こんにちは。NPO法人リンクトゥミャンマー、インターン生の吉田です。
本日は2月28日に行ったミャンマーの日本語学校とのオンライン日本語レッスンの模様をご報告いたします。
【レッスンの内容】
リンクトゥミャンマーでは、ミャンマーのヤンゴン近郊にある日本語学校と継続的にオンライン上での日本語レッスンを行っています。27日のレッスンでは、15人ほどの方が参加され、約1時間の間様々な会話を通して日本語の表現や日本での生活についてお話ししました。
レッスンの冒頭、今回のレッスンで習いたい日本語表現や日本での生活について知りたいことを現地の学生に尋ねると、「日本の規則について教えてください」との要望を頂き、日本で大切にされている挨拶、食事中や公共の場でのマナーに関して簡単なやり取りの練習をしました。学生たちは「いただきます」や「ごちそうさま」など、知っている表現を積極的に口にしてくれました。
その後、日本で就職する際の面接についての質問を頂き、入室から面接をする人とのあいさつまでの流れ、面接で尋ねられる質問の例などを共有し、数人の学生との模擬的なやりとりを行いました。
また、自分がしたいこと・自分が欲しいものを伝える表現を練習すると、学生たちはひとりひとり順番に「わたしは○○がほしいです」と自分の欲しいものについて発言し、表現を確かめていました。
レッスンの後半、日本の小・中学校への進学を検討している学生と教室の先生から、日本の学校に関する質問が寄せられました。寄せられた質問として、
・授業が始まる時期はいつか
・入学時点でどの程度日本語が使える必要があるか
・進学すると1か月あたりどれくらい費用がかかるか
・外国人の学生が入学する場合、特別に費用がかかるか、入学試験はあるか
などがありました。
【レッスンを終えて感じたこと】
今回のレッスンを通して、日本語学校の学生たちが、私が伝えた日本語表現を積極的に発話し、単語だけでなく単語が使われる場面や例文まで手元のノートにメモを取っていた姿が特に印象に残り、少しでも多くの会話表現を覚えようという意欲、日本での就職・進学を見据えた意識の高さを感じました。今後のレッスンでは、新しい表現を伝えることに加え、表現が定着しやすいよう実際の対話を想定した発話練習をより多く取り入れていこうと思います。
また、日本の学校への就学を考える学生とのやり取りを踏まえ、国内の学校への就学に関する基本的な情報が他国の人にとって入手しにくいものであるとの気づきを得るとともに、現地の人と話せる貴重な機会である日本語レッスンを通して日本での生活に関する有益な情報を伝えられるよう力を入れていきたいと感じました。