山形県は置賜、村山、最上、庄内の、大きく4つの地域に分かれます。ひと言に山形県といっても、この4つの地方では、けっこう文化も伝統も違います。典型的なのは、「山形県のソウルフード」ともいえる「芋煮」です。スープは味噌味か醤油味か。肉は牛肉か、豚肉か。4つの地域でけっこう違います。山形県についてhttps://www.pref.yamagata.jp/020026/kensei/shoukai/yamagataken/profile.html豚肉派、牛肉派…聖地・山形県の「芋煮」勢力図https://zunny.jp/00000978奥田シェフの拠点は「庄内地方」ですが、「山形県」ではなく「庄内地方」と言うところに、アイデンティティがあります。福島県も、「浜通り、中通り、会津」と大きく3つの地域に分かれますね。それぞれ文化が違う。他の県にも、こういう地域の違いがあるはずです。明治時代になって、それまでの藩政から県にまとめたものの、いまだに江戸時代までの地域の違いが残っている、そこが面白い。今回、私たちがつくろうとしているのが、「山形県」ではなく「庄内地方」であるところに、ぜひ面白さを感じていただければ、と思っています。★奥田政行シェフ『勝手に庄内100景』出版プロジェクトhttps://camp-fire.jp/projects/view/771715
方法論は地方に限らず都会のコミュニティも同じです。全ては人の営みです。ここが大事友達は裏切らない、友達は自分のことも考えてくれる、友達はお互いさまだから、友達のこと考えて行動する必要とされることから感謝されるように自分をあげていくとお金は自然と入ってきてビジネスも成立します。食習慣を食文化に変えるこのことがレストランの周辺のいろんな産業大手企業をも巻き込んで一地方を再生へと導いてきましたレストランひとつが変わるだけではこんな田舎町に世界から人は来ませんみんなが一緒に足並み揃えて変わっていったから行ってみたい街になりました他人を変えることはできないけれど一人一人が、自分から変わる★奥田政行シェフ『勝手に庄内100景』出版プロジェクト こちらからお願い致します。 https://camp-fire.jp/projects/view/771715
奥田シェフの、2017年の講演から、一部を抜粋してお伝えします。「野菜というのは突然変異するのですが、人間にとって都合のいい種は残って、そうでない種は廃れていきます。そうして残っているのが現代野菜です。庄内になぜ在来作物がいっぱい残っているかというと、隣の県に田中角栄というスーパースターが現れたからです。彼は東京用に、関越自動車道、上越自動車道、新幹線を作ったために東京用に野菜を作るために規模が大きくなっていったので、新潟の在来作物は廃れていったのです。しかしその結果、山形県の庄内地方はさらに陸の孤島化していったため、鶴岡市、酒田市の10万人に向けた在来野菜が残って、今は70種類あります。いまはそれが鶴岡や庄内を押し上げることとなり、山形県内の観光客数で鶴岡はかつて第4位だったのですが、今は第1位になりました。これを私は「食べ物が起こす奇跡」と呼んでいます」食べ物が奇跡を起こす。地元で採れる作物や、穀物や、魚介類や肉を、地元の人たちが地元で消費して循環を回すことで、「あそこは何か元気だな」と、そのエネルギーに吸い寄せられるようにして外の地域から人々がやってくる。「関係人口」と最近いわれますが、ファンがどんどん増えることで、大都市と地方とのダイナミックな人の行き来が増えていければいいな、と思っています。
奥田シェフが生まれ、レストラン「アル・ケッチァーノ」があるのも鶴岡市ですが、庄内地方にはもう一つ有名な都市・酒田市があります。鶴岡も酒田も同じく日本海に面していますが、江戸時代に酒田は北前船の寄港地として栄え、京都の文化が運ばれてきて、いまだに舞妓さんのいる相馬樓のような茶屋跡も残っています。他方で鶴岡は城下町であって、全国最多となる3件の日本遺産があるなど、歴史や自然、文化の宝庫ともいえます。このあたりの特徴や見どころなどは、もちろん『奥田シェフの 勝手に庄内100景』にて余すことなく語られていますので、そちらをぜひご覧いただければと思いますが、「鶴岡は『御家人』の街であり、酒田は出船入船の商港」と記している個人の方のブログがあって、この両都市の比較をおもしろく試みています。酒田と鶴岡の違いhttps://akumisakata.exblog.jp/29019633/今回のプロジェクトの大きな目的は、もちろん奥田シェフの書籍を形にすることですが、さらにそれを見ながら実際に庄内を訪れていただくのが、さらに本の魅力を味わっていただける次のステップになります。その意味では、70,000円コースにご支援いただくのが、いち早くその両方を味わっていただける、という意味でオススメです。★奥田政行シェフ『勝手に庄内100景』出版プロジェクト ご支援、お願い致します!https://camp-fire.jp/projects/view/771715
このたび全てのご支援コース(5,000円、12,000円、30,000円、50,000円、70,000円)に、山形県で創業75年、玉谷製麺所オリジナルのパスタ2品を加えさせていただくことになりました!「森の子たち」(ショートパスタ)「かさね福」(マカロニ)(各100g)を一袋ずつ計2袋、各支援コースのリターン品目に加わります。玉谷製麺所は山形の霊峰月山の恵みを受け素材のチカラを引き出す麺造りを続ける老舗の製麺所です。https://www.tamayaseimen.co.jp/wp/特に今回加わる2品は、専務の玉谷貴子さんが女性ならではの感性を活かした逸品で、形や色がうつくしいショートパスタは、食卓を華やかにいろどってくれること間違いなしです♪支援2,000円コースは、このショートパスタ2品のお試しセットになります。支援5,000円コースは、書籍(『奥田シェフの 勝手に庄内100景』)1冊に、上記のショートパスタ2品が付きます。ぜひ、ご支援の程、お願い致します。『勝手に庄内100景』出版プロジェクトhttps://camp-fire.jp/projects/view/771715