
こんにちは!
目標金額の達成についてご支援いただいた方からもいくつかメッセージをいただいております。皆さまのご支援やメッセージにはほんとうに励まされています。ありがとうございます。
最終日まであと14日足らず。目標をさらにアップして300万円に挑戦中でございます!
ご紹介したのは、ロンドン在住のサウンドアーティストの中島吏英さんから届いた応援メッセージです。
中島吏英さんは、私どもの出版レーベルから『音になる――30のオブジェと10分の音』という作品集を出させていただいているアーティストです。
上の写真のような、ガラクタみたいにステキなオブジェを使って音を出す様子を本にしました。下は本の表紙です。かわいらしいイラストです。中島さんの友人でアーティストのピエール・ベルテ(Pierre Berthet)さんが描いてくれました。グレーの再生ボール紙を使って、雰囲気のあるブックデザインに仕上げてます。とじ目はコデックス装の紐がそのまま表れた素朴な製本です。
中島さんのパフォーマンスは、一度見たらはまります。純粋な心の持ち主ならば誰でもが。のみの市や路上で見つけた懐かしい空き缶とか、お茶碗とか、ガラクタみたいなんだけどちょっと心を惹きつけるものって、ありますよね。彼女はそんなオブジェに小さなモーターの先にくっつけたガラス玉とかチューブをぶつけて音を出す、というパフォーマンスをするんです。
おもちゃの笛を重ねたオブジェにモーターをくっつけ、電池を入れて動かす。震えるように動くおもちゃの笛が、空き缶を叩く。するとそのカンカンと鈍い音がする。オブジェのモーターの電池を抜き差しして生まれる音はシンプルだけど引き込まれる。
本の中ではそんなオブジェをいろいろと紹介しているのですが、実際に音を聞きながら楽しめるように、QRコードもつけています。
店内を使ってサウンドパフォーマンスのイベントも開催
本が完成したときにはお店でも実際にパフォーマンスをしていただいたこともあります。
カワイイブレッド&コーヒーのエプロンを身につけて、工房の中から、ガラスにオブジェを貼りながら次々といろいろな音を出していく様子がとてもおもしろかった。
2020年2月、カワイイブレッド&コーヒーでおこなわれた、中島吏英さんのパフォーマンス。ガラスにオブジェとモーターを貼り付け、音を出していく。オブジェの数が次第に増え、心地よいサウンドが会場に響いていきました。
パンとアートの共通点
中島さんはロンドンの美術学校で彫刻を学んでいたときに、先生からこう言われたそうです。
「アーティストはパン職人のようでなければいけない」と。
だから、私がパン職人をしてると言ったら、ものすごくいい仕事ですよね! と感激していたのを覚えています。アーティストがなぜパン職人みたいでなくてはいけないのか、今でもずっと考えてます。
ヨーロッパの人にとって、日々の糧を生み出すパン職人とは、人間が生きていく上で欠かすことのできない人であり、人類にとってもっとも根源的な職業の一つだと思うのです。
アートもまた、日々の生活の中で人間に欠せないもの(であるべき)だから、アーティストという仕事も人類にとって必要不可欠な仕事でなければならず、そういう仕事をしなくてはならないということを言いたかったのかもしれません。
パンとアートには共通点がありますね!
だからカワイイファクトリーではパン屋(カワイイブレッド&コーヒー)をやり、アートブックを出版(トゥルーリング)するんです。
リターンのご紹介
中島吏英さんの『音になる―30のオブジェと10の音』もリターンにご用意しています。【バゲットブランチセット引換券+アートブック1冊】の対象となるアートブックのひとつです。価格は税込¥3,080 です。
このほか、差し上げるアートブックはすべて店舗にご用意しておりますので、お好きな本をお選びいただけます。「アートブックのタイトルはおまかせください」などと書いてしまいましたが、ここにお詫びして訂正します。
中島吏英さん最新情報
今年の10月に一時帰国し、ジャズミュージシャンの坂田明さんとのデュオコンサートが東京で予定されています。
坂田明+中島吏英
10月7日(月)時間・詳細未定 hako gallery (代々木上原)
http://hakogallery.jp/



