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生まれたてのオーケストラ作品を多くの人に届けたい(オーケストラ・プロジェクト)

2018年9月5日(水)19時(開演)より、東京オペラシティコンサートホールでオーケストラ作品を初演します。作曲者は、阿部 亮太郎、小山和彦、山内雅弘、森垣桂一の4名で、演奏は、大井剛史指揮の東京交響楽団、ピアノ独奏は西村翔太郎(小山作品)、ヴィブラフォン独奏は會田瑞樹(山内作品)です。

現在の支援総額

1,383,838

138%

目標金額は1,000,000円

支援者数

174

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2018/07/07に募集を開始し、 174人の支援により 1,383,838円の資金を集め、 2018/08/10に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,383,838

138%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数174

このプロジェクトは、2018/07/07に募集を開始し、 174人の支援により 1,383,838円の資金を集め、 2018/08/10に募集を終了しました

2018年9月5日(水)19時(開演)より、東京オペラシティコンサートホールでオーケストラ作品を初演します。作曲者は、阿部 亮太郎、小山和彦、山内雅弘、森垣桂一の4名で、演奏は、大井剛史指揮の東京交響楽団、ピアノ独奏は西村翔太郎(小山作品)、ヴィブラフォン独奏は會田瑞樹(山内作品)です。

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このたび、新たに7,000円のリターンを追加いたしました‼ これは、今回のプロジェクトを応援してくださっている方から、直接リクエストを頂き追加したリターンです。 そのリクエストというのは、当日の録音や楽譜pdfが手に入る10,000円のリターン内容はとても魅力的だけど、遠隔地に住んでいるとか、当日どうしても都合が付かないなどの理由で演奏会に行けない人にとっては招待券2枚のメリットが享受できないので、招待券2枚を省いて10,000円より安くしたリターンを設定してはどうか、というものでした。 そうすれば、より支援しやすいのではないか、また、演奏会に行けない方に録音が手に入ることで演奏会に疑似参加できるのではないかというご意見でした。 更には、演奏会には行けるけど、チケットはお世話になった出品作曲家から是非とも直接購入したい、その上でクラウドファンディングでも支援をしたい、と考えておられる方にとっても都合が良いのではというご意見もありました。 大変ごもっともでありがたいご提案と考え、10,000円のリターン内容から招待券等を除いた内容で7,000円のリターンとして追加させて頂きました。 ただ、まことに申し訳ないのですが、山内雅弘CD、會田瑞樹CDについては数に限りがあるため、リターン内容から省かせて頂きました。 どうかご了承頂けますようお願いいたします。   リターンに招待券を入れるのは、ご支援者にとって最大のメリットと私たちは考えていましたので、逆に招待券を省くリターンを用意するというのはまさに逆転の発想で、ご提案頂かなかったなら発想できなかったと思います。 ご提案頂き、本当にありがとうございました‼   スコアのあるページ    


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こんにちは!オーケストラ・プロジェクト出品作曲家の山内雅弘です。 多くの方からご支援を頂き、まことにありがとうございます。引き続き頑張ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。   先日、オーケストラ・プロジェクト2018の出品作「SPANDA 〜ヴィブラフォンとオーケストラのための」の初の打ち合わせを、独奏者の會田瑞樹さんのご自宅で行いました。 すでにヴィブラフォンのパート譜は以前にお渡ししていたとはいえ、本番一ヶ月以上前の今の段階で、かなりの仕上がりに驚きました。 さすがです‼ 打ち合わせでは曲のイメージや各部分のニュアンスを細かく伝えていきます。特にヴィブラフォンはバチで音色も変わるので、バチの選択やペダルの踏み方などをリクエストしたり、逆に會田さんからご提案を頂いたりといった形で進んでいきます。 このような演奏家と作曲家が一緒になって曲を作り上げていく共同作業は、新作発表ならではのものですね。 こういった打ち合わせは、オーケストラリハーサルの前までにあと2回は行う予定です。    2台並べたヴィブラフォンを演奏する會田瑞樹さん   さて、真剣な打ち合わせが終了したあとは、お疲れ様の飲み会に移行するのも必然なことです(笑) 今回は私の作品完成祝いも兼ねています。お酒と美味しい料理に、さらに曲のことや音楽のことで話が盛り上がりました。 打ち合わせ終了後、某イタリアンのお店にて とても楽しいひとときでしたが、ほんとうに心から美味しいお酒が飲めるのは本番が終わった時でしょう。 それまでは、まだまだいろいろなことがあることと思います。  


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「オーケストラ・プロジェクト2018」の出品作曲家の山内雅弘です。 本日「オーケストラ・プロジェクト2018」出品作「SPANDA〜ヴィブラフォンとオーケストラのための」が完成いたしました‼ この曲の作曲の経過については前回、前々回の活動報告をご覧ください。 最終的には85ページのスコアとなりました。スコアの制作だけで3ヶ月半、最初の発想が生まれた時から実に1年3ヶ月という長い時間がかかっての完成です。 ただ、完成といっても、本番までの間にも更に変更、修正が続くと思います。なにしろ膨大な数の音符ですので、臨時記号が抜けていたり音が間違っていたというような単純ミスのたぐいから、推敲の結果、変更したくなる箇所が完成後も出てきます。 結局、最終的な決定稿ができあがるのは、本番が終わってからになってしまうことがほとんどです。 とはいえ、現時点で一応の完成ということで、まずはホッとしました。今度は、実際の音になる瞬間が楽しみです!  完成したばかりのスコア。実際に音になる時を待っています。


こんにちは‼「オーケストラ・プロジェクト2018」の出品作曲家の山内雅弘です。 曲の完成まであと1日‼本日は、昨日アップした活動報告の続きをお送りいたします。 私はスケッチを多く書くタイプです。作曲家によっては、いきなりスコアを書き始める方もいらっしゃるようですが、私にはそれができません。 どちらが良いということはなく、方法が違うだけのことなのですが、要は私の場合、全体の見通しがつかないとスコアに取り組めないタイプです。 また、ピアノスケッチを書いてから、編曲するようにオーケストレーションをする作曲家も多いのですが、私の場合はスケッチの段階で音色も決まっていることがほとんどなので、オーケストレーションの段階で音色について悩むことはあまりありません。 スコアに向かう時には、ほとんど完成品に近い音のイメージができているのですね。作曲家にはそれぞれの作曲の仕方、流儀があるわけです。 オーケストラの場合は、スケッチからスコアに向かう際に更に慎重になって中間段階の楽譜まで作ってしまいます。 音やリズムは決まっていませんが、完成スコアと同じくらいの段数を使って書き込んでいます。ここまでの段階はまだ手書きです。 さあ、この段階を経過して、いよいよスコアを作成することに! 今回は今年の3月末くらいにその段階に突入しました。最初の一音符を入力する時は、マラソンの最初の一歩を踏み出すような気持でドキドキしますし、少し覚悟も必要だったりします。「この先長くて大変だなぁ」とか「いつか本当にゴールできるんだろうか」といった不安も混ざった複雑な気持にもなります。 そういった気持を乗り越え、動き出してしまえば、あとは音を確定し、細部を詰めていく作業を淡々と続けていくだけです。細部を詰めるだけと言いましたが、それは音の高さ、リズム、強弱などいろいろな要素を無限に近い可能性から一つ一つ決めていくという気の遠くなるような作業です。 一日に数小節しか進まないこともありますし、時間をかけて埋めた部分を、あとで気が変わって全面的にカットする場合もあります。 大体埋まってくると、今度は仕上げに向かっての細部の修正や推敲が続きますが、今度はノーテーションソフトならではの問題も起きてきます。 私は20年くらい前から、ノーテーションソフトのFinaleを使用しています。それ以前はもちろん手書きだったわけですが、自分で言うのもなんですが、なかなか綺麗に手書きしていました。   1990年に作曲した「交響詩シルクロード」の自筆楽譜。Bの鉛筆を使って書いています 綺麗に書くと、作曲コンクールの譜面審査で有利ということもありましたし、何よりも自分でも綺麗な方が気持ち良いので、手書きの丁寧さにはこだわっていましたただ、手書きは大変疲れるので、途中でいやになってしまうこともしばしばでした。 コンピュータを使えるようになってノーテーションソフトも導入できた時は嬉しかったのですが、Finaleによって劇的に作業が効率よくなったかというと、そうでもありません。手書きの場合は一発できまる強弱記号の位置など、Finaleの場合、記号同士が重なって見づらくなることが多く、それらを自分でいちいち修正しなくてはならないのです。   ご覧の通り、段数がとても多いので音符や記号が重なってしまっています そんなわけで、完成までのプロセスにはいろいろな苦労があり、しかもオーケストラ・プロジェクトの場合は作曲家の自主公演のため、作曲だけしていれば良いわけではなく、作曲の合間にチラシ作成や招待状の作成、そして今回はこのクラウドファンディングの手続きなど、事務的なこともこなさなくてはなりません。 そして、何より、私を含め他の皆さんも大学で教えるなどの本業があり、そちらもかなり忙しかったりするのでなかなか大変です。 そのように膨大な時間をかけて作曲した作品も、本番ではたった10分から20分程度で終わってしまいます。 なんと効率の悪いことか、とも思いますが、これだけ時間をかけ苦労して作曲したからこそ、完成したときの喜び、音になった時の喜びはひとしおなのですね。 まずは、いよいよ明日、作曲のゴールに到達します‼ このようにしてできあがった作品を、是非ともお聴きにいらして下さい‼ そして、ご支援の方もどうかよろしくお願いいたします‼     完成直前のスコアのあるページ  


こんにちは‼「オーケストラ・プロジェクト2018」の出品作曲家の山内雅弘です。 クラウドファンディングを開始してから5日が経ちましたが、予想を超えるご支援を頂いております。ご支援下さった皆さま、本当にありがとうございました‼   さて、今日は初めての活動報告をさせて頂きます。 活動報告といっても、オーケストラ・プロジェクト全体のことではなく、私個人のことなのですが、なんと、オーケストラ・プロジェクト2018出品作である「SPANDA 〜 ヴィブラフォンとオーケストラのための」が、あと2日ほどで完成します‼ 結果としては、演奏時間21分程度、スコアとしては85ページと、当初の予想を超える大きな作品となりました。本番では僅か21分だけ空気を振動させて消えていってしまう作品ですが、その作曲にはかなりの時間がかかっています。 そこで、今回の活動報告では、どのようにして曲ができあがっていくのか、私の作曲のプロセスを今日と明日の2回に分けてご紹介したいと思います。 作曲の方法や作曲にかかる時間は作曲家によって異なりますが、大規模なオーケストラ曲の場合は、当然ながら小編成の作品より多くの時間を必要とし、一般的には最低でも2,3ヶ月、長いと1年くらいかかるのではないでしょうか。 私の場合、今回は打楽器奏者の會田瑞樹さんのためにヴィブラフォン協奏曲を作曲するということはかなり早い時期に決めていました。それは去年の4月くらいのことです。 それからしばらくは、ヴィブラフォンとオーケストラが絡むさまを中心に、音のイメージを脳内で自由に遊ばせていました。そして、時には図形のようなスケッチを書き連ねます。 なにしろ最初は漠然としたイメージしかありませんので、それが浮かんだら忘れないように書き付けておくのですが、あまりに大ざっぱな落書きのようなものなので、1週間でもほったらかしにしたら自分でも何のことか分からなくなってしまうような代物です。   落書きのような初期段階のスケッチ。楽器名が書かれてあるように音色イメージは最初からあります このような、落書きスケッチの時期がしばらく続きました。 その間には、ヴィブラフォンを微分音下げたものを使用できないかと考え、それをどうしたら作れるかといった問題にも直面しました。 そして、鍵盤の裏側を削るとピッチが低くなるということを知り、ついにはサブのヴイブラフォン用に中古のヴィブラフォンを手に入れ、研削の機械まで購入して自分で加工することに‼金属加工の経験はほとんどなかったので、それは大変な作業でしたが、恐る恐る研削し、無事に微分音ピッチを下げた世界にひとつだけのヴィブラフォンを作り上げることができました。 その間も脳内では音たちのイメージを遊ばせてはいるのですが、どんどんスケッチがたまっていくだけの状況で2018年の年明けを迎えます。 さて、その先はどうなっていくのでしょうか? 続きは明日‼