本日は、ラオスの小学校でインタビューをした、アティターンくんのメッセージをご紹介します。
ちなみに、アティターンはラオ語で祈りという意味です。
アティターン君のお母さんは彼に「来世に幸せな人間になってほしい」との祈りをこめて、その名を付けました。
愛情を感じるとともに「来世こそ」と願ったお母さんの気持ちを思うと、複雑な気持ちになってしまいます。
来世だけじゃない、今日も明日もアティターンくんが幸せでいられるように、引き続き皆さんのご協力をお願いいたします。
アティターンくんのメッセージ
サバイディー、僕はアティターン、12歳です。お母さんと一緒に暮らしています。僕が生まれた時点で障害者であることを分かった時に、お父さんは僕たちを去りました。
僕の大好きな授業は算数です。絵本を読むのが好きで、時間があるときには歌を歌います。
僕は車椅子を使って学校に通っています。症状が悪化すると、休むことがよくあります。家から学校までの距離は約1キロです。毎朝、お母さんは僕のためにご飯を用意してから仕事に出かけます。
学校に行けないときは、家で教科書を見ながら復習しています。そして、本を読みたくなったら、借りていた本を何度も読み返します。僕の身体の不自由さで、やりたいことが制限されることがあり、少し寂しいです。それでも、お母さんはいつも僕のそばにいてくれて、仕事の合間には遊んでくれたり、美味しいものを買ってきたり、遊びに連れて行ってくれます。
たくさん勉強したいし、いろんな本を読みたいです。たくさん勉強して、お金持ちになって、お母さんを恩返ししたいです。