クラウドファンディング終了から早2ヶ月…活動報告が滞っており申し訳ございませんでした(泣)この2ヶ月はリターンの手配やポートカケガワ関連プロジェクトが過渡期で、とにかくてんてこ舞いの毎日でした。ようやく色々と形になってきた部分があるので、これから定期的にご報告させていただければと思います。今回はペイフォワードライブラリーの進展についてご報告いたします!ペイフォワードライブラリー用の本が続々と到着!ペイフォワードライブラリーでご支援いただいた本が少しずつ到着し始めています。先日も高久書店の高木さんが本を納品するためにポートカケガワにいらっしゃいました。人生で一度にこんなにたくさんの本を買った経験がないので、かなりドキドキワクワク。段ボールにぎっしりと詰められた新書たちは「早く子どもたちに手に取ってほしい」と訴えかけているように感じます…!さて、本の購入とあわせて準備を進めていたのが「蔵書印」の作成です。ポートカケガワ図書室部のメンバーと、うちの子どもたちがデザインしたものをハンコにしてみました。デザインのテーマはポートカケガワの看板ロゴ下に飾られている「空飛ぶくじら」です。実際に押してみると…めちゃくちゃかわいい!!ちなみにポートカケガワでは定期的にイベントを開催しているのですが、そのイベント内で急遽蔵書印を押す企画を立ち上げてみました。イベントに来てくださったお客さんや図書室部メンバーと一緒に、約200冊の本にハンコを押すことができました!蔵書印が押された本を並べてみると…圧巻ですね。「大人から子どもへ手渡したい」という多種多様な本がポートカケガワに揃いつつあり、世間ではなかなかお目にかかれない本のラインナップになっていると思います。今後残りの本の到着を待ちつつ本棚の作成を進めて、うまく行けば10月中にペイフォワードライブラリーのお披露目ができる予定です。ぜひ皆さんお近くにいらした際はポートカケガワにお立ち寄りください♪引き続きポートカケガワの応援をよろしくお願いいたします!
皆さまからたくさんのご支援をいただき、総額5,465,063円の支援金が集まりました。本当にありがとうございました!!ご支援いただいた皆さまへは順次、リターンに関するご案内をお送りいたします。今しばらくお待ちいただけますと幸いです。今回のクラウドファンディングでは、・レジデンスメンバー・ペイフォワードライブラリー・災害時のプラットフォーム機能の3つにおいて、皆さまからご支援をいただいてきました。その過程で多くの方とメッセージのやり取りをさせていただき、本当にたくさんのあたたかな応援メッセージをいただきました。これまでなかなか連絡ができなかった方々とこのクラファンを通じて再度つながることができ、個人的には今回のクラファンで頂いた金額の何倍もの価値を受け取った感覚です。集まったレジデンスメンバーと共にポートカケガワをさらにアップデートしながら、掛川のまちをもっとおもしろく変えていければと思います。ぜひこれからのポートカケガワにご期待ください!!本当にありがとうございました!!!
ここまでのたくさんのご支援、誠にありがとうございます!ネクストゴールの500万円を達成し、3rdゴールに「ペイフォワードライブラリー1,000冊」を設定いたしました。未来の子どもたちに手渡したいと思う本を、ぜひ皆さん1人ひとりの目線で選書いただけますと幸いです。なお本日22時より、皆さんと一緒にフィナーレを迎えるべく、YouTubeライブを生配信いたします!▼7/27(土)22:00~24:00予定YouTubeライブ配信リンクコンテンツとしては、・Q&Aコーナー・ポートカケガワ内覧ツアー・ハマ&クミコのクロストークといった内容を予定しております。目標達成に向けて最後までがんばりますので、何卒ご支援のほどよろしくお願いいたします!
僕が野中社長のことを知ったのは2017年。「ピンハネ屋と呼ばれて」というブログを読んだのがきっかけでした。そのブログの最初のタイトルは「僕が派遣会社を設立した理由」です。野中社長はもともと派遣会社に勤めていたのですが、業界のピンハネの実態に嫌気がさし、会社を辞めてリツアンを起業します。生活苦で会社を辞めていくエンジニア社員のこと、不器用だったお父さんのこと、なぜリツアンが給料にこだわるのかということ。ブログのタイトルに「ピンハネ屋」という屈辱的な蔑称を掲げる、野中社長の静かな覚悟と決意に心を打たれました。いつか会いたいと思いながらもそこから2年が経ち、実際に野中社長にお会いしたのは2019年です。飲み会の席で遠くからお見かけしただけでしたが、これから飲み会が始まるという段階ですでにベロベロでした。周囲の人に支えられながらタクシーで帰る野中社長。その後何度か野中社長と飲みに行かせていただく機会がありましたが、いつもベロベロでちゃんとした話をした記憶がありません(笑)でも周りはいつも笑いに包まれていましたし、その場からいつも新しい何かが立ち上がっていました。ポートカケガワの成り立ちのきっかけもまさに飲み会の席だったことは、クラファン本文で書いた通りです。ここで終わってしまうとただの気の良い酔っ払い社長になってしまうので、1つエピソードを紹介させてください。先日リツアンの社員・Kさんと立ち話をしていたときのことです。Kさんはもともと飲食店をされていたのですが、コロナ禍で経営が苦しくなりお店を廃業。そんな経緯で今リツアンで働いているとのことでした。ご存知の通り、コロナ禍は飲み屋など、夜の飲食店に大きなダメージを与えました。Kさんのお店も多分に漏れず、その日もお店は閑古鳥が鳴いてる状態だったとのこと。そんな中、酔っ払った野中社長がお店にふらりとやってきたそうです。野中社長はビールを一杯頼むと「大変だけどがんばれよ」と、3万円を置いてそのまま店を出ていきました。千鳥足になりながら歩く野中社長の背中を見ながら、Kさんは「いつか必ず野中社長に恩返しをしたい」そう強く思ったそうです。おそらくそのときだけでなく、Kさんだけでなく、野中社長は酔っ払いながら苦しいお店を応援して飲み歩いていたのでしょう。とにかく生き様がカッコいい。いつも一番弱い人の味方で、見えないところでそっと手を差し伸べてくれる。それが野中社長であり、リツアンの基本スタンスです。リツアンが給料にこだわる理由、横さんちやオズマンなど、さまざまな人たちの想いに応え続ける理由は常に一貫しています。そしてそれはおそらく、かつて会社をやむなく辞めていったエンジニアさん、不器用だったお父さん、そして父親を間近で見ていた子どもだった頃の自分自身を救うためなのだと思います。ポートカケガワもアプローチは違うかもしれませんが、リツアンが目指す未来と同じ未来を目指します。ポートカケガワは野中社長ならびにリツアンさん無しには存在し得ませんでした。頂いた恩を直接お返しすることはもちろんですが、その恩を次の世代へおくる。そのあたたかな円環の軌道が多くの子どもたちを救い、その子どもたちはさらに次の子どもたちに手を差し伸べる、そんな未来を思い描いています。野中社長、本当にありがとうございました。大変お待たせしましたがここから恩返しターンに入っていきますので、楽しみにしていてください!以下、今回野中社長より頂いた応援メッセージとなります。---------------------------------時間を忘れ何かに夢中になっている人をみると、こちらもわくわくします。仕事に熱狂するのも、趣味に没頭するのも、遊びを極めるのも素敵です。夢中になっている人にはどこか魅力がある。ただ、いまは選択肢が多すぎて、夢中になる何かを選ぶこと自体が難しい。あれこれと考えてばかりで時間だけが過ぎちゃう。でも、何かにのめり込むって、意外にシンプルで、それは目を輝かせた子どもたちとの交流の中にヒントがある気がします。ポートカケガワでハマ君が目指しているのは、大人が子どもたちに一方的に知識や経験を教える場ではなく、大人も子どもから学べる双方向の場所です。そして、世代間で交流を活性化することで最終的には街全体を活性化することを目指しているんだとおもいます。僕も他の皆さんと同じように応援者のひとりとして、また利用者としても、ポートカケガワの成長を楽しみにしています。---------------------------------
佐藤さんとの出会いは今から遡ること20年前。2004年の1月8日です。なぜ日付まで覚えているのかというと、妻の日記が残っていたからです。当時僕たちは大学生で、冬休みを利用して旅をした後に掛川へ帰省してきたところでした。撮影したフィルムを福田カメラさんに現像に出して、できあがるまでの時間を待つため近くをブラついていたところ、佐藤さんに出会います。きっかけは自転車です。建物の前に停まっていたロードバイクがカッコ良かったので、2人で「カッコいいね」「ここ何の事務所なんだろう」と言い合っていたところ、扉がガラリと開き、出てきたのが佐藤さんでした。「どうしたの。入んなよ」有無を言わさず僕たちを事務所に招き入れた佐藤さんは、優しげにお茶とお菓子を出してくれました。そこでの話は断片的にしか覚えていないのですが、「この会社はまちづくり領域の仕事をしているらしい」「佐藤さんは同じ高校の先輩らしい」ということがわかります。ただ強く印象に残っているのは、コンセプトという会社がセンスの良い尖った会社であることと、佐藤さんがおもしろい人(かつおもしろいことが好きな人)であるということです。なんとなく佐藤さんも僕たちに興味を持ってくれたみたいで「海外にバックパッカーで行ってきたんだ。へーいいじゃん」みたいな感じだったように記憶しています。そこから15年後。2018年に掛川へUターンしてきた僕は、しばらく経ってから「そういえば…」と思い立ち、コンセプトを訪ねます。アポなしで事務所を訪れると、そこには佐藤さんがいました。「僕のこと覚えていますか?」僕が女性だったらちょっとした修羅場がはじまるような入り方をしてしまい、案の定「え!?ちょ…待って…え、何それやめてよ」と動揺する佐藤さん。でもどこかおもしろそうに笑っていて、経緯を説明するとようやく思い出してくれました。そしてそこからさらに5年。今僕はポートカケガワを通してまちづくりに取り組もうとしています。大学生だったときに佐藤さんに出会い、「おもしろそうなことやっている会社だな」と、あのとき感じた感情。その感情の伏線を今まさに回収しようとしているのだと思うと、なんだか胸が熱くなります。とはいえ、佐藤さんと僕では雲泥の差があるのは当然のこと。佐藤さんの過去の取り組みを知り、「何年も前にこんなことやってたんだ…!」と、その考えの深さや鋭さに打ちひしがれることもしばしばです。でも尊敬できる先輩が身近にいて、さらには相談にも乗ってくれる、そんな恵まれた環境はありません。これからも、定期的に美味しいお茶とお菓子をいただきに伺いたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!以下、今回佐藤さんより頂いた応援メッセージとなります。---------------------------------日本の東西中心は東経138度。その中心線が南北に走る静岡県掛川市は、江戸時代から日本の東西の文化・経済・生活が重なりながら切り替わっています。東西を両睨み出来る独特の立地と、異なる感性や知恵を持つ人びとの豊かな交り。明治以後は、新しい経済思想である報徳運動を地方に広める役割も担いました。こうした地勢や背景が、特有の寛容な気質を育み、ならではの知恵を生み、個性ある技や空間を創り、まちづくりに脈々と息づいています。ポートカケガワの機能は、このように東西の知を交え、地の知を宿すことでしょう。長濱裕作という気質と才能が、その役割を果たしていきます。ご期待とともに、ぜひ寛容なるご支援をお願いします。---------------------------------