RINGO JAMな畑の永井です。本日、青森市で開催されました象印マホービンさん主催のおにぎりワークショップに参加してきました。
今回ワークショップに集まったメンバーは、旅するおむすび屋の菅本香菜さん、青森市で米づくりをされている山田ふぁーむさん、弘前市で津軽の料理を伝承する活動をしている津軽あかつきの会です。わたくし永井は、津軽あかつきの会の会員として、そしてEXPO酒場青森店の店長として参加しました。
象印さんは、2025年の大阪・関西万博の際に出店し、おにぎりを販売するということが決まっているのだそうです。そのお店で販売する「日本のおにぎり」を検討するために全国各地でワークショップを実施する予定で、その初回が青森市で開催されたという流れです。
食材を見て、調理に移るまでのスピード感に私は圧倒されました。私はほとんど何もできませんでした。味見をしてコメントしたり、洗い物をしたり、お皿を出したり、そんなことをぱやぱやしていました。
「青森のおにぎりといえばシャケではなく”マス”だよね。」とか、「おにぎりの握り方は三角ではなくて円型が普通だ。」とか、津軽あかつきの会へ参加しているとあまり出てこない話題も多く、私自身とても新鮮な気持ちになりました。
また、「身欠ニシンと”ばっけみそ”が合うんでないか。」「ホタテとネギと源たれを炒めても美味しそう。」「ほたてとりんご漬けをバターで炒めたらどうだべ。」などなど、皆さんの創作意欲が爆発しており、普段の伝承料理を作る時とは、まったく違う表情を見ることができました。
おにぎりワークショップを経て感じたことは、おにぎりをみんなで作るというのは楽しい時間であるということです。心もお腹も満たされました。
また、おにぎりのすごさを感じた気がします。道具や食材は特別なものである必要がないというのも手軽で取り組みやすいと感じましたし、料理を教える人と教わる人、という構図にもなりにくく、みんなでその空間を作っていくという空気感が自然と生まれていました。また、具材の組み合わせでオリジナリティも出しやすく、「私が作った。」という達成感を得られるものであるとも感じました。
菅本さんはおにぎりではなく”おむすび”って言うんだなぁと途中で気づき、理由や思いを知りたくなったのですが、別の機会でお聞きすることにしました。人見知りとシャイが爆発しました。
津軽弁では、「にぎりまま」もしくは「にぎったまま」と言うそうです。ネイティブツガリアンに教えてもらいました。私もりんご畑で「にぎりままワークショップ」やりたくなったなぁ。畑仕事をパワフルにできる「にぎりまま」をみんなで作りたい。なんか、ただのピクニックになりそうだけど。
今日でクラファン終了まで【あと5日】になりました。昨日からさらにご支援いただき支援者の数は【56名】となりました。本当にありがとうございます!
明日のお弁当には、梅干し(もちろん赤紫蘇で包んで)を具材にした”ままをにぎって”持っていくかな。なんだか、明日の畑仕事がより楽しみになってきました。