おはようございます!今日は出雲民藝紙を使われている職人さんを訪れました。島根県唯一のだるま職人堀江さんです。松江市で工房を構えられ、干支だるまはもちろんのこと、アマビエだるま、出雲の神話に出てくる神様のだるまなどなど、デザインもかわいいおしゃれなだるまを制作されています。サイズも小さくて作業されているお部屋にずらっと並べられた様子も愛らしい!出雲民藝紙をちぎり絵のように貼り合わせた模様に金のリボンが描かれると完成です。安部榮四郎記念館でも購入していただけますよ!和紙×手仕事のリターンも揃えていますので、ぜひご覧くださいね!
おはようございます!松江は完全に梅雨になった模様です。肌はしっとりを通り越してじっとり・・・養生いたしましょう!今日は本作りの第一段階、どんなふうに仕上げるかを考えていた時の写真です。写真のような和綴にしたいと思い、何ページにしてどんな和紙を使うか、開き方はどうする?一片は裁断せずに「耳」と言われる部分を残した作りにしよう!などなど・・・安部榮四郎記念館の学芸員さんと私の考えた本を実現するにはどうするのが良いかアイデアを出し合いました。もしかして1枚は色紙が入ってもいいよね!どんな色が入っているかはお楽しみで!なんてクラファンのページに書いた以上にワクワクする仕上がりになりそうです!「本を作る」という工程だけでも無限の可能性がありますね!
ご支援、拡散、コメントどれもとてもありがたく拝見しております!今日は達成した暁に制作できる榮四郎の「言葉」を載せた本についてです。写真はなんと約100年前に榮四郎が漉いた雁皮(がんぴ)紙。もう増えることのない、栄四郎が漉いた紙。そんな貴重な紙を今回は贅沢にもラストページで使用いたします!今でも本当に色褪せることなく、出来上がった100年前のまま存在します。ぜひ手に取ってみてください。人間国宝が長年研究し続けた「出雲民藝紙」紙の神様と呼ばれたことがわかっていただけるのではないかと思います!
榮四郎が紙漉きの技術を確立した雁皮(がんぴ)紙。写真の木の皮から作られます。でもこの雁皮、育つのにかなりの年月が必要なので、栽培には不向き。なので自然界に自生しているものを使っています。でもそうは言っていられない!何か手を打たないと、雁皮紙を作ることができなる・・・安部榮四郎記念館では他の原材料、三椏や楮とともに雁皮の栽培にも挑戦しています。だけどそもそも、紙を使う人は減っています。手紙を書くこと、障子紙を貼ること・・・そのどれも現代の生活様式に置いて、絶対に必要!ではなくなってきていますよね。使い手がいないと、産業は成り立ちません。だからこそ、皆さんのアイデアがほしいのです。新しい和紙の使い方、楽しみ方をぜひ教えてください!
今日は仕事道具を紹介します!島根県松江市八雲町という山に囲まれた場所に出雲民藝紙工房はあります。そこには榮四郎が使っていた道具が今でも現役だったり、残されていて、もしかしたらふらっと紙漉きに本人が現れそうです。写真は糸巻きという道具。漉いた紙を重ねるとき、後で剥がしやすくするために一枚ごとに糸を這わせます。よくよく見ると数字が貼ってあるのがわかりますか?これは色の数。出雲民藝紙はとても細かく色が作られています。ちぎり絵の表現がしやすいようにと榮四郎は緑だけでも10色以上作っていたそうです。今は色の数が少し減りましたが、それでも色彩豊かな紙は健在です!今回制作の和紙の本にも色見本をつけます。ぜひ色の多さにも注目してください!