まちいくふじかわプロジェクト代表の深澤です。もともと「本菱」のお米は、「玉栄」という品種です。これは大変珍しく、年間で670トンほどしか生産されていません。みなさんが聞いたことがある「山田錦」は約3万トンです。桁が違うのです。当時、なぜ玉栄にしたのかというと、本菱の地元である富士川町で、もともと生産されていたからです。やはり地元の米、地元の水を使いたいですからね。なんと山梨の酒造好適米は山田錦ではなく、玉栄だったのです。いまでこそ、地元の米でつくる日本酒は増えてきましたが、本菱が復活した2017年当時は、実はそれほど多くなかったのです。たった7年前なのに意外ですね。日本酒は、職人の文化ですから、全国の特等の山田錦を集めて、とびきり上等な日本酒をつくる。長らくそんな文化でした。玉栄が育つ珍しい県の山梨ですが、近年では山田錦もしっかり育つようになってきています。ここ数年でかなりいい山田錦がとれるようになりましたので、2021年から本菱は「山田錦」が原料米になりました。このあたりのお話は先日書きました。ひとつドラマがあります。2018〜2020とラベルに書いてある本菱が玉栄の味わいを楽しめるお酒です。100,000円のリターンはこれまでの本菱も含まれます。昔の本菱を飲みたい!という方。イベントなどを行うと試飲をするのですが、飲み比べをすると、意外に昔の本菱のほうが好評です。ぜひ覗いてみてください。https://machiiku.stores.jp/
まちいくふじかわ発起人代表の深澤です。町の広報誌「広報ふじかわ」最新号にクラファンを取り上げていただきました。(広報誌は町のHPで見られます)思えば6年前から取り組み、今年で7回目。今年からは「ふじかわまちづくり公社」と協力してこの取り組みを行っております。(このプロジェクトも公社のIDにて行っております)大法師公園は、山梨県唯一の桜の名所百選です。富士山と桜でカンパイ!しましょう!
まちいくふじかわプロジェクトの深澤です。本菱は1月下旬頃、初搾りの時期を迎えます。2021から原材料が地元、富士川町産の山田錦に変わりました。もともと、山梨県の酒造好適米は、その気候や風土から「玉栄」という珍しい品種でした。全国でも約670トンしか作られておらず、山田錦が約3万トンですから、大変希少価値があるお米です。本菱も、地元産の玉栄にこだわってつくってきましたが、2020年にロンドンで筆頭で金賞を受賞し、さらなる高みを目指したいということと、山梨県の山田錦のレベルが上ってきたことから、大きく原材料を変更することになりました。味の方向性は変えません。あくまで香りが高くフルーティーででも、のどごしにキレのある食中酒。原料米が山田錦に変わることで、お米本来の香りがふわっと鼻に抜け、キリッとしたのどごしがさらに増しました。ぜひ本菱のリターンをお楽しみください。
まちいくふじかわプロジェクトの深澤です。(写真は本菱に使われている原料米の田植えです)桜オーナーのクラファンは、実はこれで7回目の募集となります。これまで合計94本。ということは94組のオーナーが誕生したことになります。(一口オーナーを含めるともっと多数です)桜はうまくすれば植樹したその年に、一般的には1年後に開花します。子供の誕生、結婚、記念日や企業やグループで1本持ちたいなどみなさんの動機は様々。2020から新型コロナウイルスが流行してしまったので、県外のオーナーの方はご自身の桜の開花をまだ見られていない方もいらっしゃいますが、ご希望があれば、撮影してお送りしたりなどしていました。私たちはこの富士川町を世界一の桜の名所にしたいと思っています。行っていただければわかりますが、一見、山と川しかない典型的な過疎の町です。しかし、山梨県唯一の桜の名所百選に選ばれている大法師公園には2000本の桜が咲き乱れ、さくらまつり期間中の夜はライトアップもされています。カップルには知る人ぞ知るデートスポットです。一緒に桜の下で2人だけの花見をしてほしいものです。そこで本菱を傾けてもらったら、涙です。別れてしまったら、名前がずっとプレートで残ってしまうので、ぜひ婚約をしたカップルがいいですね。もっとカップルがいてもいいのに、と思うのですが、実は山梨県内でもそれほどここが桜の名所だと知っている人はいません。一昨年、昨年もコロナウイルスがなければステージなどでのイベントなど、さくらまつりで開催されたはずですが、開催されていた頃は、当然夜桜を楽しむカップルもいましたが、ちらほらという感じでした。富士川町にとって桜は強みのひとつです。私が実家に住んでいるときは当たり前過ぎて、気づきませんでした。この強みで地域が盛り上がったら、全国の過疎に悩む町にも応用できると思っています。これは私の専門でもあるブランディングの考え方です。まずは地元の富士川町から。ひとりでも多くの人に、富士山を見ながら、自分の桜の木の下で、花見をする。そんな贅沢を味わってほしいと思います。東京からクルマで行くのががめんどくさいなんて言わず、その道中もぜひトークで楽しんでください。オンライン全盛の時代に、桜オーナーは極めてその対極のアナログ的なものですが、年に1回、桜の時期に、自分たちだけの桜を見に行く。そんな日本らしい、でも新しい文化を広めていきたいと思っています。
まちいくふじかわプロジェクト代表の深澤です。桜オーナーも、本菱も、なぜやっているのか。そんな想いをまとめました。https://www.musubi-inc.co.jp/2020/12/07/2079/わざわざ飛んでいくのもめんどくさいと思いますので、ダイジェストしますと、この「まちいくふじかわプロジェクト」は、◯地域(=山梨県富士川町)・富士川町のファンを増やす◯世の中・富士川町を事例に地域活性のやりかたをあらゆる地域へ応用していく◯弊社・ブランディングの実践研究ということを目的として行っています。本菱も桜オーナーもこれらの想いを土台に、動いており、まずはじめに2017年に本菱の復活があり、そしてそこと連動する形で、本文中でも解説しておりますが、桜オーナー制度があります。多くの皆さんに、富士山を見ながら、花見をする文化を味わってほしいと思います。




