝えたくて、メッセージを書き残します。
明くる日、面白い本を見つけたので棚に置こうとやってきた臼井さんは、メモが置かれていることに気付きます。
そこには、Aさんからの熱いメッセージが。臼井さんは自分が選んだ本がAさんに届いたことに胸が熱くなり、
「またオススメしたい本を見つけたら棚に置こう」とこちらが贈り物をもらったかのような気持ちになるのでしたー。
地域住民が棚主になることで「◯◯さんが選んだ本、読んだよ!」「この前シェア文庫で読んだ本を手元に置いておきたくて、本を買ったよ」といったコミュニケーションが生まれるでしょう。もし棚主さんが温泉津温泉街で商いをされている方であれば、そのお店に足を運ぶきっかけになるかもしれません。住民にとっても、“棚主の自分”といった新しい発見と楽しみが生まれます。
旅先での本との出会いは格別です。日常から離れて手に取る本はいつもは選ばないような本だったり、帰ってから旅先で読んだ本を目にすると余韻に浸れたりします。温泉津は湯治場でもあるので、中長期滞在者が多く訪れます。リモートワークできる方も長期滞在することがあります。シェア文庫があることで、中長期滞在者に温泉津での滞在をより楽しみ、新たな出会いと発見をできる機会を提供できるのではないかと考えています。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。
シェア文庫「本と舍」を作りたいという温泉よりも熱い思い、それに至るまでに経緯についてお伝えさせていただきました。
少しでも興味を持っていただけたら、大変うれしく思います。
「ところで西田って何者なんだ?」とお思いの方、自己紹介が大変遅くなりました。
私、温泉津在住の西田優花(にしだゆうか)と申します。
西田優花(にしだゆうか)
1984年京都府生まれ。2015年 株式会社オールアバウト入社。官公庁及び自治体におけるインバウンド・アウトバウンド事業に従事。企画立案、クリエイティブディレクター、ウェブ・アプリ開発ディレクションを担当。
日本の地域支援事業(伝統産品などを始めとするものづくり関連)に携わる中で、石見地方に魅せられる。2019年に渡独し、島根の石州和紙を活用した日本の自然美を伝える作家活動をする傍ら、帰国後2021年に「日本の地域の魅力や、ものづくりの価値が最大化され、循環する仕組みづくりに寄与する」をミッションに、合同会社 現象舎を設立。2023年には島根県・温泉津町へ移住。現在、『本と喫茶のゲンショウシャ』を夫と営む傍ら、島根県西部地方の伝統芸能「石見神楽」の習得・継承を行う団体 石見神楽温泉津舞子連中に所属し、稽古に励んでいます。
温泉津に移住をした2022年に、100人を超える町民のみなさまとともに「温泉津100人会議」を実施し、温泉津のタグライン(スローガン)とステートメントを策定。現在も地域ブランディングの実践を行っています。
リターンについては、主に応援プラン、体験プランの2種類をご用意しています。
「温泉津に行ってみたいけどなかなか難しい」という方は、応援プランをご検討ください。喜びます。
「温泉津を実際に訪ねてみたい」という方は、体験プランをおすすめします。熱烈に歓迎します。
温泉津の魅力はもちろん、ここ数年で温泉津がどのように変化していったのかなどをお伝えするプランもございます。
温泉津愛と未来への想い、是非とも語らせてください。
スケジュール
令和6年11月中旬 着工
令和7年1月中旬 クラウドファンディング終了
令和7年2月 内装づくり
令和7年4月 本の所蔵
令和7年5月 「本と舍」開店
資金の使い道
空き家修繕費:約220万円
内装・什器制作費:約20〜50万円
手数料(17%+税):約38万円(目標金額200万円に対する金額)
長く人の住んでいない空き家資源をアップサイクルするかたちで施設を作るため、クラファン以外にも補助金や自己資金も組み合わせて実施予定です。(上記 空き家修繕費は想定している補助金分を抜いた修繕費です)
最後に
リーターンにある宿泊クーポン、温泉津に滞在する日数が長めのものが多いなあと思われたでしょうか?
そうなんです、温泉津の魅力を知ってほしいがため、ちょっと長めの期間設定にしています。
1泊2日ではわからない、何にも追われないゆっくりとした時間があるからこそ気づける温泉津の魅力を感じてほしいのです。
とびきり熱く濃い源泉掛け流しの湯に浸かり、岩礁の連なる海や猿が行き交う山に遊び、山陰の海の幸や山菜など自然の恵みを食し、石見神楽のダイナミックな舞と囃子に酔いしれ、石州瓦の家屋や寺社仏閣が軒を連ねる町並みを歩き、次代の担い手たちが灯す明かりで憩い、土地の文化を育んできた優しくも熱い人々と触れ合う。
温泉津を五感で味わい尽くせば、日々の営みの中でこわばった体や張り詰めた心はほどけ、自分の中からふつふつと何かが湧いてくるのを感じるはず。
ひとつひとつの細胞がみなぎるような活力が。
視界がすっと開けるようなアイデアが。
変化を恐れず一歩を踏み出すための勇気が。
温泉津の町は、いつでもあなたをお迎えします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る「温泉津視察」で西田は何を話してるの?6年に1度の神事・大元祭とともに
2024/11/21 17:00みなさまこんにちわ!季節外れの夏めいたお写真をメイン画像にお送りします、西田です。今年は温泉津への各視察団体さまの受け入れが本格的にスタートした一年でした。これまでの大学インターンシップや、民間団体さまの個別対応などを行ってきましたが、2022年は㈱WATOWAの視察プランが本格始動し、西田もその多くの会に登壇させていただきました。西田はいつも何を話しているのか?「地域ブランディング」こちらが西田が登壇するときの主たる話題です。「観光地域経営」や、「マーケティング視点の地域創生」といったテーマの会にも参加させていただいたこともありますが、いずれにしても西田はこの「地域ブランディング」を重要視してお伝えすることが多いです。企業やサービス・商品にブランディングのプロセスというものがあります。こちらと、地域のブランディングのフレームワークや考え方に大きな相違はほとんどありません。ただ、地域のブランディングにおいては「地域に住んでいる人々」がおられます。それは血が流れ温度を持つ生きた人々。何よりも長くそこに住まい続けた守り・暮らし人です。企業やサービス・商品のブランディングとは、まるで向き合い方が異なる点があることをお分かりいただけるかと思います。温泉津に移住し、自らが現場に立ち自分の手で場を作ります。「作る」というのは西田の場合、その言葉の通り釘と金槌を使って自ら木工作業をするところから始まり、内装のデザインや事業の仕組みや製品概念も作ります。そうした姿を見て、各所からお声がけをいただき、みなさまにお話をさせていただく機会を頂戴しています。↑詳しくは当クラファンのリターン詳細をご覧ください今回のリターンには、実際の温泉津視察に使えるクーポン(5名様分 ※5名様以上はご相談ください)をご用意しております。ぜひ団体でのご支援に合わせご利用いただけますととても嬉しいです!!温泉津には行けないけどお話は聞きたい!人用のzoom参加プランもございますので、こちらもご検討ください。6年に1度の神事・大元神楽を拝観する温泉津のある大田市のお隣、江津市桜江町には、国の重要無形民族文化財に指定されている「大元神楽」があります。 大元神楽は古くから島根県の西部に広くあった大元信仰に由来している石見神楽の原型とされています。なんと、今年は6年に1度開催される大元神楽の式年祭の都市。「神楽年」言われるこの年、田畑での収穫を終えた晩秋の頃、夜を徹して行われます。飯尾山八幡宮氏子総代会、市山神友会(神楽団)、大元神楽伝承保存会の3共催にて飯尾山八幡宮で催されました。↑神職全員と託太夫が大幣を先頭に舞う六所舞(ろくしょまい)の後半部分。託太夫を囲み神楽歌を奏で舞殿の座を交差・廻ります。大元神楽の特徴は、神が降りられ神がかりになることもある点です。氏子の神楽舞だけではなく、神社の神職による神事舞が受け継がれていますが、このなかでも「託舞」と呼ばれている神がかり託宣の場となるわら蛇の舞が、神職舞として中核を占めます。↑天蓋に吊られているのがわら蛇。おそらくこの演目は御綱祭と思われます。大元神楽は、神がかりに至るまでの手順と方法を正確に残す数少ない神楽であるといえるようです。明治時代に中央政府により付された「神職演舞禁止令」。達しを完全に履行することなく、山深い邑智郡の山間部ならではの特性を持って今も残り続けている貴重な神楽です。この日、西田は朝5時まで拝観させていただき、空が少し明るくなりそうなところで退散いたしました。それはそれは本当にとても貴重な体験ができました。自身が所属している神楽団の稽古場引越し作業もあり、ちょっとつかれたし行くのやめようかな‥なんて頭によぎったりしたり、道中、お世話になっている人と少し立ち話しをしたりして、なんとなく今日は行くのどうしようかな‥などいろいろ考えたのですが、なぜか途中から「行く」方向にいろんなことが向き出したのです。大元神楽伝承館の駐車場に車を停めて、さあいろんな動物が出現するという神社までの参道をどのように上がろうか…と思案していたら、同じ神楽団員だった龍元さんにばったり会うし、現地に付いたら河村さんがいて安心感半端ないし、ほんとにいってよかった‥。以上、またもシェア文庫とほんとに関係ないネタになってしまいましたが、活動報告といたします。また次の記事でお会いいたしましょう!チャオ!! もっと見る
本と舍の進捗報告!解体現場からお届け◎ FM山陰にもでるよ!!
2024/11/16 12:23みなさんこんにちわ!ワトコオイルと西田です。今日はシェア文庫「本と舍」の解体現場からお送りいたします。その前に‥おかげさまで、目標達成67%のところまできております。日々ご支援くださり、本当にありがとうございます。先日お近くにお住まいの方とすれ違い様、「ちょっと西田さん!!本のお店を作るんだって!!?すごく楽しみだよ〜おいてもらいたい本もたくさんあるんだ。」と、とてもうれしいお声がけをしていただきました。↑温泉津の飲食店組合(仮)のメンバーで運営している「温泉津あさいち」にもよく来てくださる地元の奥さまがた。毎回愛に満ちたお声がけをしてくださいます。こうして町のみなさまがすれ違いざまに励ましてくださったり、楽しみにしてるよ〜!!なんて声を聞くと悶絶せんばかりに嬉しいですね‥。↑「フトシです!」でおなじみの小林太議員。本当によく地域の取組に足を運んできてくださいます。しかも雨の日の月曜の夜にゲンショウシャに飲みに来てくださったりして、いつも本当に助かってます‥。写真は温泉津あさいちから拝借いたしました。ありがとうございます!!本と舍の進捗はいかに‥さてさて本日の本題は「本と舍の進捗報告」です。実は自ら解体工事を行っておりまして‥。そのため進捗は牛歩戦法…。と、思いきや、実はめちゃめちゃ早いスピードで進んでおります。↑1階部分の様子。このスペースが絵本と棚主書架エリアになります天井を剥ぎ、床を剥ぎ、とするわけですが、出るわ出るわひた隠しに秘められた歴史の遺産たちが…!!↑これぞ漁師町!床下から現れた無数の貝殻。貝殻の石灰質による調湿効果があるとかないとかそういうかんじ?現代を生きる私はあまりにも無知すぎる‥誰か教えて2階部分はクセの強い配架エリアになるのですが、助っ人たちのお陰様で順調に解体も進んでおります。↑トップ画像で持っているワトコオイルはこれら梁や間柱を美しく復活させるのに使用します。御覧ください、この見事な梁…。今週末また解体をして、2階の天井を現しにします。もとっと美しい梁がお目見えする予定なんですよ‥。本と舍の意匠本と喫茶のゲンショウシャにお越しになられたかたでしたらお察しかと存じますが、西田は内装・意匠は自ら行います。それは自身が作家活動をしていることもあり‥(作家活動をポストしているインスタグラムはこちら)その制作コンセプトからも、西田が関わる以上外せないプロセスです。その初期ステップに、「自ら解体に関わること」は重要な要素を占めます。解体することで、その家が年月をかけて佇んできた人の息遣い・時間の経過に一時的に介在できます。そしてそれは多くの発見を伴い、暮らし人のパーソナリティも垣間見えます。西田がその場所でなにか新たな場を作る、その場所であることの理由・背景。そうしたものも残しながら変容したいのです。なぜなら、温泉津のこの場所には、私が生まれるよりはるか昔から代々家と土地、そして地域をこんにちまで守ってくださった方がいらっしゃったのですから。私はそうした先人たちに最大限の敬意をはらいたいと考えています。エフエム山陰に出ます!!さあ、そんな具合で現場ももりもり進捗中。また随時経過報告をお届けいたします。そして告知です。掲題にございます通り、「西田、エフエム山陰に出ます!!」。実はエフエム山陰に取り上げていただくのは今回で2回目。1度目は本と喫茶のゲンショウシャを取材くださいました。今回は、田村奏のBe Lucky!という番組。めちゃめちゃイケてる & はっぴいえんど時代の細野晴臣さんみたいな雰囲気の奏さんがパーソナリティをつとめる石見とインディーズ音楽を紹介する番組で、約10分ほど登場させていただきます。オンエアは22日(金)10:30頃~の予定。ぜひっみなさまご視聴くださいませ〜!(奏さんありがとうございます〜!)かなり冬の足音を感じる温度になってきた11月もなかば。季節の変わり目は体調も崩しやすいです。どうかご自愛なさりながら毎日をお過ごしくださいませ◎引き続き、よろしくお願い申し上げます。 もっと見る
「西田の“クセ強”選書が届く」リターンを追加!書を捨てよ、町へ出よう!?
2024/11/12 12:25新たにリターンを追加しました!西田の“クセ強”選書が届く【新古書混合 選書本 5冊 + 西田の選書理由書】これは‥結構面白いんじゃないかと‥勝手に思っております。具体的な内容は?ある一定のテーマに基づいた西田セレクションの新古書混合5冊が届きます。さらに、「なぜそれを選んだのか?」という、西田の選書理由書がおまけに付いてきます。それはいったいどんなテーマか?そのテーマに西田はどんなごたくを並べるのか?全ては謎に包まれた選書ですが、“クセ”と偶発性を楽しみたい方にはピッタリです。選書遊戯、「誰かに本を選んでもらうこと」のおもしろさ私はこれまで、少なくとも2名の方にテーマとともにご依頼をする形で「本と喫茶のゲンショウシャ」の選書をしたことがあります。一つは10年来の大切な友人が運営している燈花書房さんです。この運営者とはかつて一斉を風靡したクーポンサイトの運営会社G社の同僚でございました。(その際は「おせち事件」で世間をお騒がせいたしました…)いつ寝れるかわからぬほど朝から晩まで仕事をした日々‥。スタートアップの熱気に当てられ無駄が多かろうとも忙しく楽しい酔狂な日々を共に過ごした仲間です。例えば燈花書房さんはこれまでに、こんな選書をしてくださいました。「本の読める場所を求めて」–読書という行為を研ぎ澄ました先に場所は何でしょうか?「ぼくは漁師になった」–自給自足、責任と共生するということ。この書籍一つ一つに当てられたコメントにもぐっと心を惹かれます。ちなみにこの書評を描いてくれたのはゲンショウシャの立ち上げメンバー、「地力音楽祭(じりきおんがくさい)」を主催している真下はる氏です。このときのテーマは「生きかた・くらしかたを選ぶ」でした。15〜20冊ほど選書をしてもらったのですが、手元に届いたときの感動は筆舌に尽くしがたいものがありました。これがあれよと思い思いし、つぶさに本と書評を見比べましたものです。次に選書してもらったのは、都内で企業内図書館の選書・司書をされていた温泉津在住のまきさんです。まきさんには「絵本」を選書いただきました。子ども向け?いいえ、選書いただいたのは、年齢を問わない、読む人・手に取る人の解釈によりいかようにも変化する絵本たちでした。この期間は老若男女、わらわらと書架に集まっていたように、さらにそのラインナップはまきさんのお人柄を顕著に表していたように記憶しています。書を捨てよ、町へ出よう。ここまでで2つの選書例を御覧いただきました。選書はする側にとって、①テーマに合わせて選ぶことの面白さ②受け取り手のことを想像するワクワク感が伴い、その過程において「選書人」の性格が如実に現れるという魅力を帯びます。書店、Kindle、オーディブル。私は今もこの全てを使って本に触れています。書店の高い一瞥性による新たな発見から得る喜び、Kindleやオーディブルのレコメンドも忙しい日々の助けになります。かつて寺山修司が書いた挑発的な書、「書を捨てよ、町へ出よう。」。シェア文庫をやろうとしているやつが何を真逆のことを言おうとしとんねんと思われたかもしれませんが、これはつまり本に触れていない人へのメッセージではないのです。書生論だけでは叶わない現実ばかりですし、今の時代なかなかそんな人もいらっしゃらないでしょう。ただその青臭くも気高いインプットと思考、そこから外に出、行動に至ることがその人間力を高めることになるかもしれません。本との出会いの選択肢のひとつに、「選書」はいかがでしょうか。* このリターンでは、新書・中古本問わず選書いたします。* 蔵書と重複しても返本いたしかねる点、ご了承くださいませ。 もっと見る
活動報告第7弾(11月16日)を拝読しました。 いよいよ「本と舎」活動の本筋に入ってきましたね。これから順次、日の目を見ることになりますね。楽しみです。 「この場所には、私が生まれるよりはるか昔から代々家と土地、そして地域をこんにちまで守ってくださった方がいらっしゃった。私はそういう先人たちに最大限の敬意をはらいたい」という優花さんの想い。すばらしいです。これからもずっと、その想いを育んでいってくださいませ。 それにしても、冒頭に紹介の地元の奥さま方からの声掛けは、ほんとに嬉しいですよね。
活動報告第6弾を拝読しました。 新たなリターン追加に賛同いたします。 私たちはいつも何かを選んでいます。選ばないと生きていけません。誰でも、時間と能力(体力、知力、金銭、……)に限りがありますから、何事においても「取捨選択」せざるを得ません。 「選択」とは「何かを取る」ことであり、「何かを取らない、捨てる」ということなのでしょう。だからこそ、「選択」とは「生き方」そのものだと思います。 今回のリターン品を申し込んだ理由は、セレクト本5冊を通して優花さんの「生き方」に触れることができるだろうという期待からなのです。 チャオ🙂
活動報告第5弾を拝読いたしました。 「リサーチ!検討!考察!開発!!の繰り返し」とのこと。その「繰り返し」こそが重要なことだと思います。直線的なエレベータではなく、螺旋階段を昇りながらステップアップして、練り上げていく行為ですよね。優花さんのライフワークとして、どうか突き詰めていってくださいませ。👊 今、私は鎌倉・極楽寺の境内にいます。先ほど、アナン邸でゲンショウシャのアチャールを買ったところです。アートオブピックルのネコヤマさんから試食品を各種いただき、フレンドリーな会話を楽しみましたよ♬ チャオ🙂