前回の「はち通信」では、このプロジェクトが中断した理由として「資金の不足」と「専門知識の不足」をあげお金の話をしました。今回は「専門知識の不足」についてお話しします。もともとこのプロジェクトは「宿」=旅館業法を取得または簡易宿所の許可をとる前提で進めていました。いざ、プランをたてはじめた時にこのどちらの許可を取ったらいいものかと行政の窓口に相談に行った時、それは発覚したのです。担当者「道路の幅が3cm足りませんね」わたし「さ、さんせんち、、、?!」この時の私は、道路の上にかかっている網や側溝の蓋は道路として計測してもいいと思っていました。ところが、実際には道路の種類によっては認定されるものとされないものがあるようです。やってしまった・・・・(心の声)3cm、3cm、、、明日、目が覚めたら道路幅が増えていないだろうかともう一度はかりにいくも、変わるはずもなく。そこから涙をのんで「民泊の許可をとる」という方向にシフトしました。しかしそこにも、壁が存在します。わたしは、この民泊を家主が同じ建物の中にいなくても宿泊ができるよう考えていました。民泊の定義としては、「はち」は私のアトリエ兼民泊です。その形は「不在方民泊」と言って、2021年当時、住宅宿泊管理業の認可またはその資格を持っている業者に委託するしかありません。しかし調べれば調べるほど、この資格をとるには不動産の実務経験や宅建などの資格を要しました。また、管理業者に委託したくとも、30分以内に駆けつけられることが条件ですが、近隣地域には業者がいません。これでは、中山間地域の空き家活用が進みません。こんなことでいいのかジャパン。。。大抵の嫌なことは、少しの時間がたてば忘れる性格の私。しかしこの時ばかりは「もう無理かも」「あきらめたい」というモードに。もう、ここは別の事業にシフトしようか。。。と思っていた時、残る選択肢を考えてみました。それは、管理人室を作りゲストがいるときに私と子どもが泊まり込む。というものです。この場所をどうしたかったのか。そのことを、何度も何度も自分に問いました。この若桜の宿内に、若桜鉄道でやってきた旅人が蔵通りを通って、この小さな家にたどり着く。シンプルな作りと静かな場所で、アートとともに過ごす。その時間を朝の水音、風の通る山々、夜の星々が包み込む。そうだ、そうだった。あきらめている場合じゃなかったー!ということで気持ちを乗り越えて、再出発!そして2024年、なんと!一般の人が「住宅宿泊管理業の講習会」を受けて免許を取得することができるように!!ここまでの苦難を思い出すと、騙されているかもしれないと思いながら笑現在、講習会の申し込みが完了しました。今回は、あまりにも長くなりましたが今後、民泊を予定されている方には参考になるかもしれないと思い、体験談としてお届けします。ということで「専門知識の不足」を自分の足で情報収集し、知らなかったことを知ることで道がひらけるというシンプルな修行を積み重ねています。こんなに長い文章を読んでくださり、ありがとうございました!引き続き、ご支援&応援いただけると嬉しいです!#泊まれるギャラリーはち#若桜宿#若桜鉄道#artstay
おかげさまでクラウドファンディングが始まって12日で目標の50%を達成しました!支援だけでなく、プロジェクトのシェアも本当にありがとうございます!「はち通信」は、ゴールまでの道のりも一緒に知ってほしいという思いでお届けしています。今日は「泊まれるギャラリーはち」プロジェクトのはじまりの話です。実はこのプロジェクトは立ち上げにものすごく時間がかかりました。そのことを客観的にも知ることができる資料があります。それは2021年に鳥取環境大学の学生だった赤嵜さんがこのプロジェクトに関わり書き上げた卒論です。彼女の卒業までに、できるだけこの事業を動かしたいと私も思いましたが実はいくつもの問題に直面し、何度もストップしています。彼女は卒論の中で、このプロジェクトがストップした原因を大きく2点指摘しています。「資金の不足」と「専門知識の不足」でした。まず資金の不足について正直、最初の私は本気で、予算250万円でやろうと思っていました(笑)実際には運営資金も含めると約1,000万円くらいかかります。私は現在、イラスト、デザイン、シェアハウス運営を個人で数名のアルバイトスタッフとともにギャラリー、カフェ、焼き菓子製造販売など複数の小さな事業を組み合わせて生計を立てています。「資金の不足」に現実的に向き合うために、事業全体を商工会に伴奏してもらいながら数字の面で見直し、目標をたて、小さい◎を積み重ねていく。そして民泊についての事業計画を細かく設定する。その作業を繰り返し、自分の中でも数字の現実性が見えてきてから生まれて初めて「銀行にお金を借りる」という選択をしました。実は、すごく覚悟が要りました。今までは自己資金で回してきたので、銀行にお金を借りるなんて、恐ろしかったのです。けれど前述した事業計画を商工会の手を借りて自分でやったことで大きなお金が動くことへの苦手意識を、地道に数字を積み上げることへの楽しみに変えていきました。資金を調達することは、周りを説得することでもあります。そこには事業のビジョン(熱い思い)と、数字の予測が必要です。私に足りなかった後者を、時間はかかりましたが提示することができるようになり2023年、銀行とも話をすることができました。そして「自己資金+銀行融資+補助金+クラウドファンディング」複数の方法で資金調達をすることに舵を切り時間はかかりましたが「資金の不足」の面を解決しました。そんなこんなで、次回の「はち通信」ではプロジェクトがストップしたもう一つの原因「専門知識の不足」についてお話ししたいと思います。#泊まれるギャラリーはち#若桜宿#若桜鉄道#artstay
こんばんは。このまま涼しくなると思いきや、残暑が厳しく。そんな中でも現場に通ってくださる大工さんに感謝です。ゆっくりと、でもゴールに向けて手をふりながら歩いていく。そんな「はち」を作る時間を一緒に楽しんでいただけたらと思います。その様子を【はち通信】と題し、プロジェクトの進捗や活動をお届けします。今週は「はち」の顔になる暖簾の打ち合わせにとある作家さんのアトリエを訪ねました。型染という手法で布を染められています。まずはベースとなる布地や野菜の育て方で盛り上がっているとアトリエに面した畑を鹿の親子が通りがかっていきました。私がここで「はち」を始める理由なども聞いてくださりまた次回、若桜を訪ねてくださることになりました。そして図案が生まれてくる、その瞬間を見られることが楽しみです。皆様も、どうぞお楽しみに!クラウドファンディング気になるけど、よくわからないな、という方もひとまずサイトを見ていただけると嬉しいです。そんなこんなで、またお便りいたしますね。
ドキドキしたクラウドファンディングスタートから今日で1週間経ちました。おかげさまで、目標の40%までご支援いただきました。でもまだまだ頑張らねば〜という気持ちなのですが私はマラソンよりもウォーキング派でして。。。無理な運動はすぐに倒れてしまいます。なのでこのクラウドファンディングはゴールまでを歩きながら途中、花でもつみながら、ということで。【はち通信】と題し、プロジェクトの進捗や活動をお届けします。ご支援いただいた方も、ぜひこの道のりを一緒に楽しんでいただけたらと思います。クラウドファンディング気になるけど、よくわからないな、という方もひとまずサイトを見ていただけると嬉しいです。今日、8月19日は第二期工事がスタートしました。お盆前から若桜は朝夕が涼しく、草刈りにはもってこいです。工事をお願いしている令和建築さんと現場で打ち合わせをしながらいよいよ始まるのだな、とドキドキしてきました。写真は、屋根の補修の資料写真を撮ろうとしたらタイミングよく今回の工事をお願いしている令和建設のメンバーでもあり鳥取の浜村にある「喫茶ミラクル」や「Hama villa」を手がける宮原翔太郎さんがポーズをとってくれておや、髪伸ばしてワイルドやんかーって声をかけたら来年までに反町隆史?稲葉浩志?(誰だったか忘れちゃった)だかを目指しているとかなんとか。ananの表紙いけるんじゃないーって勝手にこさえた画像をこっそりUP。とても信頼する大工さんです!どうぞよろしく!そんなこんなで、またお便りいたしますね。ひやまちさと
8月12日にスタートした【泊まれるギャラリーはち】のクラウドファンディングご支援いただいた皆様のおかげで目標 100万円のうち 30%を達成しました!正直、高い目標を設定したなと後で冷や汗をかきながら、胃の痛い日々を過ごしていたのですが支援をいただいた方のコメントにグッときて、、、救われております!まだまだ残り40日以上、そして70%を達成するためにマラソンは無理なので、ウォーキングな感じでゴールに向かって、いきたいと思います!その途中、若桜の景色に足をとめたり、声に耳をすませたり楽しみながら一緒に歩いていってもらえたら嬉しいです。途中、転びそうになっていたら、声をかけてもらえると生き返ります(笑)活動報告ではプロジェクトの物語を一緒にお届けしていきます。どうぞ、お楽しみに。ひやまちさと