皆さま、おはようございます。クラウドファンディングの残り時間もわずかとなりました。最後のメッセージとして書かせていただきます青柳です。心からの感謝の気持ちとともに、現地でのたくさんの素晴らしい出来事をみなさまに随時お伝えしたいと思っていましたがご報告が思うようにできず、あっという間に最終日を迎えました。ここまでご支援いただいた皆さまには、心から感謝申し上げます。芸術祭は本日が最後となりますがこのあと、作家さんの撤去に係る旅費や搬出に係る費用が発生していきます。また本年度の作品鑑賞のご感想や評価を受けて、来年度のこともすでに事務局メンバーで話を進めています。今後も「宗像みあれ芸術祭」は進化しながら続いていきますのでどうぞ最後の最後まで、ご支援の輪を広げていただけますと幸いです。今年は、≪名所づくり≫≪名物づくり≫≪人づくり≫をテーマに皆で議論を重ね、継続のためにクラウドファンディングをはじめ地域主体のマルシェの開催や作家支援につながる商品紹介、会期後の宗像ユリックスとの文化活動の展開の可能性の模索や、地域の学生や子どもたちとの新たな取り組みへの議論など大小さまざまなことを考え、いろんな一歩を踏み出せた年となりました。クラウドファンディングという新しい取組みは未知な部分もありましたが、たくさんの方々とつながり、私たちが暮らす街や土地の未来を考えるきっかけとなる多くの対話ができたと思っています。新たな章を迎えながらもこれからも、地域と子どもたちのことを考えまた芸術祭に関わっていただいた色んな方々とのつながりを大切に文化事業が絶え間なく続くように努力していきたい思っています。経済性が重視される中で先を見据えた行動を描き続けられるか、私たちの行動が、本当に自分にとっても周りにとっても素敵なことかどうか、そのことをいつも考え、試行錯誤しながらですが進んでいると思います。最後に、これまでご支援いただいた皆さまに心から感謝申し上げます。「宗像みあれ芸術祭(みあれアート)」がある宗像は、神秘な魅力とともに地域の皆と生き続ける場所です。私たちひとりひとりが皆と一緒にそのことを考え、さらに、一人ひとりが生き生きと輝ける未来になることを楽しみにしています。目標まであと少しとなりました。どうぞ、最後までご支援の輪を広げていただけましたら幸いです。そして、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。※画像イメージは作家・三石玄さまからご提供いただきました。
神社の境内を守りながら、アート作品を展示する私たちの活動。「どうして神社でやるのでしょうか?」そんな疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。古代、宗像ではその当時の最高の技術でつくられた超一級品の品々が沖ノ島をはじめ神様へ捧げられてきました。私たちもその当時の自然とのつながりとアート性を想像し、それには及びませんが、文化の中心を担ってきた神社においてアート活動をしていきたいと考えています。日本において、人は自然のひとつであり、人も含め様々な力が集まる場所に、気高い存在が宿るという考えがありました。宗像は、その世界観のなかで祈りの文化を育んできたのだと思います。秋の大祭は、人が集い楽しみ、神々を迎え、感謝の気持ちを伝え、親交を深めるひととき。「御生れ(みあれ)」の季節に行う現代アートの祭典は、芸術家がその土地の精神世界に深く迫り、今とこれからを表現することで、訪れる人に未知の体験と発見を届けてくれます。急速な変化を求められる時代。技術や知識、制度の発展や生産性が評価され、経済による指数によって価値を見極める時代。人が追い付けないほどの速度が、良いこと、悪いこと、様々な事象を生まれます。世界のなかに身を置いて、世界と比べずに、じっくりと地域と文化のこれからを考え、アートを通して幸せを見つめたい。移り変わる社会をどんなときでも存続させてきた日本人の思想について見つめたい。伊勢神宮の式年遷宮のように、人と人がつながり、時間をかけて力を合わせ成長する仕組みを学びながら。はるかな旅路と未来を見つめてきた海、人々をやさしく包む神社、願いや祈りを体現した古代人の墓。それらの場所を舞台に芸術家の新しい表現によって、子どもたちをはじめひとりひとりが昨日までの自分のなかになかったものが見つかると願っています。ここでの出会いが、きっと、遠くまで飛び立たせてくれる、大きな想像の翼をあたえてくれると信じて。宗像大社辺津宮の最も神聖な場所に展示されている中野信子さんの作品。短い動画のなかに、深いメッセージが込められています。どうぞご覧いただけたら幸いです。残り2日となりました。引き続きあたたかいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
おはようございます!いつも応援ありがとうございます!クラウドファンディング最終日まであと1週間をきりました。おかげさまで、100名以上の方からのご支援をいただき、日々、感謝の気持ちでいっぱいです。心より感謝申し上げます。日ごとに秋の気配も深まり、芸術祭も約100段の階段を上った高宮祭場の杜はひんやりとした空気、風の音、鳥や虫の声が混じり合い、いっそう神秘的です。そのなかで、昨年の公募作家であり、今年も祭場の階段に音楽を提供いただきました橋本次郎さんの「音のみあれ」。自然と一体とした音の世界が広がり、参拝者や旅行客に新鮮な印象を残してくれているようです。橋本さんから応援メッセージをいただきました!=橋本次郎 (宗像みあれ芸術祭2023 公募参加作家/2024招待参加) 私は、ある土地の文化や歴史、風土を背景とした「象徴的な音」をテーマに各地でフ ィールドレコーディングを行い、そこで聴こえるサウンドスケープ(音風景)を素材に作品を制作しています。昨年の「宗像みあれ芸術祭 2023」では、宗像の音風景を題材に、その地に宿る神々を音で表現した作品「音のみあれ」を発表しました。今年はその作品をもとに、さらに新たな音の空間を創り出すことを目指しています。古代から受け継がれる文化や神話、海の彼方に見える神秘的な島。この地で開催される芸術祭は、多彩なストーリーを感じる特別な体験となります。みあれ芸術祭を通して、 宗像の歴史や風土が皆さまの心に触れ、未来へとつながる新たな創造の場となることを心から願っています。Miare of Sound / 音のみあれ (Munakata Miare Art Festival 2024 / 宗像みあれ芸術祭 2024)=高宮祭場の荘厳な杜にマッチした本作。とても素晴らしく、遠方からの方にもぜひご試聴いただけましたらうれしいです。引き続き、「みあれアート」のクラウドファンディングを何卒よろしくお願いいたします!
9月20日より、はじまった私たちのクラウドファンディング。15日目で100万円を達成することができました!!本当にありがたく、心よりお礼を申し上げます。皆さまのあたたかいご支援から、頑張ろうという気持ちがますます強くなりました。いろんな繋がりから、ご支援いただきました皆さま、見守ってくださる方々に本当に感謝です。また、芸術祭会場までお越しいただいた方々へも感謝申し上げます。お話しながら、関心いただいたり、知っていただいたり。一歩一歩ですが、この取り組みを知っていただくことを大切に力を尽くしてまいります。私たちは今、これからのことを考えながら・「宗像みあれ芸術祭」のさらなる周知・安心で楽しく開催できる運営の強化・芸術祭終了後、一部残す作品の検討・来年度の計画準備以上のことをすぐにでも取り掛かりたいと思います。特に大人気の「わらくじら」そして「命輪」の作品をぜひとも残してほしいという声もあり、今後、お見積もりや協力者などへの相談をしながら、移設と保存について考えているところです。クラウドファンディングも残り日数、14日でございます。改めてネクストゴールを設定し、引き続き挑戦してまいりたいと思います。クラウドファンディングを通して、たくさんのご縁が広がっていること、本当にうれしいです。こちらで達成できたことが私たちの大きな自信となっていきます。ありがとうございます。
みなさま、こんにちは!三石玄(はるか)さんの作品は宗像大社の本殿を出て、高宮参道の杜のなかに静かに展示されています。会期中は、特別に杜のなかに入ることができますので、ぜひ会期中、間近でご覧ください。三石さんから作品解説をいただきました。Q&A形式で、お楽しみいただければ幸いです。Q 何でできていますか?A セメントでできた土台に、フレスコで描いています。Q これは何の形ですか?A 船の形をイメージしています。でも、どんなふうに見てもらっても大丈夫です。Q どうして船なんですか?A みあれ祭の海上神幸の御座船、神宝館に収蔵されている滑石性舟形など、宗像の海と信仰をあらわすモチーフだと思ったからです。Q 何が描かれているのですか?A 宗像の植物です。むなかた電子博物館(むなはく)を参考にしたり、現地で描いたりしました。Q この作品はどういうものなのですか?A 参考にした滑石性舟形は、祭祀のために沖ノ島などで捧げられたと考えられています。海と共に生きる人々の祈りを、古代の遺跡になぞらえて、私なりに表したつもりです。Q 何を見ればいいですか?A 宗像大社の表紋は菊の御紋ですが、裏紋には楢の葉紋を使われているそうです。 どんぐりのある、楢の葉の文様です。絵の中にもたくさん描いたので、探してみると楽しいかもしれません。 また、船の舳先(へさき)はほとんどが私たちの方を向いています。 描かれた植物たちは宗像の豊穣、恵みを意味するものでもあります。 それが、彼方よりこちらに向かってやってきますように・・・そんな作品です。