日常から書店の風景が消えつつあります。時代が大きく変化し、ネットやオンラインの世界が拡大する一方で、「リアル」なつながりの重要性が改めて認識されつつあります。私は琉球・沖縄史の研究に少しばかり携わり書籍も何冊か出版し、また浦添市立図書館につとめ「本」を扱う場にいました。そのなかで感じたのは、現代においても本や書店がなお存在する意味があること、しかし現代という時代に合ったあり方が今後は求められているのではないかということでした。そのあり方とは、書店が単なる販売所という性格を超えてまさに「リアル」なつながりのハブとなり、集う人たちの「化学反応」によって新しい動きが生み出されていく。そうした場です。今回、若手の皆さんが新たに栄町という地で意欲的な挑戦を行います。栄町はかつて一時の低迷からよみがえり、古きを受け継ぎつつ新たな沖縄文化の発信地となっている場所です。まさに今回の試みにふさわしいと言えます。私もこの活動に共感し、応援したいと思います。上里隆史(X)https://x.com/mangaryukyu
「本屋」って何だろう?もしそれが「お金と本を交換するだけの場所」なら、ネット通販を利用した方が効率がいい。けれど実際に本屋に足を運ぶと、本を買うだけじゃない、いろんな体験が私達を待っている。欲しかった本の隣に、もっと面白そうな本を見つけたり。タイトルの意味さえわからない、不思議な本と出会ったり。知らない作家の言葉に、ハッと心を掴まれたり。子どもの頃好きだった、懐かしい本と再会したり。何かのきっかけで、店主と話が弾む事だってあるかもしれない。『栄町共同書店』も、そんなワクワクする体験を提供してくれる、「豊かで大切な場所」になると期待しています。まめ書房 (Linktree)https://linktr.ee/mameshobo
下記のとおり、店舗前で小さな相談会とイベントをします。共同書店発起人らが、自著や蔵書、作品を展示・販売します。箱店主になるか迷っている、共同書店の仕組みについて質問したい、といった皆さま、ぜひお越しください。お子さん連れOK!当日、店舗内は工事中のため内覧はできません。メディア取材が入る可能性があります。日時:8月10日(土)16時~18時 【14時~18時に変更】 ※荒天中止場所:栄町共同書店前(那覇市安里381座波ビル1-C)出店者:古波藏契(沖縄戦後史研究)、篠田恵(フリーライター・編集者)、西永怜央菜(アーティスト)、藤原玄明(都市史研究)、前田勇樹(沖縄近代史研究) ほかなお8,9月には3回ほど、相談会や説明会を開く予定です。詳細が決まり次第、こちらの活動報告に掲載します。箱店主相談会日時:8月17日(土)時刻未定場所:オンラインと栄町市場付近を予定箱店主になるか迷っている人に向けて相談会を行います。お子さん連れOK!当日、店舗内は工事中のため内覧はできません。箱店主相談会&内覧会日時:9月14日(土)時刻未定場所:栄町共同書店現地とオンラインを併用予定箱店主申し込み済みの方は施工完了した店内の内覧、箱店主になるか迷っている人には相談と内覧を行います。お子さん連れOK!箱店主説明会&内覧会日時:9月28日(土)時刻未定場所:栄町共同書店現地とオンラインを併用予定箱店主申し込み済みの方に向けて説明会を行います。お子さん連れOK!