「朝ごはんをゆっくり食べたい。」
お父さんが定年したら、一緒にやりたいことってある?と母に聞いたら、そう言われました。好奇心旺盛で、50代になってから山登りにチャレンジしたり、俳句や漫画などの創作もし出した二人。どこか行ったことのない国に行きたいとか、キャンピングカーで日本一周するとか、そういう答えが返ってくるかと思っていたから驚きました。そして、涙が出そうになりました。一緒に話を聞いていた夫は、きっと泣くのだろうと思ったのですが、やっぱり泣いていました。
今日まで約20日ほど青森に滞在し、ずっと摘果に取り組んでくれた母。RINGO JAMな畑の姉妹園「ヒビノス林檎園」に関わってくれていて、古参のコファーマーであると言えると思います。毎年2回、延べ1カ月以上は摘果や収穫など、りんごの作業を手伝ってくれています。今年はりんご以外にもチャレンジということで、先日じゃがいもと菊芋を植えました。育てやすいものから少しずつ増やしていこうと思います。
母がりんご畑に来てくれるようになってから、母は4コマ漫画をたくさん描くようになったような気がします。青森にいると、インスピレーションが湧くのでしょうか。「”勝手に”弘前都市伝説」というタイトルで、青森やりんごにまつわる、あることないことをカタチにしています。正直とても面白く、企画や商品として成立しそうなものもたくさんあり、とても勉強になるなぁと感じています。永井こみち先生、すごいや。ちなみにこみち先生は、2023年の「トキワ荘のまち 4コママンガ大賞」の一般部門で入選した実績も。我が母ながら、すごいや。
りんご作りに関わるようになって、母にどんな変化があったのか、まだ本人にちゃんと聞いたことはありません。でも、母と娘としての私との関係性は、自分自身変わったような気がしています。前は、話せば険悪な感じになることも多かったように思えるのですが、最近ではお互いに異なる考えに対し、多少面白く感じないことがあったとしても、表に出しすぎずやり過ごすことができるようになってきたような気がします。少なくとも私は、以前の関係性よりもずっと楽しく感じています。りんごのおかげかな。感謝。
今日でクラファン終了まで【あと3日】です。支援者の数は【58人】になりました。本当にありがとうございます!
コファーマーの皆さんももちろんですが、コファーマーの皆さんと一緒にりんご畑を運営することで、私自身にも何か変化が訪れるのでしょうか。全く想像できていませんが、何が起こるのか、楽しみにしていたいと思います。