エファは今年で20周年。
エファジャパン20周年記念特設サイトがあるのですが、この中でも特に皆さんに訪れていただきたいのが、「私と本とのエピソード」コーナーです。
エファは本の力を信じ、子どもたちに本を届ける活動を行っています。
上記サイトでは、20周年を記念し、心を動かされた本、人生を変えた本など、皆さんの大切な一冊を募集しています。
教えていただいた本のエピソードは現地の子どもたちに伝えます。
→「私と本とのエピソード」の投稿はこちら
クラファンの活動報告でも、皆さんの大切な本を順番に紹介させていただきます!
私も小さな頃、本が大好きでした。近所の図書館、学校の図書室にどれだけ通ったことか。
大人になって図書館に行く機会は減っていますが、昨年あるとき児童図書コーナーで久々に手に取った本。
子ども心を思い出すと共に、当時読んだときとはまた異なる感動を覚え、改めて、未来を生きる子どもたちに贈りたいと思いました。
少年チトは、みんなと同じように学校へ通い椅子に座って勉強するのは苦手。でも庭で植物の勉強をするのが好きで、ある日、指で触れると花を咲かせることのできる自分だけの能力に気がつき、街の困りごとを解決していきます。
大人になってふと読み返したときに支えとなってくれるような物語です。
皆子どものときは、純真な心と特別な「みどりのゆび」を持っている。大人たちになるとついそのことを忘れがちだけれど、心の奥底で、その力が世界を変えると信じたいと願っているのではないでしょうか。
出会う方一人ひとりに対して「このひとはどんなみどりの指を持っているんだろう?」と考えると、あたたかい気持ちになり、希望が湧いてきます。
このお話を読む子どもたちにも、ぜひ自分だけの「みどりのゆび」を見つけ、大切にしてもらいたいです。
「みどりのゆび」
作: モーリス・ドリュオン
訳: 安東 次男
出版社:岩波書店
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