
こんにちは。
満福寺の住職をしています。内海秀乗です。
いつも温かい応援の言葉に感謝しております。ありがとうございます。
新しい年になりまして、満福寺令和大改修プロジェクトも順調に進んでおります。
先週、山門の復建工事をお願いしている。細見工務店の職人さんから「来週には山門に瓦をのせる作業があるので、今しか棟札を見ることができないので是非見てください」と声をかけてもらったので師匠が山門を建立したときに書いた棟札を見させていただきました。


棟札を見せてもらって、色々な人の思いが集まってこの山門が満福寺に戻ってくると思うと感謝の思いでいっぱいになりました。

『運命』とは、命を運ぶと書きます。
以前、「生きるということは命を運んでいくことなのだ」とある住職様からとても良いお話を聞かせていただきました。
自分の心臓を今この瞬間に止めてみろと言われても止めることはできません。
つまり、今自分の心臓が動いているのは、これまで戦争や多くの苦難を経験しながら一生懸命に命を運んでくれた多くのご先祖様からの「あなたに生きてほしい」という思いに生かされていることに気付くことが大切なのだと。
その生かされていることに感謝して、「今日も一日生かしてくれてありがとう。この運んでくれた命を大切に使わせていただきます」とご先祖様や神様・仏様に手を合わすことが宗教なのだと教えていただきました。
その方が言うには、宗教の『宗』には「おおもと・大切な」という意味があるそうです。つまり宗教にはキリスト教やイスラム教などにある教典や教祖様が存在し、おおもとの教え・唯一無二の大切な教えということになりますが、
日本の宗教だけ『祖霊(ご先祖様の霊)』という意味もあるそうです。つまり、「祖霊たちの教え」という意味での宗教という考え方があるそうなのです。
今の自分自身を振り返って見ると・・・
正しい箸の持ち方は誰に教えてもらったのか?人の気持ちになって考えるって誰に教えられたのか?朝起きたら「おはよう」って誰から教えてもらったのか?
これらのことはすべて、お父さんやお母さん、先生やこれまでご縁のあった多くの方々に教えてもらったからこそ今の自分が存在する。
この教えてもらったこと全てが宗教になる。つまり、誰か教祖様や教典なんて存在しなくてもここにいる人たちやこれまで多くのことを教えてくれたこと自体が宗教になるのです。そして、そのことを唯一宗教と呼んでいるのが日本だけなんだよと教えていただきました。
今、令和大改修プロジェクトを進めている中でクラウドファンディングなどのご縁によって多くの方からの温かい支援や応援の言葉に感謝の気持ちを教えていただくことができています。
満福寺が何かのご縁になって一人でも多くの方が笑顔になれるお寺にしていくために、師匠やご先祖様が運んできてくれた命を大切に使って、素敵なお寺にしていきたいと山門の棟札を見て感じることができました。
2月頃に山門が完成予定。完成後、庭園の作庭工事がはじまり4月頃にはすべての大改修工事プロジェクトが完成する予定です。
無事に完成した際は、足をお運びいただき満福寺にお参りいただけると嬉しい限りです。





