RINGO JAMな畑の永井です。延べ100回くらいは聞かれたであろう「りんごが好きで始めたんですか?」という質問について。きっと今後もたくさん聞かれるのだろうなと思っています。正直自分でもあんまりそれに対する正確な回答を持っていません。この質問は、「青森が好きで青森に移住したんですね。」ということと共通の何かを感じます。これにもうまく答えられないんだよなぁ…。
今は好きとか嫌いとか、そういう感じでもなくなってしまいました。なくてはならないものだし、きっと一生何かしらの形でりんごとは関わり続けるのだと思います。まあ、そうでない可能性もあるのでしょうが。
最近気づいたこととして、私の中に「地方ってなんだろう。」という問いがあるんじゃないかということ。しかも、かなり前から。どこ出身であるかとか、どの沿線に住んでいるかで優劣のようなものが決まるのも不思議だなぁと思っていましたし、便利とか不便とか、そういう指標が出てくる途端に心の距離が100mくらいになっていました。いや、まあ、終電がなくなって2万円近く払ってタクシーで家に帰ったりした時は「不便なところに住むの、無理かもしれない。」っていうのがよぎったりしていたので分からなくはありません。終電を逃さなければいいんだよね、私。
私は、その問いを通じて、「青森やりんごを通じて、地方とはなにかを知りたいと思っている」かもしれない、と考えるようになりました。それは事実であるように感じます。でも、私にとって青森やりんごは”手段”というわけではなさそうなので、これも100%な説明ではなさそうです。難しいなぁ。
青森やりんごを通じて、地方とは何かを知りたいし、それを知った私(青森やりんごに耕された私)は、どんな私になっているかも知りたいと思っています。今回の取り組みのテーマである、共に耕すことにもつながってくることなのかもしれません。
今回のRINGO JAM な畑の取り組みで、コファーマーのみなさんはりんごと触れることでどんなことを感じるのでしょう。何か、変化は生まれるのでしょうか。全く想像ができませんが、きっと何かはあるのだと思います。それを楽しみに、しずかに活動を続けていければと考えています。
今日でクラファン終了まで【あと7日】となりました。支援者の数は52名となりました。数が増えるごとに、嬉しさも募ります。本当にありがとうございます!
noteでスタッフの厚史が「共に、耕す。」をテーマに記事を書いてくれました。昨日の活動報告と併せてぜひお読みください。