
こんばんは、安芸です。
改装において必要不可欠なものは何か。コンセプトやイメージはもちろんあればあるだけ良いでしょう。お金とフライドポテトもあればあるほど良いでしょう。しかしそれらの要素を現実世界に顕現してくれる呪術師が必要不可欠です。領域展開しないことには妄想のまま。
僕の妄想を領域展開してくれる五条先生を探しておりました。
Instagramという便利なSNSがありまして、そちらを駆使してストーリーで「誰か紹介してくれー!」という投げやりな公募に手を挙げてくださったのがこちらの美女、森愛子一級呪術師です。一級建築士だったかもしれません。
森さん、もとい、愛子さんは僕の大学の先輩で去年独立したばかり。
僕の異次元のわがままを聞いてくれるのはこの人しかいないと思いオファーに至りました。
建築はもちろん不動産売買にも知見が深いので贈与税に震えている皆様におかれましては是非ご相談してください。そんな愛子さんですが、手を挙げてくださったのがちょうど1年ほど前。
そこから今日まで、そして改装が終わるまでの期間ずっとサポートし続けてくれています。このように無断で顔写真を掲載されたり、深夜に突然内装変更の連絡をされたり、数々の無茶振りに対応してきてくれたのです。
実際に大正時代の建築を見に行き、デートしがてら内装のアイデアをもらったりもらわなかったり。このアーチはバックバーに採用されました。

天井の格子もこちらを参考に。実際に使用されていた古タンスを手に入れるため京都まで探しに行ったり
実際に店舗にも足を運びお客さんからもアイデアや意見をもらったり大正ロマンでかっこよすぎるバーに飲み行ったりして足と頭と肝臓でイメージを固めていきます。(バーは会員制でSNSがOKかわからないのでイメージです)
このほかにも渋谷、秋葉原、浅草など。
西に大正ロマンありと聞けば行き、東に大正ロマンありと聞けば行きました。
クラウドファンディングのページにあるイメージ画像も作ってもらいましたが
その頃からまた変更が相次ぎ今はまた違う形になりつつあります。お手数かけまくってます。大阪万博も真っ青なわけです。障子の部分はスライド窓なのか開かないフィックス窓なのか、扉は新調するのかしないのか、カウンターの幅はどうするのか・・・数え出したらキリがありません。
そんなわけで今回の改装計画は皆様にお見せできる形になるまでに無数の採用と不採用が交差し、日々ブラッシュアップがなされています。全ては「ウィスキーの魅力を国内外へ」の為。国産ウィスキーの歴史を遡るように、ノスタルジーと新しさが交差するように、時を超えて今に繋がるウィスキーのロマンを表現する空間を造るべく、愛子さんは今日も僕の無茶振りに耐えています。
早く愛子さんを楽にさせてあげてください。
安芸



