みなさま、こんばんは。リヴオン事務局です。今日はリヴオンがつくっているPodcastの番組「ゆるやか死生学」の最新エピソードをご紹介します。シーズン2は「自殺・自死」をテーマに探求しています。前回まではゲスト回として、静岡県伊豆の国市にある正蓮寺住職、渡邉元浄さんをお招きしてお話をお聞きしました。今回は研究編で、現代社会学の父として知られるエミール・デュルケームの『自殺論』についてお伝えしています。難しそうですか?大丈夫ですよ。てるみんがゆるやかにほぐして話してくれます。デュルケームが『自殺論』を書いたのは1897年ですが、「なぜ人は自殺をするのか?」ということを「個人」のみに帰すのではなく「社会」の要素を丁寧に検討しました。19世紀末にすでにこうした捉え方があったことに驚かされますが、果たして今はどうでしょうか。私が今回のエピソードで最も心が動いたのは、てるみんも「『自殺論』の画期的なポイント」と話していますが、自殺には自らいのちを絶った本人にも気づいていない要因があるとデュルケームが述べている点です。それを聞いて、自殺で亡くなった大好きだった人を思い出して泣きました。学生時代に読んだ(はずの)『自殺論』をもう一度読み直してみようと思います。みなさまのご感想もお聞かせいただければ嬉しいです。※「ゆるやか死生学」は以下のプラットフォームからお聴きいただけます。SpotifyAppleYoutube
死 の付いた活動報告
おはようございます。リヴオン事務局です。関東では雨に濡れた新緑が美しい朝です。みなさまの地域ではいかがでしょうか。4月15日(月)にクラウドファンディングが終了して一週間が経とうとしています。支援してくださった方、応援の声を届け、周りの人に伝えてくださった方、子どもと自殺についておもいを巡らせてくださった方、みなさまの力が集まってこのクラウドファンディング が目標を達成できたことに感謝の気持ちでいっぱいの一週間でした。そして、みなさまからのご支援に身が引き締まる一週間でもありました。ここで、クラウドファンディングを進めてきた尾角光美(リヴオン代表)、寺中祥吾(世話人)、直井知枝(ライティング他)、ユミユミ(グラフィックデザイン)の4人で、「お礼とこれからの会」をオンライン配信します。みなさまへ感謝の気持ちを伝え、そしてみなさまと一緒に、このプロジェクトを振り返り、これからを考える時間にしたいとおもっています。みなさまからもリヴオンに向けて、「子どもと自殺」というテーマに向けて、お気持ちやお考えなどを是非お聞かせください。私たちからの発信だけでなく、みなさまと語り合える時間にできたら嬉しいです。日時:4月23日(火)21:00-22:00場所:zoomオンライン以下のURLからご参加いただけます。https://us02web.zoom.us/j/82178145508?pwd=RWJtdlhXK01GNktzQU1mU3Z1MjJydz09リヴオンYouTubeチャンネルでのアーカイブ配信も予定しています。お会いできることを楽しみにしています。
クラウドファンディング記念企画の配信イベント、第4弾のアーカイブ動画をご覧いただけるようになりました。今回は、藤原さとさんをお迎えして、「私の声をきく、あなたの声をきく」をテーマにお話しました。藤原さとさんは、「こたえのない学校」を設立され、「探究」や「SEL(社会性と情動の学び)」をテーマに約半年にわたる大人の学びの場や、「すべての子どもが 子どもたちの中で育つ世界を」というインクルーシブ教育を考えるFoxプロジェクトに取り組んでこられています。「私の声をきく、あなたの声をきく」というテーマを聞いて、皆さんはどんなことを思い浮かべますか。このイベントでとても印象に残った二つのことを紹介します。一つは、さとさんがことばとどのように出会っていくかというお話です。「しょうがい」とはどんなことでしょうか。「障害」「障がい」「障碍」に違いはあるのでしょうか。さとさんは人がどのように「しょうがい」ということばを使っているのかをきくことからそのことばと出会っていったと言います。辞書で「しょうがい」という言葉を調べるより、誰かの定義を聞くより、そこには多様性が感じられませんか。そしてことばに温度を感じられるように思えませんか。本プロジェクトが扱っている「自殺」も、「自死」ということばとの使い分けが様々に言われていますが、どちらが正しいかを議論するのではなく、大切なのは、それを使う人のおもいをきき、自分のおもいもきくことだと思わされます。もう一つは、例えば、100人の中に一人困っている人がいたとき、自分がその人の友だちになればいいというお話です。残りの98人全員が同じように友だちになることはできなくても、自分がその人の声をきければいいのではないかとさとさんは話されました。「声をきく」とは?そこから「傾聴」へと話は広がります。とても引き込まれるお話でした。「きく」ことの新たな面に出会えたり、その深さを感じたり、その可能性に温かさや光が感じられるお話でした。こちらから皆さまも是非お聞きください。感想などもYouTubeのコメント欄でお聞かせいただけたら嬉しいです。--------------------------------------------------------------本プロジェクトも残り4日となりましたが、イベントはまだ続きます。配信イベントの詳細は、以下からご確認ください。<<配信イベント情報ガイド>>⚫︎2024年4月11日 19:00 〜20:15ゲスト:青木健太(SALASUSU理事長)⚫︎2024年4月13日 19:00 ~20:15ゲスト:森川すいめい(精神科医、鍼灸師)、星野概念(精神科医など)
こんばんは。こんにちは。リヴオン事務局です。リヴオンがつくっているPodcastの番組「ゆるやか死生学」の最新エピソードを紹介します。前回から始まったシーズン2は「自殺・自死」をテーマに探求をしています。今回は、前回に引き続き、ゲストに静岡県伊豆の国市にある正蓮寺住職、渡邉元浄さんをお招きしてお話をお聞きした後編になります。後編は、前編で元浄さんがその冒頭を紹介してくださった坂村真民さんの詩「坐る」の朗読から始まります。 死のうと思う日はないが 生きてゆく力が なくなくることがある そんな時 お寺を訪ね わたしは ひとり 仏陀の前に 坐ってくる 力わき明日を思う心が 出てくるまで 坐ってくる元浄さんは、この詩にあるように、お寺が「駆け込み寺」だけではなく「駆け出し寺」であってほしいと願っているそうです。その願いを、「どんな死も平等?」「過去の意味は変わる?」「自殺予防ということばの歯がゆさ」といったいくつかのテーマからお話いただきました。「死にたいと感じている人にどんなおもいをお持ちですか?」というてるみんからの問いに、元浄さんは「会って、お喋りしたい、目的なしに」と答えられました。「ここだったら」とおもえる場所が誰にでもある希望や、元浄さんのお話をとおして感じられる「いのちの中に死があって、死の中にいのちがある」ことは、リヴオンが「いのちの授業」で届けたいとおもっていることです。本プロジェクトも残すところ6日となりましたが、元浄さんのお話を聞いて、あらためて「子どもの自殺予防教育」と「自殺により死別経験した子へのサポート」を両輪で届けていく、そのおもいを強くしています。皆さまも元浄さんと一緒に、ご自身に中にある「死」やそれを巡るおもいを探求してみてください。ご感想をお聞かせいただければ嬉しいです。※Podcastは以下のプラットフォーム(Spotify/Apple/Youtube)からお聴きいただけます。SpotifyAppleYoutube
こんにちは。リヴオン事務局です。今日はリヴオンがつくっているPodcastの番組「ゆるやか死生学」の最新エピソードを紹介します。今回から新たにシーズン2が始まりました。シーズン2は本プロジェクトにも直結する「自殺・自死」をテーマに探求をしていきます。初回はゲスト回として静岡県伊豆の国市にある正蓮寺住職、渡邉元浄さんをお招きしました。「自殺・自死」というテーマにどう触れていいか戸惑う方も多いのではないかとおもい、人の物語から、人のなまの経験から、そこにある気づきやおもいに触れていくことをこのテーマの入り口としました。元浄さんは大学3年生のときにお父様を自死で亡くされています。ジーズン1の「死は乗り越えるもの?」というテーマをきいたとき、お父様の死を置き去りにするしかなかった、向き合うのが苦しくてそうするしかなかったご自分がいたことに気づかれたそうです。一方で、29歳で結婚し、子どもが生まれたことで、いのちが繋がっていくことを感じ、「自殺・自死」というテーマは生涯かけて考えていきたい、誰かと一緒に考えていきたいテーマであると思われているそうです。最初に「自殺・自死」ということばについて二人がそれぞれのおもいや考えを語り合いました。そして、かつて元浄さんがお父様の同級生からかけられたことば、自分にだけ向けられたそのことばを巡って話は進んでいきます。元浄さんの物語に触れさせていただきながら「自殺・自死」について一緒に探究してみませんか。※Podcastは以下のプラットフォーム(Spotify/Apple/Youtube)からお聴きいただけます。SpotifyAppleYoutube