nu.株式会社 代表取締役の仲渡春菜様から、本プロジェクトへの応援メッセージをいただきました。
仲渡さんのフィールドであるバングラディッシュという国は、経済的な貧困に加えて、洪水や渇水、塩害をはじめとする自然災害や、ヒ素による水汚染問題など日本では考えられないリスクともとなり合わせの国です。
私たちは製品の作り手をただバングラディッシュ人に委ねるに留まらないnu.の皮製品という”メディア”を通じて、知ること・行動することへと導かれます。
物理的な隔たりのせいで伝えられることの限界はあるかもしれない。けれど、小さな「優しさ」の山を生み出せる可能性への希望を示していただきました。
仲渡様、ありがとうございます。
下記、お寄せいただいた応援メッセージです。
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≪応援メッセージ≫
自然災害はどこで暮らしていても、どの時代でも起こりうる自然界の壮大さをこれでもかと思い知らされる瞬間です。災害を目前に、実際に支援物資の呼びかけをし届けるとき、支援金を募るとき、SOSが届いているのにも関わらずほとんど何もすることができない時、耳を傾けひたすら励ますとき、今回のように実際にすぐ動ける加藤さん達のような方々へ願うように希望を委ねる時など、、、
いざ起きてから、「被災をしている・いない」「ご縁がある土地である・そうではない」に関わらず、私たちが選択できるアクションや関わり方は多様であり、無理なくその時に感じて選ぶ選択がベストだと、信じて当方もこれまでもそうしてきました。何が正しいかではなく、最も重要なのは関心を持つこと、自ら選ぶことを前提に情報や状況を捉え、関わり方を選択することがまさに私たちひとりひとりができるアクションであり、その集合体が大きなパワーとなって復興を後押しすることができると思います。
今回の自身のケースで言うと、出張で丁度日本にいないタイミングでした。まさに、全く異なる地で全く異なる社会問題に対して異国の地で奮闘していたそんな中流れてきた情報を見聞きし、何が起こっているのか驚き頭を同時に打たれた感覚でフリーズをしてしまいました。ーなぜ自分は今異国の地で支援をしているのだろう、とさえ思ってしまったのです。
しかし、関心を持つことができたからこそ、できることは沢山あることも改めて実感し、正しい情報を知るべくアクションを取ることができ、また同時に、ご縁する仲間が各所で瓦礫撤去、支援物資の調達と届ける動き、そして加藤さんらはまさにリアルな情報を発信するべく瞬きしている間に行動に移され現地入りをされ、本プロジェクトを立ち上げていることを知ることができました。 実際に私たちは体験したり、見聞きし、想像をし思いを馳せることでより共感することができます。 だからこそ、人から人へとリアルな繋がりをもとにタスキリレーをし、そしてメディアという拡張システムを活用して必要な情報が必要なところへと届き、響くことを願います。
暮らす環境、経験することは違えど、想いを馳せることはできる。 想いを託すこと、信じることはできる。 私自身も、加藤さん達の活動に思いを馳せ、動画を拝見し現地の方々の心境や状況に共感し、これから先の活動も含めて応援をしたいなと心から思いました。くれぐれも現地入りをする際は安全第一で、無理の無いよう、また、プロジェクトは始まったばかりかと思いますので、初動が勢いづき、芽吹くことを願います。
《プロフィール》
皮革産業を通じてアジア最貧国の一つであるバングラデシュを中心に雇用を創出し、職人さんはじめ携わるすべての人がひとりひとりの能力や適正にあった環境で活躍できる仕組みを作るべく、自社ブランド「nu.」の展開及び国境や企業の垣根を超えて皮革産業の事業開発と発展に携わる。
nu. × プロジェクト実行者