ブレイルフレンドリープロジェクトでは、点字や点字の楽譜をアレンジしたアート作品「ブレイルフレンド」を制作・販売しています。※画像は「カエルの合唱」 オタマジャクシが、点字のメロディと同じ並びになっています。目が見える見えない関係なく、どなたでも一緒に楽しめる作品で、全国的にも例のない取り組みを行っています。この度、点字アート作品展~テンジノテンジ~in那智勝浦~を開催することとなりました。店内では、様々な種類のかき氷が楽しめます。ゴールデンウイークのお出かけに、ぜひお立ち寄りください。点字アート作品展~テンジノテンジin那智勝浦~(入場無料)日時:4月27日(水)~5月6日(月)11時~17時会場:カフェコッペ(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町橋ノ川238-1)内容:点字の楽譜をモチーフにしたアート作品を中心に展示するほか、点字楽譜の絵本 「ブレイルフレンドコンサート」やポストカードなど、グッズ販売も行います。 現在実施中の点字ブロックサポーター募集クラウドファンディングの紹介コーナー もあります。
2000円コースのポストカードは、2016年4月14日・16日に発生した熊本地震をきっかけに制作しました。1回限りの寄付ではなく継続して販売することで、息の長い支援をしようと、甚大な被害を受けた南阿蘇村の湧き水(白川水源)で作った和紙を仕入れ、オリジナルのポストカードを販売しようと企画しました。活版印刷で「THANK YOU」、点字で「ありがとう」とメッセージを入れています。見るだけでなく、和紙の風合いや活版印刷の凹み、点字の凸凸に触れて楽しむことができるポストカードです。「活版印刷」は、約400年ほど前に南蛮渡来で熊本県天草地方に伝わった印刷技術で、キリシタンの聖書を作るのに活躍し、禁教時代の信仰を支えてきました。宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」では、主人公ジョバンニが、活版所で活字拾いの仕事をして家計を支える様子が描かれています。南阿蘇村を走るローカル鉄道「南阿蘇鉄道」の景色は銀河鉄道の世界観そのままで、南阿蘇鉄道の駅舎ギャラリーで作品展を開催するなど、静かに交流を続けています。現在も1年に1~2回程、南阿蘇村(白川水源)から和紙を仕入れて、天草市の工房に通い活版印刷をし、1枚ずつ手作業で点字のメッセージを入れています。そんな中発生した「令和2年7月豪雨」。やはり、大きなことは出来ないけれど、「出来るしこ(熊本弁で「できるだけ」)はしようと、ポストカードの収益の一部をくま川鉄道の支援金として寄付をしていました。くま川鉄道も、南阿蘇鉄道と同じく「銀河鉄道の夜」の世界観ぴったりで、大好きな鉄道です。熊本地震がきっかけで制作した活版印刷のポストカードが、水害で被災したくま川鉄道の支援にも役に立っていると思うと、感慨深いです。先日、南阿蘇鉄道の駅舎ギャラリーにクラウドファンディングのチラシを置いていただき、少しでも協力したいとの思いが伝わりました。
多良木駅のホームに設置するプレートは、ベンチの上にある茶色い板がある場所に設置予定です。
「点字毎日」(毎日新聞の点字版)3月21日号に掲載していただきました!