第三弾は、地元・館林市出身で、群馬在住俳優として長年幅広く活動し、加藤真史が『縁側アロハ』を書くキッカケとなった一言を発した演劇/微熱少年の【オリジナルメンバー】栗原一美(くりばらかずみ)さんからです。「この公演には小学校低学年から 80 代までと幅広い年齢層の皆様にご来場いただきました。ですから同じ作品を観ても捉え方や感じ方はお客様によって様々だったと思われます。実はそれこそが演劇の楽しみ方の一つ!観てくださる個々人が、演者や技術スタッフの発するメッセージをそれぞれの形で受け止めてくださったら、それで OK なのです。ぜひ多くの方にリアルに映像化された演劇をお届けできればと思います。」【栗原一美】群馬県館林市出身、邑楽町在住。俳優。「まち映画」「まちドラマ」CMなど出演多数、桐生市文化功労者、劇団HATAOTOを経て邑楽町民劇団所属、『在西安青年』(作・演出 加藤真史)『紙風船』(作・岸田國士、演出・加藤真史)など、演劇/微熱少年『縁側アロハ』『「小医癒病」中医癒人大医癒世』『構造なり力なり』。台詞を発しない場面でも細やかな演技で作品のイメージを構築していった栗原さんを映像でもご確認ください。
第二弾は、緻密な会話劇から身体を拡張するような表現まで幅広く活躍する『めいく みぃ すまいる、あげいん』に出演した酒巻誉洋(さかまきたかひろ)さんからメッセージです。「誰しもが、人生のいたるところで大切なものとのお別れをして、そのことに向き合って生きている、その当たり前だけど大切なことを暖かい視点で描いた作品です。館林美術館は今年も豊かな緑と水に囲まれて、滞在製作から本番までの時間と体験は特別なものとなりました。当企画での公演は3年目。台本も演出も美術も俳優も撮影も、何もかもがこの空間で創作すること、また観客をお向かえすることを前提に準備されてきました。そのぜんぶが発露した本番の空気、すぐそこに俳優がいる肌感覚、演技の細やかな機微が、撮影された岡安さんの映像に詰まっています。この場所と人との関わりの3年の時間の中で育まれた特別な作品、ぜひお楽しみいただきたいです。」【酒巻誉洋】群馬県千代田町出身、俳優、演出家。フォセット・コンシェルジュ所属。話題作への出演多数、演技講師としても活躍、『相棒17』第1話、『浅草キッド』(劇団ひとり監督)『大富豪同心3』など、演劇/微熱少年『「小医癒病」中医癒人大医癒世』『すべて重力のせいだ』酒巻さんの演劇ワークショップを開催できるリターンも選んで頂けます。皆様のご支援でこの挑戦を成功させてください!よろしくお願いいたします。
演劇/微熱少年 vol.7 『めいくみぃすまいる、あげいん』ひとり芝居『見えないけど、本当のこと』映像化プロジェクトクラウドファンディング応援メッセージをいただきました。第一弾は群馬県立館林美術館での演劇作品滞在制作第一回目から一緒に創り上げて来た大竹直(おおたけただし)さんです。公演パンフレットに、私は以下のように書きました。「演劇は、観客がいて、初めて成り立つ表現芸術です。観てくださる皆さまが、自身の経験などを重ね合わせたり、想像力を膨らませたりしながら、様々なイメージを抱いていただくことで、ようやく作品が完成します。お一人お一人が抱いた、その『思い』を楽しんでいただけますと幸いです。そこに、たぶん『本当のこと』があるのだろうと、私は思います。」と。さて、映像作品になったときに、観てくださるかたに「様々なイメージを抱いて」もらえるのか少し心配になりましたが、岡安賢一さんが映像化してくれた、これまでの作品のことを考えると、絶対に面白くなるに違いないという思いのほうが勝り、今とてもワクワクしています。どうか多くの方々に観ていただきたく、応援のほど、何卒、宜しくお願いいたします。【大竹直】群馬県邑楽町出身、文学座演劇研究所を経て青年団所属、平田オリザ作品の中核俳優としてほとんどの本公演に出演、国内外で活躍、映画「ほとりの朔子」(深田晃司監督)、NHK大河ドラマ「青天を衝け」平岡準役、「伝説のお母さん」など、演劇/微熱少年『縁側アロハ』『料理昇降機/the dumb waiter』『すべて重力のせいだ』