
「粥有十利(しゅくゆうじり)」とは…
お粥(おかゆ)には十の優れた効用があるという意味の言葉で、
仏教の経典のひとつ『大智度論(だいちどろん)』に記されています。
古くから、体にやさしい食事としてお粥が重宝されてきた理由が、
この「粥有十利」によって語られています。
粥有十利の内容
1.色(しき)を増す 顔色や肌つやをよくする。
2.力を増す 体に力がつき、元気が出る。
3.寿(じゅ)を延ばす 健康的に長生きできる。
4.楽(らく)を成す 体の調子がよくなり、快適に過ごせる。
5.詞清弁(ししょうべん) 言葉が明瞭になり、話しやすくなる。
6.宿食を消す(しゅくじきをけす) 胃腸に残った未消化物を排出しやすくする。
7.風除(ふうじょ)す 風邪や邪気を防ぐ。
8.飢を除く 空腹を満たす。
9.渇を止む 喉の渇きを潤す。
10.大小便調適(だいしょうべんちょうてき) 排泄がスムーズになる。
~現代的な解釈~~
カゼをひいたときや、胃腸が疲れたときに食べることが多い【お粥】…
おかゆは日本人にとって、胃腸に優しいことから、体が弱っているときや病後
療養中の食べ物『病人食』のイメージが強いと思います。
薬膳の考え方では『粥有十利=十徳』と呼ばれる効果・効能があると
され、薬膳の本場である中国・香港・台湾では1日の
エネルギーをチャージする朝の定番メニューとして親しまれています。
とくに中医学や薬膳でも、「お粥」は養生食の代表格。
お粥は、米と水をじっくり煮て作るため、消化吸収がよく、
体の中を温め、脾胃(胃腸)をいたわる効果があるとされます。
『蓮根キンピラのせ粥』
◇材料=お粥(2人前)◇
米 半合 (80g~100g)
水 800㏄
塩 小さじ1/2
※蓮根の節(藕節=ぐうせつ)
◇材料=蓮根キンピラ(4人前)◇
合いびきミンチ肉 90g(醤油麹 大さじ1漬け込む10分程度)
蓮根 300g
こんにゃく 半丁
にんじん 25g
生姜(スライス千切り) 3~4枚
米油 大さじ1
◇材料=蓮根キンピラ調味料◇
砂糖 大さじ2+1/2
しょう油 大さじ1
酒 大さじ1
みりん 大さじ1
ごま油 大さじ1
白ごま 適宜
一味唐辛子 適宜
◆蓮根の効能:
五性:(生)寒性(加熱)微温
蓮根は加熱することで作用が変わります。
(生)の蓮根には口や喉の渇きを潤し、咳や痰を鎮めます。
また、鼻血などの止血作用もあります。
(加熱した)蓮根には消化器系の働きを高め、食欲不振や下痢を
抑える働きがあります。
また、血を補い、美しい肌を作り効果もあります。
※レンコン入りのお粥「藕粥」は中国古代の薬膳粥で、長く続ければ
健康で長生きできるとされています。
※スーパーで蓮根の節(藕節=ぐうせつ)見つけたのでお粥と一緒に炊きました!
硬いので食べられないけど、一緒に煮込むことで効能が増します!
※蓮根キンピラは、余ったらお弁当のおかずや晩酌のおともに…どうぞ!
*美薬膳粥と薬膳スープ 第3木曜日 20:00~20:45
オンライン講座:https://forms.gle/CRxcApcg7uesPRBd6




