2024/06/16 09:18
今日は柄(エ=ハンドル)作りです。
二つに割った木材を貼り合わせる方法で製作します。
胴和(口金)
柄の口元に補強の為に金属で輪っかを作りはめます。(昔の絵には胴和は無いです。)
ロウ付けという方法です。銀を流して金属をくっつける方法です。
日本刀にもロウ付けでつくる部品があります。現代では鍛接の替わりにロウ付けが使われた刃物があります。
時代を遡ると天智天皇の時代千三百年前の下水菅の工事にもロウ付けの跡がみられるという事で。
そんな昔にハイテク技術があったのか!という記事を見ました。
「驚異のハイテク技術 天智天皇の水時計を機能させた銅管 (
日本銅センター)
より」
((私の先生は自身の入れ歯を、銀材とロウ付けを駆使して自分で製作して長年愛用しています。
なんでも普通の入れ歯だと軽くて外れ易くて、海に潜った時良く無くして困ったそうです。
銀は体にも害無く、重さがあるので外れてなくす事が無くなったそうです。
そして歯の形に興味を持ち、歯の構造や調整の事など講義して頂きました。))
と言うわけで完成した柄です。
防水の為に木部に塗りをしています。