
さて、取り寄せて読んでみました「脳に何かがあったとき」
この冊子は、印象がまるで違いました。
クラウドファンディング担当者として「脳に何かがあったとき(勝手に「脳なに」と呼んでます)はココがスゴい!!」というポイントをお伝えしたいと思います。
とにかく明るい!
ある高次脳機能障害に関する本を読んだことがありました。
この本は当事者と高次脳のエラい先生が対談する形式だったのですが、当事者が何か症状を話しだすと、エラい先生はすかさず、「それは○×脳の損傷を受けてますね。殆どは周囲の無理解、うつ発症、やがては生活保護に陥るケースが多いと言われています」と発言してました。
これを聞くと、当事者も家族も、くらっ(暗っ)とすると思います。それを言われて、どうすりゃいいの?薬で治る訳でも無いのに……と思いました。
しかし冊子は違います。困りごと・工夫に加えて、笑いも随所に織り交ぜ、当事者の営みが感じられる文章になっています。
ちなみに、この笑い、ユーモアですが、ここは多田紀子さんがこだわっているところらしいです。なんでも大阪人としてここは外せない!と。
真剣ですが、深刻でないってことがポイントと言います。もう一人のライターさんは、吉本新喜劇の脚本家で有名な人です。こんな人を引っ張ってくるのもすごい・・
「私だけじゃなかった!」という感覚
高次脳機能障害は症状によって様々ですが、そうは言っても当事者は近しい症状を抱えているものです。
私自身も困りごとを読んでいて「こういうことあるある」と感じたことが何度かありました。困りごと→工夫を通じて「私だけじゃなかった!」と安心し、これからの生活に役立つ1冊です。
脳なにを考察してみた





