クリームソーダを作るたびに思い出すのは、僕がまだ小さかった頃のこと。小さい頃、おばあちゃん家に泊まりに行くと、いつも近くの喫茶店に連れて行ってくれました。スマホはもちろん、携帯電話もまだ珍しかった時代。残っているのは頭の中、色褪せない思い出の中だけ。いつも頼むのは、鮮やかな緑色のクリームソーダ。時々、青いクリームソーダ。あのときのワクワクする気持ちと、甘いアイスの味が今でも心に残っています。喫茶店のモーニングも、喫茶店まで一緒に歩く時間も、間違いなく、幸せそのものでした。だからこそ、クリームソーダを飲むたびに心があの優しい記憶に包まれるのです。今、僕がこれからも伝えたいのは、そんな「普遍的で特別な時間」のこと。あの幼少期に体験した幸せな時間。僕の描く喫茶店とは、物理的な場所ではなく「時間」にあります。それはこれまでの旅する喫茶としての活動にも表れているような気がしています。目で楽しみ、口で味わい、そして心に刻まれるような喫茶時間を通して、皆さんにも幸せなひとときを感じてもらいたいです。もし最近、会えなくなってしまった大切な人がいるなら。友達でも、恋人でも、家族でも。クリームソーダを囲む時間をきっかけに、また繋がってほしい。そして新しい出会いも旅する喫茶が作っていく空間の中で生まれたら嬉しいです。思い出がこれからも紡がれ編まれてゆく、そんな瞬間を旅する喫茶という活動の中で一緒に届けていきたいと思います。コロナが落ち着いて、今年旅する喫茶にばあちゃんとじいちゃんが来てくれました。日々変わる時代の中で、僕は挑戦を続けながら、変わらない想いをこれからも大切にしていきたい。tsunekawa





